テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
終り ↬ usky
ky ↬ 「 」 rt ↬ 〈 〉
us登場無し❌
┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄
最後に、”ありがとう”とか、”ごめんね”とか…言えばよかったかな…まぁ、アイツははそんなの望まないだろう、
「はぁ、未練タラタラ男すぎて気持ちわりぃわ…」
初めての恋人…は、アイツだった。初めて手を繋いだのも、そうだったな…(笑
前までは隣にいて…俺の瞳の中も、心の中も…アイツだけだったんだ。
「一途ってもんは、辛いもんなんだな」
「ハハッ、くそ…」
生意気なことを言っていると思うだろう…俺だってそう思う。自分が重くなってしまったのが、悪いんだ…彼を振り回してしまったのが。俺が…悪いんだ。目頭に涙を貯め、堪えながらも弱音を心の中で吐く。誰にも聞かれないよう、俺だけが聞こえるように。
「……いっそ、居なくなっちまえよ…」
それからはというものの、手紙を書く手が止まらなくなった。何度も同じ事を繰り返し書いて、こんなのじゃきっと読んでくれないとゴミ箱へ捨て…そんな日々が続いた。実況だって、撮ろうと思っても…撮ってる間でも…頭に浮かんできて、どうしようもなくて…一旦、休止をとることにした。一方アイツはいつも通り実況を上げている。悩んでいるのは俺だけなのだろう、そう思ってしまうともっと苦しくなる。まるで、自分の首を縛るように…締めるように…
「はぁ、っ……」
「あ”~…も~、どうすりゃいいってんだよ」
悩みに悩み暮れていた時、スマホの通知が鳴った。
「……レトさん、」
〈キヨくん、最近大丈夫?〉
〈今度サシとかで食べに行かん?〉
……息抜き程度に思えばいいだろうか、最近ちゃんと動画投稿できていないせいで遂にレトさんから心配のメールが入ってしまった。これはきっと行った方がいいのだろう。そこで…全てを明かせば、レトさんは受け止めてくれるだろうか。…きっとレトさんなら、話くらいは聞いてくれる。
「うん、いいよ」
「いつ行く?」
少し時間を空けて返信をする。時間を空けてしまったせいで既読は付かない。
「は~……やりてぇゲームとか、あんのに」
いっそ誰かと2人実況をするのだってありなのかもしれない。でも、足を引っ張ってしまえば?相手は気にして動画どころじゃなくなるかもしれない。……こんな、恋愛だけで悩むなんて、バカらしい…
〈やっっと来た〉
「…ごめんって(笑」
〈…ま、入ろか〉
「うん」
きっともう、俺の言動でレトさんは気付いたのだろう。それに…俺らが別れたことだって、知っているんだから。
〈はい、水〉
「ありがと」
〈やっぱ元気ないんやね〉
「……まぁ、うん」
〈キヨくんがこんな恋愛だけで悩むやつやと思っとらんかったわ〉
「うるさいな~…」
〈ごめんて、(笑〉
そこを指摘されるとグッと心に刺さる。レトさんにはバレバレなんだ。
「……復縁したい、って…バカかな」
〈なわけないやん〉
「……えっ、?」
即答で返された言葉に俺は戸惑う。こんなこと、自分勝手で…アホらしいと思っていたのだから。
〈んなもんでずぅーっと悩んどったんか?〉
「……まぁ、うん」
〈言っとくけどな、恋愛ってもんはそういうもんやで〉
「…そ、う」
〈それだけキヨくんが一途なんや〉
「一途なんて、報われないじゃん」
〈まぁ、そう思う人もおるやろうけど…簡単に言ったらそいつに依存しとるだけやん〉
「……ぁ」
〈他の人の中身を知らんからあの人が良かったな、って引きずるねん〉
「……確か、に」
そんな事、考えたこともなかった。俺の日常にはアイツがずっといてくれたから、そう思ってしまっていたのだろうか。
〈そんな落ち込むことないで〉
「でも、」
〈”今すぐ次の恋愛に行け”なんて言わん。でも、自分にとって後悔せんようにな〉
「……うん」
レトさんは少し酔っているようでこちらに笑いかけてくる。真剣な話してるつもりなんだけどな、
「ありがと、レトさん」
〈ええよ、キヨくんこそ頑張りどこやで〉
「そうだね、連絡してみるよ」
〈それより今度撮るやろ?そん時に話したらええねん〉
「でも…聞かれる、」
〈早めに出とくから〉
「…うん、ありがと」
〈今のうちに元気出しとけよ〉
「…わかってるって」
それから少しレトさんがお酒を飲み、程よい酔いくらいになった頃だろうか。フラフラになりながらも帰っていくレトさんを見送った。
「…依存、か…確かにしてたんだろうな…」
はぁ、と溜息をつきながらもレトさんの言葉を思い返す。レトさんが言うことはほぼ正解だろう。ずっと、考えたくなくても考えてしまっていた自分が悪いのだから。
「今月は、ゲーム配信すっか」
元々は雑談予定だったニコニコ配信。だけど、雑談だとダラダラと今の本音を話してしまいそうだし…ときメモをするのも今の俺にはあっているだろう。そして俺は重い足を一歩進む。まるで気持ちを切り替えたかのように。
「さ~…やるか」
┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄
今回us1回も出てきませんでしたね!すみません!
それと、次回多分9月投稿になります……テストがあるんです、本当に…なんで夏休み終わりにテストがあるんでしょうか、(クソg(((((🤛)
それと前回のモニタリングの続き全然投稿できてなくてすみません、いっぱい案を作ってそれをどんどん投稿していってるので…少し待っててくださいね、ちゃんと作ってますのでね!ご心配なく!ちゃんと投稿いたしますので!はい!(?)
次回 ↬ 浮気性