青柳冬弥体調不良
少し長いです
地雷様サヨウナラ進級後
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冬弥視点
冬弥「彰人!」
神山高校の校庭を俺が歩いていると
前にいつものオレンジ色が見えた
我慢できず声をかけた
彰人「おっ、冬弥じゃねえか奇遇だな」
すぐに俺に気付いて笑顔を見せてくれる
冬弥「途中まで一緒に行かないか」
彰人「そーだな」
なにか最近のことを色々喋り、校内へと入る
クラスへ行く途中、司先輩にあった
どうやら俺達のことを探していたらしい
司「お前達、今日の昼休みの時間は空いているか?」
冬弥「昼休みですか?俺は大丈夫ですけど..」
彰人「…空いてます..」
渋々答える彰人
司先輩と会ってからはずっとこの調子になってしまった
司「そうか!ではできれば白石も連れて屋上に来てくれないか?」
冬弥「了解しました、..一体どうしたんですか?」
彰人はあまり沢山は喋りたくなさそうなので俺が大体答える
司「はーはっははは〜!それは屋上でのお楽しみだ!それではな!」
といい、司先輩は去って行ってしまった
彰人は司先輩の返しに、
彰人「ありゃ自分がうるさいってこと自覚してるのか?自覚してりゃあただのうるさいラジカセみたいだな..」
と言っていた
確かに司先輩は俺達じゃ出せないぐらいの大声をだすことができる人だ
だが彰人の言い方は司先輩の後輩としてちゃんと注意しておいた
彰人も承知の上だったようで少し申し訳無さそうにしていた…と思う
司先輩と別れて少したった後、
また彰人と話していたらあっという間に時間が過ぎ、予鈴がなった
彰人「もうそんな時間か..じゃあまたな冬弥」
冬弥「ああ、また」
その場で別れてそれぞれのクラスに向かう
それにしても司先輩が誘ってくれるとは
一体どのようなことなのだろうか
今から楽しみだ
そう考えながら朝のホームルームが始まった
昼休み(言い方あってる?)
冬弥「彰人はいるか?」
クラスのドアを開けながら声をかける
進級してからもいつも当然のようにクラスには来てるから別に驚いているものはいない
彰人「ん、杏もいるぜ」
すぐに来てくれて既に白石も連れてきていた
杏「うん!彰人からはなしも聞いてるよ!」
彰人の隣からひょこっと白石が顔を出した
彰人「どーせだし一緒に飯食べようと思ってるんだけど、冬弥もいいか?」
冬弥「ああ、一緒に食べよう」
皆で一緒に屋上まで行きそこで昼ご飯を食べることになった
ということで一緒に屋上に行っている
杏「にしても、あの変人ワンの人がなにか誘ってくるとわね〜」
彰人「そうだな、少し嫌の予感もするけどな」
杏「やっぱり..?ちょっと嫌な予感もするよねぇ〜」
冬弥「そうなのか..?嫌な予感..するのか?」
嫌の予感..するのだろうか?
司先輩の持ってきた話だから信用はしているのだが..
彰人「..いいか冬弥、司センパイはショーバカなんだ、もう一度言うぞショーバカなんだ」
冬弥「なぜそんな馬鹿を強調するんだ彰人、司先輩は彰人よりは頭いいぞ?」
彰人「..違う..そういうわけじゃない、あと一応センパイだからな」
冬弥「”一応”..?」
彰人「…..、センパイ、です..」
杏「ぷっ、あははっ!彰人が冬弥に怒られてる〜」
彰人「おい..」
そんなことを話しているうちに屋上に着いた
屋上のドアを開けようとした所、聞き覚えのある声が屋上から聞こえてきた
「おい!類!やめろっ!やめてくれっ!こんなに高くしてどうするつもりだ!」
「フフフ、でも司くん身長高くなりたいのだろう?」
「そうだがそれとこれは違う!やめろっ!これじゃ俺は3m級の大男になってしまう!」
屋上から聞こえてきた声はどっからどう聞いても
変人ワンツーの司先輩と..神代先輩の声だった
彰人「…よし帰るか」
杏「そうだねお昼は中庭で食べよっか」
冬弥「ちょっとまて約束はどうする気だ?」
彰人「んなん知らねえよ、..変人ワンツー揃ってる時点で俺達最悪…死ぬぞ」
杏「死ぬは大げさすぎるけど半殺しぐらいまではされるかも..」
冬弥「..なぜふたりともそんなに先輩方への信用が低いんだ..?」
彰人「信用されないことずっとしてるからだよ!」
なぜ..まあわからないこともないが..
その時、階段の方からカタンと音がした
彰人「なんだ?」
みんな揃ってそちら側を見ると..草薙が踊り場で立ち尽くしていた
寧々「みんな揃ってなんでここに….」
草薙は少し後ずさりながら少し絶望したような顔でそういった
草薙は一年のときクラスが一緒だったからわかるのだが、
どうやら陰キャのような存在なようだ
だから人酔いしやすいのではないか、というのが
メイコさんの出した答えだ
実は草薙と初めて話したぐらいに草薙が少し疲れたような顔をしてるからメイコさんに相談したのだ
まあ少し話すぶんには大丈夫だと思うと言っていたから大丈夫だろう
多分誰もいなさそうな屋上に人酔いしたからきたか、
司先輩がたと一緒にショーをやってるくらいだから久し振りに一緒にご飯を食べに来たぐらいだろう
寧々「…あの、みんなもしかして司に呼ばれて..」
草薙が自信なさそうな声でつぶやくように言う
杏「えっ?草薙さんもそうなの?私達司センパイに呼ばれてきたんだよ」
寧々「ヒュッ..嘘、でしょ..」
顔色を悪くさせ今にも帰りそうなぐらいに後ずさる
冬弥「..何があったかはよくわからないが彰人も白石も草薙もとりあえず屋上に行くぞ」
これが一番手っ取り早い
少し嫌そうにしていた彰人はパーカーの帽子の部分を掴み白石は眼力で強制的に屋上に連れ込む
草薙は少しためらいながらもしっかり自分からついてきていた
今の間彼女の心のなかでは何か決闘をしていたのだろう
さっきより顔色が戻っていた
屋上に入ると渋々厚底ブーツ?のようなものの高さを低くする神代先輩と
安心したような危なかった、とでもいいそうな顔で大の字で倒れていた
杏「こら!神代先輩!変なもの学校に持ち込まないでって言ってるでしょう!」
類「白石くん?それに東雲くんと青柳くんも、久しぶりだねぇ」
へにょっとした顔で微笑み、白石含め俺達に手をふる
司「おお、やっと来たか..すまないこの偏食家が変な事し始めるもんでな」
疲れた顔で起き上がり、なんとか笑顔..ではないが笑顔になっているつもりだろう
寧々「要件って何、それに青柳くんたちまで呼んで..」
草薙が司先輩に本題に入るよう促す
司「ああ、まあ俺というよりえむが関係してるんだがな」
杏「えむ?確か彰人達が一緒にゲーセンで遊んだ鳳家のお嬢様の子..だっけ?」
類「そうだよ♪その時に寧々もいたらしいねぇ、寧々友達が増えて嬉しいよ」
寧々「ちょっと、いつのこといってんの?流石に1人2人ぐらいはいるよ..」
類「おや、そうかい?ふふ、寧々の学校生活が充実してなによりだよ」
寧々「ちょっと..」
司「まあ、そこの幼馴染み組は置いといてだな」
いよいよ本題に入るようだ
一体なにが?
司「お前ら、キャンプに興味はないか?」
はい遅れて申し訳ない
あと今回3話構成になりますわ..
コメントしてくれる方々がたくさんいてくれて本当に嬉しいです!
できるだけ早く更新できるよう心がけるので末永く待っていただけると嬉しいです
ではまたお会いしましょう
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