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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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つくづく人間とは面倒な生き物だと思う


あれから2日経ったのかな


もう分からないけれど


腹が減ったから色々と重い足で 俺は黒霧のところへ飯を食いに行こうと立ち上がる


「はぁ…………」


なんで人間って腹が減ったり


用を足したりしないといけないんだろう



ほんと面倒だな____




凛の事、何度も



何度も思い出したけれど


その度何度も何度も


〝もう、どうでもいいんだ〟と


自分に言い聞かせる____




「黒霧、何か軽食を作ってくれ」



黒霧「おや弔、まる2日もいったい何してたんです?心配しておりました。


かしこまりました、すぐにご用意しますね」


「ああ、頼む」



もう居ない凛の事を考えたって仕方の無い事。



もう、触れられない


あの柔らかい肌に____



いや、


忘れるんだ。



俺が悪いのだから____



色々考えてるうちに



黒霧「弔、できましたよ」



黒霧が出したサンドウィッチを


「……助かる」



と、一言言い口に運ぶ。



黒霧「……凛さんは一緒では無いのですね?」



「は……?」



凛の話をするな。




黒霧「あなたを見るととてもやつれているように見えましたので……やはり、凛さんは戻られていないのですね」



「は……?」



なんだよその言い方____



なんだか凛がどこに行ったか知ってる風な____



「おい、黒霧」



黒霧「はい?」



「凛がどこに行ったか言え」



黒霧「荼毘のところですよ」



耳を疑った。



そして同時に



「ふっあはははははははは!!……」



笑いが込み上げてくる____


そうか!


そうだったのか!


逃げ出しただけかと思えば

俺以外の男の所へ

浮気をしたかっただけなんじゃないか!



「あはははははは!……」



なんて最低な女なんだろう



「ぁはッ……!」



なんでこんな女の事好きだったんだろう____



「黒霧、教えてくれてありがとう」



俺はサンドウィッチを食べ終わり



黒霧「いえ、どういたしまして

凛さんとどうか仲良くしてくださいね」


「ああ、なかよく、するよ」



バーを出た。

とむらくんといっしょ。

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