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数ヶ月後
いつものように公園でサッカーしていた。すると、いきなり1人の男が近づいてきた。
?『お前ら』
💙『誰だ』
💜『あなたは……ノエル・ノア!?』
世一『え、ノア様!?』
そう、俺はノエル・ノア様が大好きだ。彼のサッカーが。
世一『ノア様ッ!俺ノア様の大ファンで…!✨️』
💙💜(⸝⸝⸝⩌⤚⩌⸝⸝⸝ᩚ)
世一(2人ともぷくってしてる……かわいい)
ノア『そうか……ところでお前ら、俺と1on1で勝負しねぇか?』
世一『え、でも俺ら初心者ですし…』
💙『のった』
💜『僕もです』
世一『いやなんで!?』
💙『こいつ倒せば俺らも有名になれるかもだろ?俺は有名になって俺の事捨てたクソ親を見返してやるんだ』
💜『僕も……ノアを倒して最強の魔法使いになりたいですッ!』
世一『2人とも……じゃあ俺もやろうかな』
ノア『そうか……ならまずは青髪からだ』
💙『やってやらぁ!』
試合後
💙(・:゚д゚::)ハァハァ
ノア『こんなものか…』
💙( *´˘`*ꐦ)
ノア『お前はもう休め、次は魔法使い志望のお前だ』
💜『望むところです!』
試合後
💜(・:゚д゚::)ハァハァ
ノア『青髪の方が速いが魔術師の方はテクニックがあるな……最後はお前だ、俺のファン』
世一『は、はい!』
試合後
ノア『何故だ、なぜ俺が負ける……こんなガキに……』
💙『世一を舐め腐った罰だな!』
💜『そうです!世一は僕たちの中でいちばん上手いですから!』
ノア『……なぁお前ら、俺のチームに来い』
3人『!!』
世一『俺なんかが、?』
ノア『俺なんかと言うがお前の実力を買ってこういう提案をしている。現にお前は俺に勝っただろ?』
世一『そうですけど…』
ノア『お前には伸びしろがある。俺に勝ったのはマグレかもしれんが確実にお前なら誰よりも強い”ストライカー”になれる。期待しているぞ。』
世一『ノア様ッ!おれ行きます!あなたのチームに!』
ノア『わかった』
こうして俺たちはノア様のチーム”バスタード・ミュンヘン”に育成選手として入団した。両親に報告したら驚かれた。世界でも最年少での入団らしい。俺は自覚がないけど。
数ヶ月後
世一『これでどうですか、?』
ノア『あぁ、随分と動きが良くなっている。大したものだ。』
世一『ありがとうございます!』
ノア『なぁ…』
世一『なんですか?』
ノア『お前はどうしてサッカーをしている』
世一『俺は……』
考えたこともなかった。俺はもともと2人と出会わなければサッカーをしていなかったかもしれない。2人といる時間が楽しくて、2人ともっと一緒にいたくてサッカーをしていた。
世一『俺は……』
でも、明確に心の中に感じている”想い”はある。
世一『2人を守るためです』
ノア『守る、?』
世一『はい。俺がサッカーを始めたきっかけは2人と出会ったからでした。2人は俺より家庭環境が悪くて、それでも希望を捨てないで生きていました。そんな2人を傷つけるやつを俺は許せないんです。そんなやつ俺が』
世一『サッカーで殺してやる』ニヤッ
ノア(∩´﹏`∩)ゾク…
ノア『わ、わかった……お前の中の”怪物”がそう言ってるんだな』
世一『怪物……そうかもしれません!』ニコッ
ノア『ッ、(///)』
ノア(こいつは………俺が思っていたよりも強く残酷なのかもしれない……こいつを拾って良かった)
さらに数ヶ月後
俺はもうすぐ日本で言う高校生くらいの年齢になる。突然親に日本に帰ると報告された。このことをまだミヒャくんとアレクには言ってない。今から言わなきゃ。
世一『ね、ねぇミヒャくん』
💙『なんだ、?』
世一『俺、……日本に帰らなきゃならないんだ』
💙『………は?』
世一『ごめん……ノア様にも説明したらミヒャくんはチームの寮に入れることになってるから』
💙『ちょっと待て…俺の意見は尊重してくれねぇのか?』
世一『……ミヒャくんはどうしたい?』
💙『そりゃ一緒に行きてぇよ…でも』
💙『ここで築き上げた権力を捨てたくねぇ……』
世一『ミヒャくんごめん……でも俺、ミヒャくんを守れるようにもっともっと強くなって会いに来るから!』
💙『あぁ……俺も強くなる。いくらでも待ってやる。俺の太陽』
世一『うん………これ』
💙『なんだ?これ』
世一『日本で言う御守りってやつ。これがミヒャくんを守ってくれるから。何かあったらこれを俺だと思って大事にして欲しい。』
💙『!!』
💙『クソ大事にする!』
世一『じゃあ、ミヒャくん……またね!』ニコッ
💙『あぁ』
💙『………置いてくなよクソ世一』
チームの寮
世一『アレク』
💜『世一!どうしたんですか?』
世一『実はな…俺日本に帰らなきゃならないんだ』
💜『………嘘ですよね、?』
世一『嘘じゃない……ごめん急で』
💜『嘘だ嘘だ嘘だ……僕の神様がいなくなるなんて……』
世一『アレク』
💜『……』
世一『遠くにいても、会えなくても……絶対に俺は強くなってアレクを守るから!』
💜『!!』
💜『絶対ですよ!絶対ですからね!』
世一『うん!それとこれ』
💜『これは……御守りというものですか?』
世一『そう、離れてる間はこれを俺だと思って大事にして欲しい』
💜『当たり前です!』
世一『……じゃあ、またね!』ニコッ
💜『絶対に帰ってきてくださいね!』
世一『うん!』
💜『……置いていかないでくださいよ』
___ミヒャ目線・数日後
あれから俺は荒れに荒れた。世一が居なくなってから心が埋まらない。寂しい気持ちと不安な気持ちが押し寄せてチームメイトにもきつく当たっちまう。プレーも前より自分勝手になった。それは自分でもわかってる。けど……世一が居ないと俺は……正気ではいれねぇみたいだ。
___アレク目線・数日後
僕の心にはぽっかりと穴が空いてしまいました。世一がいなくなってから。この頃何事に対してもやる気が起きません。あれほど強気だったカイザーも今はまるで飼い主が居なくなった犬のようになってしまった。いや、傍から見たら僕もそうですね……この悲しさを分かり合えるのはカイザーしかいません。世一が戻るまでは……カイザーに依存します。
日本・一灘高校
今日からここ”一灘高校”に通うことになった。久しぶりの日本はなんだか変わってしまっていた。小さい頃の話だからあまり覚えてはいないが、昔よりも栄えているように思える。昔よく遊んでた公園も、今はコンビニが建ってる。なんかつまんないなぁ。日本に来たとはいえまだドイツの景色が頭から離れない。ミヒャくんとアレク、元気にしてるかなぁ…
「潔、部活何にするんだ?」
世一「部活、かぁ……そっか、部活あるんだよねぇ……何にしようかなぁ」
「決まってねぇならサッカー部入ろうぜ!お前サッカー好きなんだろ?」
世一「うん……そうだけど」
日本でサッカーしても意味あるのかな?ノア様のチームみたいに強い訳でもないし。ただの部活ってイメージ。強くなったって世界がある訳じゃない。俺はもっと強くなってミヒャくんとアレクを守らなきゃいけないのに。
世一「入ろうかな」
「まじか!サンキュー!」
世一「うん」
「てか、それタトゥーか?」
世一「あ、これ?そう。俺の大切な人とお揃いで入れたんだ」
「すげぇな!じゃあその髪の色は?」
世一「これも俺の大切な人とお揃い」
「まじか!潔人気者じゃんかよ!」
世一「そう?」
「そうだよ!いいなぁ俺も彼女欲しい!」
世一「彼女、?」
「え、彼女じゃねぇのか?」
世一「違うけど」
「え、どういう、?」
世一「2人は……」
考えたこともなかった。俺にとって2人はどんな存在なんだ?絶対に守りたい。いや、一生かけても守るって誓った。
世一「一生かけても守りたい人、かな」
「ひぇーかっちょいー!でも潔が一生かけても守りたいヤツってどんなやつなんだ?」
世一「この2人」
俺は写真を見せた。
「え、男……?」
世一「え、うん…2人は家庭環境が悪くてな」
「そう、なのか……すまん悪いこと聞いた」
世一「何が、?」
「いや、潔ってその…男が好きなのか?」
世一「何言ってんだ?」
「え、?」
世一「俺はこの2人に対して恋愛感情はない。一生かけて守りたいとは言ったけど好きな訳じゃない」
「そうなのか、?」
世一「うん……ただ、2人に危害を加えるやつをサッカーで殺すだけだ」ニコッ
「は、、?」
世一「俺なんかおかしなこと言ったか?」ニコッ
「え、いや……」
「つーかさ……この2人ってもしかして」
「ミヒャエル・カイザーとアレクシス・ネス?」
世一「そうだけど」
「はぁぁぁぁ!?!?」
「その2人っつったら!新世代世界11傑の1人と魔術師で有名なバスミュンの心臓だろ!なんでそいつと潔が知り合いなんだ!?」
世一「だって俺、育ちドイツだし。その2人救ったの俺だし。」
「は、、、?」
世一「2人と一緒によくサッカーしてたんだ。2人とも俺の親友」
「まじかよ………すげぇなお前…」
世一「そう?」
「え、じゃあさ、お前もサッカークソうめぇの?」
世一「わかんないけど……多分そうなんじゃない?」
「まじかよ!すげぇ戦力になるじゃん!」
世一「ま、まぁ……頑張る」
「なんだよそれ笑笑」
数ヶ月後
やっぱり日本のサッカーは期待してたよりも緩い。特にここだけなのかもしれないけど、とにかくチームプレーが命で、1人が目立っては行けないらしい。いかにも日本人らしい考えだ。バカバカしい。俺が実力を出すまでもないと思った。
「潔ってほんとにあの2人の親友なのか?」
世一「なんで?」
「だって潔」
「そんなサッカー上手くねぇじゃん」
世一「………そっか」
つくづく日本のサッカーにはうんざりだ。俺が目立たないようにお前にパスを出してるのをお前は気づかない。気づかないどころかこんな発言まで平気でできる。呆れる。
世一「俺、やる気なくなってきた。帰るわ」
「え、ちょ潔!言い過ぎたって!ごめん!」
世一「………」
そんなこと平気で言えるお前を俺はもう友達とは思わねぇよ。
よっちゃん高二
母「よっちゃん!あなた宛に手紙が届いてるわ!」
世一「呼び方……で、何これ」
母「なんか、日本フットボール協会?からよ!推薦かしら?」
世一「へぇ……」
読んだ。
世一「青い監獄、か……」
日本のサッカーにもまだ希望はあるみたいだな。
世一「母さん、俺これ行ってみようと思う」
母「ほんと!良かったわ!」
世一「うん」
数ヶ月後
世一「ここが……」
?「あれ、君は……」
世一「うーんと、誰だっけ……」
?「この前試合したばかりでしょ!県大会で!覚えてない?」
世一「うーん……俺あまり日本のサッカー興味無いしなぁ……なんだっけ、確かき、なんちゃらくん?」
?「そうだよ!吉良涼介!」
世一「へぇ、そっか。吉良くんもここに呼ばれたの?」
吉良「うん。キミも選ばれたんだね……まぁお互い頑張ろうよ」ニコッ
世一「うん…そうだね」
✨️ 吉良「よろしく、潔くん!」
世一「……うん」
会場
なんだここ。みんな俺と同じくらいっぽいけど……。
吉良「なんか見た事あるやついるな……つーかここ、全員FW?」
?「おめでとう才能の原石たちよ 」
世一「??」
?「お前らは俺の独断と偏見で選ばれた優秀な18歳以下のストライカー300名です。そして俺は絵心 甚八」
絵心「日本をW杯優勝させるために雇われた人間だ。」
世一「ふーん……何となく意図はわかった……」
吉良「え、潔くん?」
絵心「今の日本に必要なもの。それは」
絵心「革命的なストライカーの誕生です」
絵心「俺はこの300人の中から世界一のストライカーを創る実験をする。そのための施設がこの」
絵心「ブルーロックだ」
絵心「お前らは今日からここで共同生活をし、俺が考えた特殊なトレーニングをこなしてもらう。家には帰れないし今までのサッカー生活とも決別してもらう。でも断言する。ここでのサバイバルを勝ち抜き最後に残った1人は世界一のストライカーになれる。説明は以上。よろしく」
そうそう……こんなのを求めてた。日本のサッカーはぬるすぎたんだ。これくらいがちょうどいい。
世一「へぇ……面白いもの創るじゃん、絵心サン」
絵心「あいつは………」
吉良「こんなの間違ってる、!」
世一(´Д`)ハァ…
世一((((( *˙˙)トコトコ…
「は、あいつ行ったぞ……」
吉良「潔くん……」
世一「だってさ、考えてみてよ。今あいつにパスするより俺がゴール決めたらって思うこと、今まで何回あった?それが決まってたらもしかしたら勝ってたかもしれない。俺はその悔しさを知ってる。それに、世界じゃそんなんは通用しない。ノア様だってこう言ってた。味方にアシストして1-0で勝つより俺がハットトリック決めて3-4で負ける方が気持ちいいって。この意味わかる?」
吉良「それは……てかそもそもなんで潔くんがそれを……?」
世一「……そんなのは置いといてさ、もう悔しい思いしたくないから。もっともっと強くなって今までミヒャくんとアレクをバカにしたやつ、傷つけたやつをを俺がサッカーで殺してやる。だから俺は行く。」
吉良「潔くん……そこまで言うなら俺も……」
「俺も行くぞ!」
絵心「……300名全員参加、と。」
絵心「いい働きをしてくれた、潔世一……もとい、ヨイチ・イサギ」
アンリ「彼、何者なんですか?」
絵心「あいつはここにいる誰よりも強いストライカーだ」
アンリ「彼がですか?」
絵心「あぁ。時期にアンリちゃんもわかるよ」
ブルーロック
世一「ここがブルーロック…… 」
アンリ「潔世一くん」
世一「はい……」
アンリ「潔くんは後で絵心さんの部屋へお願いします」
世一「あ、はい…」
世一(なんかやらかしたかな……?)
絵心の部屋
世一「……失礼します」
絵心「あぁ、来たか潔世一……いや、ヨイチ・イサギ」
世一「俺のこと知ってるんですか?」
絵心「知ってるも何も」
絵心「ノエル・ノアとは昔からの宿敵だからな」
世一「そう、ですか…」
絵心「ところでイサギ。お前は日本のサッカーを目の当たりにしてどう思った?」
世一「うーん……なんというか、温い?」
絵心「そうだな。お前がやってきたサッカー環境からいえばぬるま湯同然だな」
世一「つまり俺にどうしろと?」
絵心「話が早くて助かる。お前には弱いチームを叩き上げて欲しい」
世一「つまり俺はスパイのようなことをすればいいのですか?」
絵心「まぁ、そうだな。安心しろ、お前の大好きなドイツの奴らも時期に呼んでやる」
世一「!!!」
絵心「それまでは俺の犬だと思って我慢するんだな」
世一「俺は別に……”楽しく“サッカーが出来ればそれでいい」
絵心「つくづくお前は俺の期待に答えてくれるな、潔世一」
世一「別にあなたの期待に答えてるつもりはありません。俺はサッカーで敵を殺すまでです」
絵心「そうか。まぁいい。話はそれだけだ。戻れ」
世一『はい』
絵心「俺のエゴイスト…」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今回はここまでー
次はブルロ内のあれこれを描きまーす☆
ほいじゃあね!