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「いってらっしゃーい」

両手を挙げ、手を振る。親を見送ると、つめたい秋風が火照った体を冷やした。

家に戻る、いつもの日常がまた始まると思っていた。


数時間後…大きな音と共に人間が消えた。


耳に突き刺さるような、大きな音が外から響く。外に出ると、眩しい太陽の光に目を細めた。

「あっ」

異常な光景が、視界を占める。

リビングがあったところに、黒い軽自動車が突き刺さっていた。

風によって運ばれた、崩れた壁の砂が目に入り痛い。

………おかしい。人がいない。車の運転手も、事故を見に来る野次馬も、誰もいない。そういえば、音も聞こえない。車の音も人の声も。

少し怖くなり、向かいの店に入る。

「あの?誰かいらっしゃいますか?」

返事はない。店に鍵は掛かっていないし、レジは空いたまま。まるで、突然人が消えたような。

「どうして、誰か」

焦りながら、外に出る。道路では、そこらかしこで事故。なぜ、気づかなかったのか。目の前が、滲んでわからない。家族や、友達は?

「Hey、you,そこの君!」

外国人の発音の違う日本語が聞こえた。

振り返ると、アニメのような金髪に青い目の青年が立っていた。

短髪なのが、もったいないほどサラサラで綺麗な髪。

良かった、人がいた。

「君がこの国の守護神の化身だね!」

……は?守護神の化身??何言って…

「おや、アメリカくんが見つけたみたいです。」

彼のヘッドフォンから、声が聞こえた。アメリカ??名前?いや、落ち着いてアメリカは国。

「でも、いきなり守護神の化身はないと思う。わからないけ聞く前のアメリカくんと同じ顔をしてると思う。」 

呆れたような、哀れを含んだ声が聞こえる。 

「うるさいよーShut Up」 

少し不機嫌になったアメリカさん?は、顔をしかめる。イケメンはどんな顔をしてもイケメンらしい。

「でも、そうだね。説明しなくちゃ」

こっち向き、ニッコリ笑う。

今までに、焦って怖がって悲しんでいたのが嘘みたいに落ち着く。

「まあ、まずはみんなに会ってもらおう!」 

私の手を掴み引っ張る。


彼の背中が心強いと感じたのは 出会ったこの頃からだったらしい。



ありがとうございました。初めて描いたのでおかしなところがあると思います。主人公の性別は、どちらにしようか悩んでいます。よかったら、どちらがいいか教えてください。

あの日の思い出と共に

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