サトル視点
めんどくさいなぁ…
なんでこんな時に限って邪魔者が来るんだろう
『待っててねランダル。始末してくるから。』
「やだ。わたしも行きたい。」
え…可愛い。可愛すぎる。
『もちろんいいよランダル!!ランダルはぼくが守ってあげるからね!』
「えへへ、かっこいいよサトルン! 」
はぁぁぁ…
ぼくが守らなきゃ。
ランダルを泣かせていいのはぼくだけなんだから。
☼『はぁ、なんでオレは高校にいるんだ…?』
『やぁ邪魔者くん。』
☼『えっ?!誰だお前!』
「あれ?セバスチャン?」
☼『うわっ…最悪…』
は?ランダルに会って最悪ってどういうこと?意味わかんない。
「あのねサトル、これがわたしのペットのセバスチャンだよ!」
☼『ペットじゃない!』
「じゃあなんなの?」
☼『お前らに監禁されてる平凡人だよ!!』
「ははっ、残念だけど君はもう人間じゃないよ!」
☼『黙れ!』
ランダルにそんな強い口調で話さないで。ぼくの可愛いランダルが汚い言葉を覚えたらどうしてくれるの?
「ちょっと口が悪いけど、可愛いでしょ?」
☼『やめろっ!抱きつくなっ!』
『ごめんランダル…』
「え?」
『ぼく…我慢できない。』
☼『うわぁっ!!』
『大丈夫ランダル…殺す…絶対殺すからね。』
☼『カッター持ったまんまこっち来んなぁァァ!』
『足が早いんだね。うざったいなぁ。』
☼『ヒェェェ! 』
「やめてサトル!」
『…ランダルはペットの方が大事なの?』
「ううん、サトルの方が大事。」
『じゃあ…』
「でもわたしはにこにこしてるサトルの方が好きだよ。」
『ラ、ランダル…!』
もうそんな言葉言われたら…抱きつきたくなっちゃうよ…!
「よしよしサトル、わたしのためにありがと」
『ううん、いいんだ!ぼくもちょっと熱くなりすぎちゃった!』
「心配しなくてもわたしはずっとサトルのそばにいるよ。」
『あぁ…ランダル…! 』
「サトル…!」
きゃっきゃっ
☼『えっ…オレ出オチじゃない…?』
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