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《私はラッテ・スフィア。学園長の手違いがありながらも男装して学園生活を送っていた。しばらくして学園中に男装がバレたとしても学園長は学園にいさせてくれた。これは私が幸せになるまでの物語…》〜サバナクロー寮 マジフト場〜
ラギー「ぐぇぇっ…!」(レオナの魔法で苦しんでる)
ラッテ「ラギー兄!」
サバナクロー寮生達「うわああっ!!」
ラッテ「皆!」
グリム「な、なんだコレ?鼻が乾く…目がいてぇ!」
ジャック「レオナ先輩が触れたものが全て砂に変わっていく…⁈」
レオナ「これが俺のユニーク魔法…王者の咆哮(キングス・ロアー)皮肉だろ?なにより干ばつを忌み嫌うサバンナの王子が持って生まれた魔法が…全てを干上がらせ、砂に変えちまうものだなんて!」
ラギー「レオナ…さ…っ苦し…ッ!」
デュース「ラギーの腕にひび割れが!」
エース「まさか人間も干上がらせるってのかよ⁈」
リドル「レオナ、それ以上はやめるんだ!首をはねろ!!(オフ・ウィズ・ユアヘッド)」
リドルの魔法が弾かれた
グリム「ふな”っ⁈リドルの首輪が弾かれた!」
レオナ「秀才だかなんだか知らねぇが、年上をナメるなよ。生憎、俺は防衛魔法の成績がいいんだ」
リドル「くっ!」
レオナ「はは!どうだ。ラギー。苦しいかよ。口の中が乾いちまって、お得意のおべっかも使えねぇか?」
ラギー「ひぐっ…うぅっ…」
ジャック「まずい、あのままじゃラギー先輩が!」
ユウ「それ以上いけない!」
ラッテ「ラギー兄…ラギー兄ーーー!!」(レオナに向かって走り出した)
エース「え、ちょっ⁈」
デュース「ラッテ⁈」
ラギー「ラッ…テ…」
リドル「ラッテ、ダメだ!戻れ!」
ラッテ「ラギー兄を離せーー!!」(飛び蹴りをした)
レオナ「⁈」(かわしたと同時にラギーを離した)
ラッテ「ラギー兄!」(ラギーの所へ駆けつけた)
ラギー「がはっ!ゲホゲホッ…!…ラッ、テ…」
レオナ「この!」(ラッテに攻撃しようとした)
ラッテ「ッ!」
ジャック「月夜を破る遠吠え!(アンリイッシュ・ビースト)」(ジャックが狼になった)
リドル「あれは…⁈」
ジャック「ガウガウッ!!ガルルル!ガウッ!!!」
ユウ「へ、変身した⁈」
レオナ「なんだと⁈ぐぁっ!」
リドル「レオナに隙が出来た!首をはねろ!(オフ・ウィズ・ユアヘッド)」
レオナ「ぐあぁっっ!!」
ラッテ「ジャックくん!」
ジャック「無事か⁈ラッテ!」
ラッテ「うん!ラギー兄も無事よ。まさかジャックくんがユニーク魔法持ちなんて」
ジャック「まぁな」
数分後、レオナがオーバーブロットした
ラギー「俺も戦うッス…」
ラッテ「ラギー兄!無理しないで」
ラギー「大丈夫っス。それに俺自身ケジメつけないと!」
ラッテ「!分かった。私も手伝う!」
ラギー「はぁ⁈」
ラッテ「私はラギー兄の力になりたい!だから力を貸す!」
ラギー「ハァ…言ったら聞かないっスもんね。…無茶しないでよ!」
ラッテ「はい!」
数分後、無事レオナをオーバーブロットから解放した
〜保健室〜
ラッテ「…」(扉の前でラギーの様子を伺っている)
ラギー「!スンッ(匂いを嗅いだ)ラッテ?」
ラッテ「え、あ…」
ラギー(ラッテに手招きした)
ラッテ「…」(頷き、ラギーに近づいた)
ラギー「…情けないところ見せたっスね」
ラッテ「そんな事ないよ!…ラギー兄、怪我は大丈夫…?」
ラギー「大丈夫っスよ。寝てりゃ治るっス」
ラッテ「そっか…」
ラギー(ベッドの上をポンポンしてラッテを座らせた)
ラッテ「!」(頷き、座った)
ラギー「…ラッテ、この前はごめん」
ラッテ「え…?」
ラギー「その、色々言い過ぎたし、泣かせたから…。本当ごめんっス」
ラッテ「!」(首を横にぶんぶんとふった)
ラギー「しっかし、ラッテ。いつユニーク魔法出来たっスか?」
ラッテ「半年前だよ。ネズミ達だけなら私のお願いを聞いてくれるの」
ラギー「へぇ〜便利っスね」
ラッテ「そう?動物言語学とあまり変わらないよ?」
ラギー「そんな事ないっスよ。俺だったらそれを使って人の弱みとかこっそり握るっスよ〜」
ラッテ「…ぷっあははは。ラギー兄らしい…」(笑顔に少しなった)
ラギー「…やっと笑ったスね」
ラッテ「え…?」
ラギー「ずっと俺のせいで暗い顔してたから心配だったんスよ。でも、良かったっス」
ラッテ「…ラギー兄…」(涙が溢れた)
ラギー「わっ⁈どうしたんスか⁈な、なんで泣いて、」
ラッテ「なんでだろう…安心したら、急に…」
ラギー「…ラッテは優しいっスね。(手で涙を拭ってあげた)…シシッ、愚者の行進!(ラフ・ウィズ・ミー)」(2つの人差し指で笑顔を作った)
ラッテ「ふぇ…?」(ラギーのユニーク魔法で真似した)
ラギー「シシシッ。笑った方がラッテらしくていいっスよ」
ラッテ「!ふふっ。ラギー兄ったら…。ラギー兄の魔法は人を笑顔にしてれる魔法だね」
ラギー「え…?///」
ラッテ「ん?どうしたの?ラギー兄」
ラギー「な、なんでもないっス。少し眠るっス…///」(布団に潜った)
ラッテ「そう…。何か欲しかったら電話して。私、飲み物買ってくる」(行った)
レオナ「…お邪魔だったか?」(凄く悪そうな笑み)
ラギー「別になんでもないっスよ!///」
ー数日後ー
〜植物園〜
ラギー「…」(何か落ち込んでいる)
ジャック「ラギー先輩、どうしたんですか?」
ラギー「いやぁ、ちょっとね…」
レオナ「愛しのネズミに最近避けられて困ってるようだ」
ラギー「あ”ーー!!言わなくていいっス!!///」
ジャック「そう言う事でしたか。でも、ラッテは普通に元気っすよ」
ラギー「いや、それは知ってるけど…。まぁ自業自得っスよね…」
ジャック「…」
〜教室〜
ジャック「だそうだぞ、ラッテ。何かあったのか?」(先程の事を話した)
ラッテ「え⁈いや〜、その〜…」
ジャック「…話せば楽になるかもしれし、力になるかもしれないだろ?俺、ラギー先輩の元気を取り戻したいんだ。頼む」
ラッテ「!…私の勝手な判断なんだけど、距離を置いた方が良いかなって思って」
ジャック「なんでだ?」
ラッテ「…あの事件が起きる前、私ね、ラギー兄と話したの。そんな事して意味ないとか言って。でも、ラギー兄はやめなかった。そして、ラギー兄は私を突き放すようなことも言った」
ジャック「⁈」
ラッテ「あ、それで怒ってない!怒って避けてるんじゃないの。ただ…その言葉聞いて、いつもラギー兄について歩いたのがしつこかったとか、余計なお世話だったとか思っちゃって…。だから、こうしてるの。納得いったかな?」
ジャック「ああ。でも、ラッテはそれでいいのか?」
ラッテ「…いいとは思ってない。でも、あの時は心配が勝ってラギー兄のところに行ったけど、今はどんな顔をすればいいのか分からなくて…」
ジャック「…」(ラッテ…)
〜サバナクロー寮 ラギーの部屋〜
ラギー「そうっスか。ラッテが…」(ジャックから先程の話を聞いた)
ジャック「…ラギー先輩はラッテと仲直りしたいんですか?」
ラギー「え?まぁ…。てか、ジャックくん。今回やけに世話を焼くっスね。なんかあったんスか?」
ジャック「いや、何もないっす。ただ、ラギー先輩もラッテもあの日から元気がなくて心配で…」
ラギー「…ラッテはジャックくんにお似合いっスね」
ジャック「え、なんでですか?」
ラギー「いやだって、君みたいな誠実そうな奴ならラッテも好きで幸せになれそうだし、俺なんかよりいいなって思って…」
ジャック「…それは分からないですけど、ラッテはラギー先輩の事を好いてるんじゃないですか?」
ラギー「え…?」
ジャック「俺、ラッテと同じクラスなんですけど、ラッテはよくラギー先輩の話を満面の笑顔でします。たまに見かけたんですが、ラギー先輩の側にいたラッテは幸せそうでしたよ」
ラギー「…本当?」
ジャック「はい。他のクラスメイトとか俺には愛想笑いみたいなものだったし、本物の笑顔に出来るのはラギー先輩だけだと思います。だから、仲直り早めにしてあげてください」
ラギー「うん、分かったっス。ありがとう、ジャックくん」
ジャック「はい!」
ラギー(さて、どうしようか…)
ー次の日ー
〜廊下〜
ラッテ「はぁ…」(仲直りのタイミング、どうしよう…)
ラギー「ラッテ」
ラッテ「!ラギー兄…」
ラギー「…あ、あのさ…え?」(ラッテが急にラギーの反対方向を走って唖然とした)
ラッテ「///」(ラギー兄、ごめん。本当ごめん!仲直りしたいし、しなきゃだけど、やっぱりまだ顔見れない〜!///)
ラギー「ラッテ!」(追いかけて来た)
ラッテ(嘘⁈追いかけて来てる⁈)「いや、あの、えっと…すみません!無理です!///」
ラギー「なんでっスか⁈」
ラッテ「その、えっと、色々!///」
ラギー「色々ってなんスか⁈」
ラッテ「色々は色々です〜!///」
リドル「こら!廊下を走らない!」
ラッテ「ごめんなさい!リドル先輩。急用で急いでいて、お叱りは後で〜!」(リドルの前をもの凄い速さで通り過ぎた)
ラギー「同じくっス!!」(ラッテと同じように通り過ぎた)
リドル「…なんだい、一体…?」
〜校舎裏の森〜
ラギー「捕まえたっスよ、ラッテ」
ラッテの後ろには木があって逃げ場はなく、ラギーはラッテに壁ドンしてる
ラッテ(これ本来なら胸キュンのドキドキだけど、今の私の場合、違う意味でドキドキすぎる…///)
ラギー「…そんなに嫌っスか?俺の事」
ラッテ「え…?」
ラギー「俺を避けていたのはそういう事っスよね?ジャックくんとかの方が誠実でいいもんね〜」
ラッテ「え、え?」(どういう事?なんで…)
ラギー「追いかけて悪かったっス。もう近づかないから」(後ろを振り向き、行こうとした)
ラッテ「待って…待って!!」(後ろから抱きしめた)
ラギー「⁈」
ラッテ「違う!違うの!私が悪いの。仲直りしたいのに、仲直りしなきゃなのに。私、ラギー兄の前でどんな顔すればいいか分からなくて、ラギー兄のためだって思っていたけど、自分にずっと言い訳してて…ごめんなさい…本当にごめんなさい…グスッ…」(少し泣き始めた)
ラギー「…」(体を正面にしてラッテを優しく抱きしめた)
ラッテ「!…ラギー兄?」
ラギー「はぁ〜…狡いわ〜。こんなのどこで覚えたんスか」
ラッテ「え?なんの事?」
ラギー「なんでもないっス。とりあえず、仲直りでいいっスか?」
ラッテ「!うん!ごめんね、ラギー兄。ラギー兄の事避けて」
ラギー「別にいいっスよ。この通り仲直り出来たんスから」
ラッテ「そっか」
ラギー「…ラッテ」
ラッテ「ん?なぁに?」
ラギー「週末暇っスか?」
ラッテ「え?暇だけど、どうしたの?」
ラギー「そ、その…一緒に出かけないっスか?」
ラッテ「え?お出かけ?」
ラギー「そうっス。仲直りしたっていう記念みたいなもん、一緒に行こっス」
ラッテ「!うん!」
2人は帰り道と共にし、それぞれの部屋へ帰った
〜サバナクロー寮 ラッテの部屋〜
ラッテ「♪」(ラギー兄とお出かけ楽しみ〜♪)
〜サバナクロー寮 ラギーの部屋〜
ラギー(あの鈍感ネズミめ〜。絶対いつもの買い出し感覚でしか思ってないっスね。デートって実感してんの俺だけ?)
ーお出かけ(デート)当日ー
〜鏡の間〜
ラッテ「ラギー兄から鏡の間で集合って言ってたけど、良いのかなぁ…?」
ラギー「あ、ラッテ!おはようっス。早いね〜。まだ10分前っスよ?」
ラッテ「楽しみすぎて早く来ちゃった」
ラギー「ズキュン。そ、そうっスか///」
ラッテ「ラギー兄。なんで鏡の間を集合場所にしたの?」
ラギー「それは…(遊園地のチケット2枚を取り出した)俺たちは闇の鏡を使って遊園地に行くっスよ」
ラッテ「え…え〜⁈遊園地⁈てっきり街の麓でお出かけと思ってた」
ラギー「最近福引きでペアチケット取ったんスよ。せっかくだし、ラッテと一緒に行こうと思って」
ラッテ「ありがとう、ラギー兄!」
ラギー「んじゃ、行きますか」
ラッテ「うん!」
闇の鏡を通り、遊園地へ到着した
〜薔薇の王国 遊園地入り口〜
ラギー「着いたっスよ」
ラッテ「わ〜!遊園地初めて!」
ラギー「俺も初めて。今日は一日中遊びまくるっスよ〜!」
ラッテ「おー!」
2人は遊園地に入った
ラッテ「ラギー兄!どれから乗る?」
ラギー「待って、ラッテ。まず地図を見てから決めるっスよ」
ラッテ「はーい」
ラギー(地図を見た)「えっと、今ここだから…」
ラッテ「左から一周しながら色んなアトラクションに乗ろうよ。途中でフードエリアあるからお昼になったらそこに行こ」
ラギー「そうっスね。んじゃ、出発!」
ラッテ「おー!」
ゴーカートに乗った
ラギー「ヤッホー!」
ラッテ「楽しい!」
ラギー「お先〜」
ラッテ「あ!待て〜!」
レースが終わり、降りた
ラッテ「あはは、負けちゃった〜」
ラギー「次は…あそこどうっスか?」
ラッテ「いいね!」
コーヒーカップに乗った
ラッテ「ただ回るだけなのかな?」
ラギー「それだけじゃないっスよ。ラッテ、掴まってなよ〜」(真ん中の円盤を持った)
ラッテ「え、なになに⁈」
ラギー「行くっスよ〜。それっ!」(真ん中の円盤を思いっきり回した)
ラッテ「きゃ〜!」
ラギー「あははは!」
コーヒーカップから降りた
ラッテ「うぅ…まだ少し目が回る…」
ラギー「大丈夫っスか?」
ラッテ「う、うん。大丈夫…」
ラギー「無理しないように。次は…」
ラッテ「ラギー兄、あれじゃない?」(指をさした)
ラギー「そうっスね」
ラッテ「面白そう✨乗ってみよ!」
ラギー「うん!」
スペースショットに乗った
ラギー「おー!どんどん高くなるっスね〜」
ラッテ「あ、ラギー兄!あっちまで景色見えるよ!」
ラギー「本当っスね」
ガタン
ラッテ「ん?どうしたんだろう?」
ラギー「来るっスよ〜」
ラッテ「え?え⁈きゃ〜!!」(急降下を始めた)
ラギー「あははは!すげぇっス!あははは!」
スペースショットから降りた
ラッテ「あ〜、怖かった。でも、楽しかった!」
ラギー「ラッテ、めっちゃ叫んでたっスもんねw」
ラッテ「だ、だって〜!」
ラギー「シシシッ!あ、そろそろお昼かな」
ラッテ「丁度フードエリアあるから行こ」
ラギー「うん」
ラギーはハンバーガー、ラッテはホットドッグを注文して受け取り、席に座った
ラギー、ラッテ「いただきま〜す!」(食べた)
ラギー「美味いっス!」
ラッテ「うん、美味しい!」
ラギー「それ一口ちょうだいっス」
ラッテ「いいよ」(あーんみたいな感じでラギーに食べさせた)
ラギー(食べた)「ん、こっちも美味しいっスね」
ラッテ「でしょ?」(あれ?今間接キスをしたような…?)
ラギー(ヤベ。昔の癖でもらったけど、普通に間接キスしちゃっていたっス///)
ラギー、ラッテ「…///」(下を向いて顔をお互い隠してる)
ラッテ「ラ、ラギー兄!食べ終わったら、次どんなアトラクション行こうか?」
ラギー「そ、そうっスね。ここなんてどうっスか?」(地図を指さした)
ラッテ「いいね、そこにしよっか」
ラギー「そうっスね」
ラギー、ラッテ「あははは」(あ、危なかった〜)
食べ終わり、アクアライドに向かった
ラギー「ラッテ、足元気をつけてっス」(先にボートに乗り、手を差し伸べた)
ラッテ「う、うん」(手を取り、ボートに乗った)
遊園地スタッフ「では、いってらっしゃ〜い」
ラッテ「な、なんかドキドキするね…」
ラギー「そ、そうっスね」
流れが速くなり、水飛沫が高くなった
ラッテ「きゃっ⁈(水飛沫が当たった)うぅ、冷たい」
ラギー「あははは!うわっ⁈(同じく当たった)冷た⁈」
ラッテ「ふっ、あははは!」
ラギー「…あははは!」
アクアライドから降りた
ラッテ「冷たかったね、ラギー兄」
ラギー「そうっスね。しばらくどこかで服を乾かそうか」
ラッテ「んじゃ、その間あそこのクレープ買ってベンチに座って食べよ」
ラギー「いいっスね。ラッテは何味にする?」
ラッテ「私は…苺!」
ラギー「んじゃ、行ってくるからラッテはベンチに座って待っててっス」
ラッテ「うん」
ラッテはベンチに座った
ー数分後ー
ラギー「ラッテ、お待たせ、っス…」(両手にクレープを持ってる)
ラッテはナンパに遭ってる
ラッテ「えっと、私待ってる人がいるので…」
ナンパ1「いいじゃん、少しくらい」
ナンパ2「友達も一緒に来ない?俺たちとなら楽しいって」
ラッテ「ッ!だから、」
ラギー「俺の彼女になんの用っスか?」(めっちゃ怖い顔)
ナンパ1「…行こうぜ」
ナンパ2「チッ、彼氏持ちかよ」
ナンパ達は行った
ラッテ「…ラギー兄、ありがとう」
ラギー「いいっスよ。大丈夫だった?」
ラッテ「うん。怪我もないよ」
ラギー「それは良かったっス。ほら、オーダーの苺クレープっス」(ラッテに苺クレープを渡した)
ラッテ(受け取った)「ありがとう」
ラギー「んじゃ」(ラッテの隣に座った)
ラギー、ラッテ「いただきま〜す!」(食べた)
ラッテ「ん!美味しい!」
ラギー「美味いっスね!」
ラッテ「うん!…ラギー兄」
ラギー「ん?」
ラッテ「さっきのかっこよかったよ。助けてくれてありがとね」
ラギー「う、うん…///」
ラッテ「クレープ食べたら、次は何乗る?」
ラギー「ん?んー…あ!あれいいんじゃないっスか?」(アトラクションを指さした)
ラッテ「うん、いいね。食べ終わったら、行こ!」
ラギー「うん」
クレープを食べ終わり、ジェットコースターに向かった
遊園地スタッフ「では、いってらっしゃ〜い」
ラギーとラッテが乗ったジェットコースターはどんどん高い所へ登り始めた
ラッテ「…」
ラギー「ラッテ?大丈夫っスか?」
ラッテ「え?あー、うん。高い所は平気だけど、急降下が多分苦手みたい」
ラギー「…」(ラッテの手を握ってあげた)
ラッテ「!ラギー兄?」
ラギー「大丈夫。俺が側にいるっス」
ラッテ「ラギー兄…うん!」
頂上に到達し、そのまま急降下した
ラッテ「きゃあーー!!」
ラギー「やっほー!」
ラギーの握った手はラッテの手を一度も離さなかった。そして、ジェットコースターから降りた
ラッテ「はぁ、怖かった〜。でも、楽しかった!」
ラギー「良かったっス」
ラッテ「…もうそろそろ日が暮れるね」
ラギー「…あ。最後にあれ乗ろう」
ラッテ「…うん!」
観覧車に乗った
ラッテ「わ〜、綺麗✨どんどん遊園地が小さく見える〜」
ラギー「ははっ、そうっスね。…ラッテ」
ラッテ「ん?なぁに?」
ラギー「ここの遊園地の言い伝えって知ってる?」
ラッテ「知らない。なにそれ?」
ラギー「それを教える前にラッテに伝えたい事があるんだ」(ラッテの隣に座った)
ラッテ「な、何?」(どうしたんだろう?急に隣に座ってきて…)
ラギー「ラッテ…(ラッテの両手を握った)好きっスよ。ラッテの事が」
ラッテ「…私も好きだよ?」
ラギー(ガクンとした)「違うっス!親愛の好きじゃなくて異性としての好きっス」
ラッテ「…え、嘘…」
ラギー「嘘じゃねぇって。まだラッテが入学してなかった時、俺ラッテいなくて寂しかったっス。んで、最近になって自覚したんスよ。だって、(ラッテの左頬に右手を添えた)ナンパされた時、嫉妬でどうにかなりそうだったし」
ラッテ「⁈///」
ラギー「シシシッ!俺は狙った獲物は執念深く追うっス。でも、流石にラッテの気持ちを無視したくはないっス」
ラッテ「!ラギー兄…」
ラギー「ラッテ。気持ち、聞かせてくれるっスか?」
ラッテ「…うん。…私も好きだよ、ラギー兄。兄じゃなくて愛する大切な人として…///」
ラギー「!やった〜!」(ラッテを思いっきり抱きしめた)
ラッテ「ラギー兄⁈///ちょっ、危ないって」
ラギー「あ、ごめん!つい、嬉しくて…」
ラッテ「ふふっ、いいよ。私も嬉しい」
ラギー「ラッテ…」
2人は近づき、ゆっくり優しいキスをした。その後、手を繋ぎながら観覧車から降りた
ラッテ「ラギー兄。遊園地の言い伝えって何?」
ラギー「え?あー…柄じゃないっスけど…。ここ恋愛スポットの1つらしくて、この観覧車の1番上で告白すると、永遠の愛を誓えるって…///」
ラッテ「へぇ〜!ラギー兄、ロマンチスト!✨」
ラギー「あー!言わないでくださいっス!俺らしくはないのは分かってるっス!」
ラッテ「でも…(ラギーの肩にコテンと頭を乗せた)ありがとう…///」
ラギー「…///…あ、ラッテ。少しお願いがあるっス」
ラッテ「ん?なぁに?」
ラギー「呼び方変えて欲しいっス」
ラッテ「え?呼び方?」
ラギー「だって、俺は今ラッテの彼氏っスよ?確かに呼び慣れてるかもしれないけど、俺ラッテの兄じゃねぇし…///」
ラッテ「…分かった。こうして2人っきりの時だけ、呼び方を変えるよ」
ラギー「…まぁ、それでいいっス。呼び捨てでもいいっスよ〜?」
ラッテ「呼び捨ては無理無理!ハードル高いって!」
ラギー「そうっスか?」
ラッテ「そうだよ!もう〜!…“ラギーくん”」
ラギー「ん?」
ラッテ「帰ろっか」
ラギー「…そうっスね」
ラッテ「…ラギーくんは私を笑顔にする魔法使いだね…」(小声)
ラギー「ん?なんか言ったっスか?」
ラッテ「なんでもない!」
《私とラギーくんは夜のライトアップに照らされながら、手を繋いで帰った。こうして私は好きな人と結ばれ、幸せになりました》
〜the end〜
【あとがき】
今回は話にも出てきた“言い伝え”のちょっとした豆知識をご紹介します。
皆さんはジンクスという言葉、知ってますか?恐らくお話に出てきたこうしたらいい事があるというイメージしてると思います。ですが、ジンクスがいいものと思っているのは日本だけのようです。
外国はジンクスを不吉や呪われるという悪い意味で使われるようです。なので、皆さんも言葉には気をつけましょう。私からのちょっとした豆知識でした。