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“彼との出会いは最悪だった…”《私はエメラ・スカーレット。女の子だけど、双子の兄と両親のせいで双子の弟と偽り、男装して学園生活を送っている。彼と出会ったのは、何回目かの植物園に行った時…》

〜植物園〜

エメラ「よし、今日も人がいない」(レオナの尻尾を踏んだ)

レオナ「いって!」

エメラ「え?」(なんか踏んだような…)

エメラはレオナの方を振り返った

レオナ「チッ、何回目だ。たく、人の尻尾を踏みやがって。昼寝の気分が台無しだ」

エメラ「ご、ごめんなさい!」(え⁈人がいたの⁈しかもサバナクローのベスト!絶対会いたくない寮生〜!)

レオナ「あぁ?」(エメラと目が合った)

エメラ「!(目を閉じた)さ、先程尻尾を踏んでしまってごめんなさい。で、出来る限りの事は償いますので、命だけは…」(震えてる)

レオナ「…お前、いつもここに来てる奴か?」

エメラ「え、あ、はい。…どうしてその事をご存知で?」

レオナ「俺が昼寝してる時に最近歌声が聞こえたからなぁ。んで、お前の声を聞いて分かった」

エメラ「!」(嘘⁈あまり聞かれたくないと思ってここに来たのにまさかいつもいたなんて〜💦)

レオナ「…なぁ」

エメラ「は、はい!」

レオナ「名前は?」

エメラ「え?あ、1年、ハーツラビュル寮所属、エメラ・スカーレットです」

レオナ「…なるほどな。俺はレオナ・キングスカラーだ」

エメラ「え⁈てことは…3年生の先輩の上にサバナクローの寮長⁈」

レオナ「ああ」

エメラ(え、え⁈嘘でしょ⁈まさかの寮長の尻尾を踏むなんて、あ〜、どうしよう〜💦)

レオナ「…お前、出来る限りの事は償うって言ったな?」

エメラ「え?あ、はい。命だけは助かりたかったので」

レオナ「んじゃ、お願いしようか」

エメラ「え?」(な、何をする気〜⁈)

何故かエメラはレオナに膝枕をしてあげた

エメラ「えっと、どういう状況でしょうか?」

レオナ「言ったろ。俺の枕になって歌を聞かせろって」

エメラ「でも、私下手ですよ?」

レオナ「いいのか?ここで歌ってる事、言いふらされても」

エメラ「!っ〜、わ、分かりました。〜♪」(歌を歌い始めた)

レオナ(…落ち、着く)「…お前の歌声、いいな。落ち着、く…ぐー…」(寝た)

エメラ「え…?」(寝た…。えっと、どうしよう…)

ー数分後ー

ラギー「レオナさん、どこッスか?レオナさ〜ん(エメラとレオナを見つけた)あ、いた!って、君、誰ッスか?」

エメラ「え、あ、1年の者です!ハーツラビュル寮生で名前はエメラ・スカーレットと言います!」

ラギー「そうッスか。俺はラギー・ブッチッス。よろしく」

エメラ「よろしくお願いします、ラギー先輩」

ラギー「んで、なんでレオナさんに膝枕してるんスか?」

エメラ「実は…」(説明した)

ラギー「なるほどッス」

エメラ「一応自業自得です…」

ラギー「でも、レオナさんで良かったッスね、君」

エメラ「え?」

ラギー「だって、他の人なら何されるか分からないッスよ?レオナさんが優しいおかげで君はその膝枕と子守唄で済んだんッスから」

エメラ「あ…」(確かに…)

レオナ「おい、ラギー。余計な事を言うな」(起きた)

ラギー「俺はそう思っただけッスよ。ほら、授業行きますよ」

レオナ「チッ、はいはい。あ、お前」

エメラ「え、あ、はい!」

レオナ「…昼休みか放課後、また来い。分かったな?」

エメラ「は、はい」

レオナとラギーは先に行った

エメラ「…実は優しい人、かも?」

《この時から私はレオナ先輩と接点が多くなった。そして、しばらくして彼の過去を知った。それはマジフト大会、レオナ先輩がオーバーブロットした日の事だ》

〜サバナクロー寮 マジフト場〜

レオナ「努力しても絶対報われない。その苦痛が、絶望がお前達に分かるか!!」

エメラ「ッ…」(あ、分かる…。レオナ先輩の気持ち。きっと彼も苦しんでいた。生まれた順序とか実力とかで。なら…尚更向き合って話したい。同じ気持ちを持ってる者同士だからこそ…!)

《レオナ先輩は皆の協力により、無事助ける事が出来た。そして、私がレオナ先輩と話したのはその日の1週間後だった》

〜植物園〜

レオナ「…来たか、エメラ」(平野みたいな所に座っていた)

エメラ「…今日は話したい事があります」

レオナ「…分かった」

エメラ「…スゥ〜、ハァ〜(深呼吸)レオナ先輩の悩みについてです」

レオナ「悩み?俺は悩みなんて、」

エメラ「お兄さんの事ですよね?」

レオナ「ッ!」

エメラ(隣に座った)「私は掘り下げる気はありません。ただ、貴方の理解者になりたいんです」

レオナ「理解者?」

エメラ「まず信じられないかもしれませんが、私は女なんです」

レオナ「それは知ってた」

エメラ「え?い、いつから」

レオナ「初めて出会った時から。サバナクローの奴らほとんどは知ってると思うぞ。鼻がいい奴らは雌の匂いが分かるからな」

エメラ「え、嘘⁈てことはサバナクロー寮生はほぼ知ってる感じなの…?」(戸惑ってる)

レオナ「んで、お前が女である事と何が関係がある?」

エメラ「…似てるんです。私の過去とレオナ先輩の過去が。…少し私の昔話、聞いてくれます?」

レオナ「…分かった」

《私は話した。双子の妹として生まれたから良いところは全部兄に取られて私は残りカスみたいだと言われた事。どれだけ勉強や魔法で良い成績を取っても誰も褒めてくれなかった事。私は双子の兄と両親の無茶苦茶な都合で無理矢理男として男装されてこの学園に入学した事を…》

エメラ「これが全てです。なんとなくレオナ先輩と似てるでしょ?」

レオナ「まぁ、確かにそうだな」

エメラ「だから、あの時、思ったんです。レオナ先輩と私はなんか似てるって」

レオナ「それで同じような気持ちを持ってる者同士でいいんじゃないかって話か。は!余計なことを。それに俺はお前に何も、」

エメラ「認めてくれた!(レオナの言いかけた言葉を言葉で塞いだ)貴方は私を、私の歌を認めてくれた。誰にも、家族にも認めてくれなかった。なので、今度は私の番です。私にとって1番の方を、貴方を支えたいです!」

レオナ「ッ…」

《こんな事したってレオナ先輩は王様になれないのは分かってる。けど、私はレオナ先輩を尊敬してる。だからこそ、レオナ先輩には王様に囚われないで世界を見て欲しい。難しいかもしれないけど…》

レオナ「…」(エメラの頭をわしゃわしゃした)

エメラ「わ⁈レ、レオナ先輩?」

レオナ「…ありがとな」

エメラ「!…いえ。あ!ウィッグずれちゃった〜」(ウィッグがずれて本来の髪になった)

レオナ「それがお前の本来の姿か」

エメラ「あ、はい。双子の兄により似せる為と髪が長いと女ってバレるので、一応変装を…」

レオナ「…貸せ」

エメラ「え?」

レオナ「ウィッグ」

エメラ「え、あ、はい」(ウィッグを渡した)

レオナはエメラからウィッグを受け取り、エメラにウィッグを被せて元通りにした

エメラ「あ、ありがとうございます」

レオナ(エメラの頭を撫でた)「いつでも俺が直してやる。俺の前では素でいて良い。俺もお前の前では素でいる」

エメラ「は、はい」

レオナ「しっかし、勿体ねぇな。せっかく綺麗な髪なのに」

エメラ「え?」

レオナ「だってそうだろう?綺麗な紅色の髪、まるでルビーみたいで」

エメラ「!そ、そんな事言われたの初めてです…///」(少し目線を逸らした)

《あんなの狡かった。彼は何食わない顔で優しく微笑み、誉めてくれた。私はきっとこの時に狡くて優しい王子様に恋をしたのかもしれない。けど…》

〜廊下〜

レオナ「お、エメラ。今日もよろしくな」

エメラ「はい。レオナ先輩」

《私は言えない、この気持ちを。彼は夕焼けの草原の第二王子。それに彼を縛る権利は私にはない。だから、このままレオナ先輩の理解者として良い人を演じる。彼との出会いに後悔してない。だって…》


“彼との出会いは最悪のようで、恋のきっかけの始まりだったから”



〜to be conteneu〜


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