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「いやーローレンさん抜かされたか〜。 」
「不破湊ってホスト始めて3ヶ月らしいよ 」
「やっば!住む世界違いすぎるだろ」
ローレンがお店に着く頃にはその話題で持ちきりだった。姫にはヒスられるわ、煽られるわで俺の持っているスマホは発光する板へと変化を遂げた。
新人ホストが3ヶ月足らずで1800万を売り上げた事実はローレンの神経ほぼ全てを注力するにも十分すぎる出来事だった。
姫「新人に抜かされるとかウケる」
姫「あたしがどんだけ詰んだと思ってんの」
姫は下ろしたシャンパンを片手にTwitterのタイムラインを遡る。
🗝「ミカが頑張ってくれてるのは俺が1番知ってる。」
🗝「先月はたまたま抜かされただけ。実力なら俺とミカの方がずっと勝ってるよ」
姫「それは同意ぃ〜」
姫「で、今月は?」
🗝「2000万」
姫「800万は出してあげれるけど…」
🗝「俺の事舐めてんの?」
姫「あはw」
姫「歌舞伎町の王子様まで上り詰めたローレンだもん!残りの1200万なんて余裕だよね❤︎」
姫「今日はもう帰るからシャンパンはヘルプにでも飲ませて」
姫「営業行ってらっしゃーい❤︎」
くるくると無造作に巻いた髪の毛をなびかせながら姫はホストクラブを後にした。
🗝「毎月どこからその金湧いて来るんだよ…」
🗝「フォロワーは2万人。歌舞伎町のマイナーな店でよく1800万も売り上げたな」
🗝「太客レアポケモンでも捕まえたか…」
🗝「顔は普通にイケメン。女性ウケが良さそうな性格。投稿はわざとらしさがない天然売り」
🗝「スペックは高いけど2000万も売り上げる程の魅力が俺には分からない」
ローレンは店の裏口でタバコを吸いながらぶつぶつと独り言をこぼしていた。
🗝「まぁでもこの顔とキザな営業ならガチ恋やってそうだし、投稿見る感じ色恋沙汰に巻き込まれて刺される典型的なホストにしか見えねぇなぁ…」
ローレンはタバコの吸い殻を落としながら無意識にネットストーカーを発動してしまっていた。