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永世⇢ℛNui🌍💫@ぬぬ星人
カップリングっぽい表現ありますが、
あまり気にせず……
あの男のところに行くのが日常になってきた。
起きる 学校に行く 自習をする 男のところに行く
慣れてきてしまった自分が怖い。
でも、慣れても体は、心は拒絶する。
寝付けない日が増えて、その代わりとでも言うように精神はすり減っていった。
しかしバレる訳にはいかない。
必死で笑顔を取り繕って、からかいには冗談で返して、時にはこっちから話を振る。
普通。いつも通り。
でもそんな日常が壊れる日が訪れた。
普通の日だった。
ただ、いつもより、いや、苦しさの積み重ねで疲れていた、のかもしれない。
(疲れた……)
机に突っ伏してしまう。
最近は液体のものすら受け付けなくなってしまい、家では無理やり食事を胃に押し込み、トイレで吐くというのを繰り返している。
ストレスか、疲れでぼーっとすることも増えたし、ずっと体調が悪い。
ズキズキと主張する頭痛を抑えようと目を強く瞑る。
日「すぅーッ……ふーッ、……」
(いッ……だい、じょうぶ)
腕をギュッと掴む。
周りに気を配れないほど、痛かった。
ここで、もっとしっかりしていれば……
後ろから来たイタリアに気づかなかった。
イタリア「日本〜!!」
ばっと後ろから抱きつかれる。
その瞬間、今まで起きた悪夢……信じきれていない現実が蘇ってきた。
抱き合いながら、偽りの喘ぎを口から零す日々。
痛みと、虚しさに耐えながら歩く帰り道。
あの声、吐息、仕草、行動。
それが、強く強く、酷く強く頭を殴った。
考える間もなく、回された腕を振り払い、後退る。
イタリアは何が起こったのかわからないというふうにぽかんとしている
日「あ、」
やってしまった。
視界がぶれる。
目には、あの男が映っている。
怒りで顔を歪めたあの男が。
あの男が目の前にいる?
あの男に、抵抗をした?
腕を振り払った?
理解した途端、汗がぶわりと出て、呼吸と鼓動が早くなる。
防衛反応で、土下座をする。
日「ごっごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい許してください許してください許してください許してください許してください許してください許してください」
(終わった。殴られる。次はないって、言われたのに、どうしよう。嫌だ。痛いのは、嫌だっ……!!!)
耳がぼんやりする。
変な感覚が止まらない。
こういう時、あの男はどうやったら機嫌を直す?
……そうだ、彼のモノを舐めたら、多少なりとも許してくれるだろう。
そう、そうだ。そうすれば……
思考が完結するより先に体が動く。
イタリアを強く押し倒していた。
イタリア「はっ?!ちょ、日本?!」
慌てふためくイタリアなんて気にせずに、ベルトに手をつける。
イタリア「ねえっ、日本っ、待ってよっ!!」
さすがにまずいと思ったのか、他の国が集まってくる。
ドイツ「日本っ!!やめろ!!」
カナダ「なっなにしてんの?!」
後ろから羽交い締めされる。
しかし逆に恐怖が倍増してしまう。
日「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!!」
突然の咆哮で拘束の力が緩んだ。
ここぞと言わんばかりに脱走し、教室の隅にうずくまる。
先程より震えがましてうわ言まで漏らしている。
「なっ、なんで、怒る、抵抗、した、ダメなのにダメじゃないよ殴られるよダメだよみんながみんなが私みたいに痛いのはやだくるしいくるしいたすけてい っちゃだめだよにげてにげてこないでさわるなだめだ!!!!!……もうやだ……たすけて……」
ぶつりと糸が切れた人形のように倒れた。
誰一人として動けない。
異様な空気が漂う。
人が壊れる、ましてやいつも温厚な日本が叫び、暴れるなんて見たことがなかった。
騒ぎを聞きつけてほかのクラスの野次馬
も教室の周りに集まる。
ゆらり
アメリカがおもむろに立ち上がり、日本を抱き抱えた。
ロシア「どこに行くんだ?」
アメリカ「保健室」
アメリカは振り返らずに教室を出ていってしまった。
しんと静まり返った教室。
昼の終わりを知らせるチャイムが寂しげに鳴った。
目が覚めると、見慣れた天井。
おそらく、自室。
(なんだっけ)
記憶が曖昧だ。
体調が悪くて、それで、突っ伏してたら、誰かに後ろから抱きつかれて、それで……
日「あ……」
教室のこと、全てを思い出した。
もしかしてあれもあの男に知られている……?
私がおかしくなったのをみんなは見ている。
つまり、私の身になにかが起こっているのもバレてしまった。
全てが明るみに出るのも時間の問題だ。
そしたら、そしたら
みんなが……
先程の何倍もの冷や汗が流れる。
喉の奥がひくっと鳴る。
あの男をどうすれば止められる?
どうすれば……どうすれば……っ
(そうだ……!)
あの男を消せばいいんだ!
なんで思いつかなかったんだろう。
こんなにも簡単なことを。
思い立ったが吉日。
早速、消しに向かおう!
時計をちらりと見る。
今は午前2時。
ベッドから降りて1階に向かう。
台所に入って、包丁を拝借し、 適当なトートバックに放り込む。
玄関に向かい、靴を履いた。
1階からカタカタと物音がする。
(幽霊……?泥棒……?)
1度気になり出すと眠れない。
怖いもの見たさでそろり、そろりと1階に降りた。
階段の影からチラリと覗く。
そこには弟、日本の姿があった。
(よかった……起きたんだ……)
保健室に呼ばれた時、心臓が破裂するかと思った。
日本が叫んで、暴れて、気絶するなんて。
「たすけて」「くるしい」と言っていたらしい。
やはり彼の身に何かあったのではないか。
起きたら問い詰めてやる……
そう思いながら帰宅したのだ。
今彼がそこにいる。
引き留めようか、
どうしよう。
変なところで止めてごめんなさい!
ちょっと物語が動きましたね!
まさかこんなすぐに達成するとは思ってませんでした。
次回は恐らくBADENDかな〜
日本が■■■■■■!
次回のお楽しみですね
ちなみに次回は若干グロいです(ネタバレ)
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ちょっと上げました。