君ト、オ別レ。 第2話
(ガーナリックカップリング)(if)(死ネタ?)
「私、リックと会ったことが、あるの?」
涙でベッドが濡れるのが分かった。
「なんで…忘れてたんだろ、」
私はリックに連絡を入れた。既読が着くかなんて分からない。けど、どうしても会いたくて。
【リック、今から会えない?】
【さっきのが最後だ。もう会う暇なんかない。】
【お願い!】
【少しだけだぞ】
こうして、会うのが決まった。私はガッツポーズをし、鏡の方を振り返った。可愛い格好をしなくては。
「…ごめん、待った?」
私はドキドキしながら声をかける。
「全然待ってない。で、話ってなん、だ、、?」
リックが私を見て目を見開く。気付いてくれたのかな。あの日。あの最後の日に、私はこれとそっくりのお洋服を来ていた。だからこの服を選んだ。
「リック、私達、、また会えたんだねっ!!」
できる限り元気な声色で私はリックに飛び付いた。リックは驚いて、笑った。
「…忘れてただろ、」
「…忘れてないにゃ」
「で…返事は?」
「ちゃーんと振ったはずだにゃ。」
「分かってないのか?お前が前くれた花の花言葉はだな…」
「思いを告げる。でしょ?」
私がそう言うと、リックは顔を赤らめた。 私は少し目頭が熱くなるのを感じた。
________こうして、その日は別れた。
「…リックに会いたいにゃー、」
リック達アペルピシアが本拠地を変えてから1ヶ月。音沙汰なく、会ってもいない。いい加減寂しい、、。
【リックー、会えないかにゃー?】
【今は仕事中だ。連絡は後にしてくれ】
てな感じで冷たい、、。寂しいよー。だから私は、リックに内緒で会いに行くことにした。