@『ランダール…ラァァァァンダァァァル…』
ん、この声は…
「やっぱり。兄さんか。」
@『おはようランダル。早く朝ごはん食べなさい。』
「はぁーい」
昨日…わたしのガッカリした顔みてサトル笑ってたな…
なんでだろう。
『…。』
「ん?二ョン!」
私の声が聞こえた瞬間ビクッと跳ねて振り返ってくれた。面白いね。
『…はい』
「今日もロシア語教えてよ! 」
『あっ…いいですよ』
『じゃあ今日は…』
「あ、今日は愛してるとかそういう言葉が習いたいな!」
『わ、分かりました。』
なんでかニョンが顔を真っ赤にしてた。
彼の行動はよくわかんないね。
もしかして彼にも好きな人がいるのかなぁ?
ん〜…多分相手は兄さんでしょ。うん。
『えっと…愛してるはロシア語で、я тебя люблюって言います…』
『それとその…好きはロシア語でнравиться…です…』
あれ、ニョンが『Это так неловко…!(こんなの恥ずかしすぎる…!)』って言いながら照れてる。慣れてないのかな。
『あ、あと…死ぬほど愛してるは…』
◼『おい二ョン、お前何遊んで…』
『Я люблю тебя до смерти.』
◼『…は?何言ってんのかわかんねぇよ。 』
「ははっ、彼は君を死ぬほど愛してるんだって。良かったね〜?」
『あっ、えとその…これは…!』
◼『…お前ほんとむかつく 』
『あぁ…』
◼『…オレも好きだ。』
『картина! ложь!(え!うそ!)』
◼『だが勘違いするな。オレは家族として好きなんだ。』
『わ、私もです!(びっくりした…)』
◼『オレはご主人様しか愛してない。』
「その割には顔が真っ赤だね。」
◼『黙れクソガキ…。』
@『(また私の知らない所で仲良くなっている…羨ましい…)』
「ん、兄さん。」
◼『!ご主人様』
『ご主人様』
@『私を仲間外れにするなんて酷いよ』
◼『申し訳ございません』
『ごめんなさい…』
@『ま、いいけどね。ウフフ』
「そんなことよりもう寝ていいかな。眠い。」
@『もう寝るの?愛の力はすごいネ♡』
「へへっ、そうだね。」
『あ!ランダル!』
「サトル!」
『ふふふっ、なんだが今日は楽しそうだね。』
「今日はね、キャットマンにロシア語を習ってきたんだ〜」
『へぇ!例えば?』
「ん〜…忘れちゃった。」
『あはは、ランダルらしいね。』
「…サトル?どうかしたの?」
『ぼくたちの時間を邪魔するやつが来ちゃったみたい。』
☼『あぁクソ…なんだよこの夢…!』
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