[こちら、消防119番です。火事ですか?救急ですか?]
ウウー
[〇〇管内火災指令 △町□丁目☆付近 建物火災]
「チャックよし!バックルよし!……」
「出動します!!」
俺は虎杖悠仁。街の消防士で…αだ。
ウーー
【○○は火消しを、虎杖達は救助を、○○
は……全員持ち場につけ!】
「はい!」
〈助けて下さい!!〉
「何人いますか?」
〈私の部屋は2人です。ですが、隣の部屋は居るかどうか…〉
「分かりました!」
「他に誰かいませんか?」
〈たす…けて…〉
「!!」
Ω…!
〈たすけてください…〉
ハッ
「今助けます!大丈夫ですか!」
「先輩」
【どうした…って、その匂い…!】
「すみません…住民にΩが居たようで…」
【大丈夫か?】
「大丈夫です…って言ったら嘘になりますね…」
【だよな。ちょっと休んどけ】
「すみません」
<先輩!大丈夫ですか!?>
「あ、ああ。」
<しっかし、先輩も惜しいですよね。Ωって結構いい匂いなのに>
そう、俺はαなのに、Ωのあの匂いが臭く感じる。だから他のαやβがいい匂いだと言っているのがよく分からない。
「そうなのか…俺には一生わかる気がしねぇや」
<うーん…あ、運命の番が現れたら分かるんじゃないですか?>
「運命の番…か。ホントに居るのか疑問だけどな」
<ですよね〜>
「お疲れ様でした〜」
【おう、おつかれ。今日はしっかり休めよ】
「はい、ありがとうございます」
「はぁ…」
なんで俺はΩの匂いがダメなんだろ…Ωがいい匂いなんて全く分かんねぇし…
「ん?今日の火事現場に人…?」
「どうかしましたか?」
『…の家が…』
「え?」
『俺の家が…無ぇ』
ここの家の人か…てかめっちゃ美人だな…
「あー…ここ、今日火事があったんですよ」
『そんな…俺の金…家…最悪だ…』
「うーん…そうだ、よかったら俺の家に…」
ブワッ
「え…?なに、この匂い…」
Ωの匂い?でも…全然気持ち悪くない…むしろ…
『へ?…!!嘘だろ!?まだ先なはずなのに…!』
フーッフーッ
『もしかしてあんた…αか…?』
ハッ
何やってんだ?俺…
「俺の家に来てください。すぐ近くなので。」
『え、ちょ、』
「大丈夫です。俺は出来損ないなので」
『??』
ガチャ
「大丈夫ですか?」
『あっ、んっ、うご、かさないで下さい…』
「あ、すみません…」
でも辛そうだし…ベッドに寝かした方がいいよな…
「すみません、ちょっと失礼しますね」
『うわっ!ちょ、なにするんですか…!』
「ベッドに寝かせた方がいいと思って」
『あ、ありがとうございます…』
ポスッ
「俺は違う部屋にいますので、なにか手伝う事とかあったら言ってください。一応連絡先だけ登録しときますね。」
『あ、ありがとう…ございます』
「では」
あああああ…
見ず知らずの…しかもΩを拾ってしまった…
でもなんでだろ?あの人の匂いは気持ち悪くなかった…むしろいい匂いだった…
「他の人の匂いもほんとはこんなんなんかな。…てか俺のコレもやべぇ」
なんもしてねぇのにこんなになるとか初めてだな…
「とりあえずトイレで抜くか…」
プルルルルル
「ん?あ、さっきの人…」
「はい、どうかしましたか?」
『あ、すいません。ちょっと来てもらってもいいですか?』
「あ、はい、わかりました」
なんか、声色違ったくね?ま、いっか
「どうしました…?」
ブワッ
!?やべぇ…意識とびそ…
『あ♡来たぁ♡』
「え?」
『あはっ♡やばぁい…ちょーでっかいチンポ♡俺の目に狂いは無かったなぁ♡』
「え、ちょ、どうなって…」
『突然で悪いんだけどぉ、』
スリ
『コレ、俺の中に入れて?♡』
どうなってんだ?
「さっき、こんなんじゃ無かった…」
『はーやーく、このでーっかいチンポで俺の中ぐちゃぐちゃにしてよ』
ブチッ
ドサッ
『へっ?』
「加減、出来ねぇっすけどいいですよね?」
『…!ふふっいーよぉ♡』
ドチュッ
『っっっっっ!!んぁぁぁぁ♡』
ドチュッズチュッ
『あっ♡やば♡奥、届くっ♡』
ドチュンドチュン
『あっ♡やぁっ♡も、イク♡』
『イク♡イクイクっ♡イッ〜〜〜〜〜ッ』
ビュルルルルッ
パンパンパンパン
『へ、や、待って、イッた、イったから!止まって、止まって!』
この人も…伏黒さん?だっけ?止まってって言ってる…言ってるのに…
パンパンパンパン
『あっ♡また、イクっ♡あぁぁぁぁ〜〜〜っ』
ビュルルルル
「っく」
ビュクッビュクッビュクッ
こんな獣じみた行為、交尾と変わんねぇ…最低だな…俺…
『んっ…』
『(朝…か…てかここどこ…)』
『!?!?』
『(え、誰だ…?また俺やっちゃったのか…?)』
「う…ん…?」
(⊇Д≦)。°゚フワァ
「あ、おはよう」
『お、おはよう…ございます…?』
なんで敬語?
「あ、敬語じゃなくて大丈夫。タメだから」
『あ、じゃあお言葉に甘えて…てか、ここは?』
「あれ、もしかして覚えてない感じ?」
『…お恥ずかしながら』
「そっかぁ」
じゃあ俺の昨日の獣じみた行為は覚えてないってことか…良かった…
『もしかして…』
「ああ、発情してたから俺ん家に連れてきたんよ」
『あの、』
「そういえばなんだけど、なんか途中から人格違った気が…あれは?」
『(やっぱり…!)』
『ご、ごめん!!』
「うおっ」
『自分でもよく分かんないんだけど、なんか発情すると人格が変わるみたいなんだ』
「へぇ〜…」
そんなことホントにあるんだな…
『だからいつも発情したら記憶無くなって、今自分が何処にいるか分かんなくて、最初の内は今いる所が何処か分からないし知らない人居るしでめちゃくちゃ怖くて…』
グスッ
うおっ…ちょ、泣かんといて…どうしたらいいん?こう言う時…
『え、あれ、なんで泣いて…』
「辛かったな。よかったら俺の胸貸そうか?」
『ごめん…ありがとう…』
「どう?落ち着いた?」
『あ、ごめん…』
「これくらい大丈夫。今から飯作ろうと思うんだけど伏黒も食べる?」
『いいのか?』
「俺も食べるついでだし、全然良いぜ」
『じゃあお言葉に甘えて』
「りょ!」
『(…すげぇ優しい。俺が惚れそう。いやいや、俺はダメだろ…だって発情したら人格が変わるとか…それで何度も別れて来てんだろ?いい加減学習しろよな…俺も…)』
「伏黒…」
『ん?』
「あんまり見られると恥ずかしいんだけど…」
『え、あ、ごめん!!』
『てか、名前…なんで知って…?』
「ああ、何かあった時にって思って連絡先だけ交換したから。寝室とリビング離れただろ?」
『あ、そゆこと…』
「もうちょいで出来るから待ってて」
『うん、ありがとう』
「ほい、出来たよ」
『すげぇ…美味そう…』
「よし、食べよーぜ」
『ああ』
「『いただきます』」
パクッモグモグ
何気に人に料理作んの初めてだけど大丈夫かな…
「どう?」
『めっちゃうめぇ…』
「よかったぁ!」
『あんた料理人になれそうだな』
「そんなに褒めてもなにも出ねぇぞ〜?」
『いや、まじで』
「あんがと!てかあんたじゃなくて名前で呼んでくれよ」
『…名前分かんねぇ』
「あれ、言ってなかったか?」
『おう』
「わりぃわりぃ笑」
「改めて、俺は虎杖悠仁です!職業は消防士です!よろしくお願いします!」
『なんで敬語なんだよ笑』
「なんとなく笑」
「ほら伏黒も、名前と職業言ってよ」
『…名前は伏黒恵。職業は…獣医だ』
「獣医!?すげぇ!伏黒頭良いんだな!」
『いや、まあ、うん』
「そかそか笑」
「まあ名前も分かったことだし、残り食べよーぜ」
『そうだな』
「『ご馳走様でした』」
「…あのさ、伏黒。」
『ん?』
「食べてる時に考えてたんだけど、俺ら番にならねぇ?」
『え…?』
「俺さ、Ωの匂いが好きじゃない…っていうか気持ち悪いんだけど、伏黒の匂いは気持ち悪くない…それどころかもっと嗅ぎたくなる…俺こんなこと初めてなんだ…」
『…俺も周期が乱れたのは初めてだ。』
「やっぱり俺らさ、」
『?』
「気づいてるだろ?伏黒も」
『…何が』
「運命だよ。」
『……そうだな』
「改めて、伏黒、俺の番になってくれませんか?」
『…うん、おねがい…します…』
「!!やったぁ!!」
『今度…』
「ん?」
『今度発情したらここ、噛んでくれ』
なにその照れ顔…可愛すぎん?!
「おう!」
ブワッ
『!?』
『は?うそだろ?!』
「ははっ。今度どころか今日だな」
『あ、んんっ』
「伏黒?」
『ねぇ早くチンコちょーだい♡』
「あ…」
Mモードに入ったか…
「はいはい。その前に、」
『ん?』
「よいしょっ」←お姫様抱っこ
『ひゃっ//』
「ん?ははっ。これは照れるんだな」
『だ、だってしょうがないじゃん。こんな恋人みたいなことされた事ないし…』
「恋人みたいじゃなくて恋人だろ?」
『…え、?』
ポスッ
『あ…』
チュッ
『んんっ』
チュックチュレロレロ
『んんんん!な、に、なんでこんな恋人みたいな、こと…』
は?なんで…
「みたいじゃなくて俺ら付き合ってるって言ったじゃん」
俺ら、付き合ったよな…?
『え、昨日会ったばっか…だよ…?』
「…そっちには共有されねぇのな((ボソッ…」
『え?なんか言っ…』
「とにかく俺らは今日番になんの」
『え、や、やだ!』
「え?」
い、いや…?これは本音…なんかな…
『俺はセックスが好きなの!チンコくれるなら誰でもいいの!番とか…要らない!』
「……そっか。じゃあお望み通りくれてやるよ」
『へ?』
グチョグチョグチョグチョ
『んああああああっ!』
「暴れんなって。じっとしてろよ」
『ああっっ!や、も、やぁ!』
「うるせぇなぁ…萎えるだろうが」
『ね、なんで、チンコ入れてくんないの、?』
「あ?なんでお前の言う通りにしなきゃいけねぇんだよ。そんなに入れて欲しけりゃ可愛くおねだりしたらいいんじゃねぇか?」
ゾクゾクッ
『…お、おねがい…悠二のチンコ俺のケツマンコに入れてください…奥まで悠二のチンコでいっぱいにして、♡』
「…チッ」
ズッ
『あ♡入ってきた♡』
ドチュッ
『へ…?チカチカ』
パンパンパンパン
『あ”あああっっ♡』
『(やばい♡入れただけでイッちゃった♡孕ませるって言うのが伝わってくる♡)』
『や、まっ…待って、待ってってばぁ…!』
「は?おまえが入れて欲しいつったんだろうが。」
『そ、そうだけど…!』
「じゃあ黙ってイきまくっとけ」
『っっっっ〜〜////』
「ははっ。もう声出てねぇじゃん。そんなに良いんかよ」
『ああっ!やぁん!』
「良いんかって聞いてんだけど」
グイッ
『っっっっ!!//いいっ…!いいからぁ!!』
「いいから何だよ?」
『もっと…ついて…』
「はいはい…お望み通りに…っ!」
バチュンッッ
『〜〜〜〜っっっっぁぁあああ!』
プシャー
「うおっ。お前潮ふけんのか。」
『??へ?』
「ま、続けるけど」
『へ、ま、待って、待って…』
「待たねぇよ。お前が早くヤれっつったんだろうが」
『待って、虎、杖…ゆ、言ってない、言ってない…!』
「は?自分の言ったことぐらい覚えとけ、よ…ってもしかして戻ったのか?」
『う、うん…戻った、戻ったから、待って、虎杖』
「あ、ごめんっ!今抜く…」
ズルッ
『あっ//』
「へ?」
バッ
『なにも、言ってねぇ…』
「俺はちゃーんと聞いたからなー」
『くそっ…//』
『…なあ』
「ん?」
『やっぱり抜くな』
「え?」
『今度は俺とヤってくれねぇか?』
「!!」
『で、俺と…』
ガバッ
『うおっ』
「なあ」
『ん?』
「さっきさ、俺あっちの伏黒に番になりたくないって言われたんだけどさ…やっぱ俺伏黒と番になりたい…ダメか?」
『…いに決まってる』
「?」
『いいに決まってる!俺は、お前と番になりたい、!』
「!!ごめん、伏黒。」
『?』
ズッ…ドチュンッッ
『!?!?〜〜〜〜〜っっ////』
パンパンパンパンッ
『あっ//あっんんっ///ま、て…まって//』
「…むり」
グチュッドチュッドチュッ
『んああああああっっ//』
ビュルルルルッ
ドチュドチュッズチュッ
『ま、まって、とまって、いった、イったからっ…!』
「俺もイかせて…っ」
グチュッグチュッ
『あ”っ、やっ、だめっ、これ、だめだからっ、イくっ、イくっ』
「俺も…イきそう…」
『噛んで…お願い。噛んで、虎杖!』
「っ…!」
『あっ、イくっ』
ガリッ
『んあああああああっっ!!!!』
ビュルルルルッ
「くっ…!」
ビュクッビュクッ
チュンチュン
『ん…あれ、朝…?』
……バッ
『(い、居ない…?なんで…でも確かに…!)』
「お、起きた?」
ビクッ
「ごめんごめん。驚かすつもりはなかったんだけど」
『よかっ…た…』
「ん?」
『朝起きて居なかった事は昔にもあったんだ。だけど…やっぱり慣れなくて…』
「そっか…辛かったな」
早めに戻って来て良かった…なんかさっきの伏黒泣きそうだったし…
『虎杖は俺のこの二重人格みたいなのには引かないのか?』
「なんで引くんだよ?」
『だって…それで皆俺から離れていったから…』
あ、そういう事か…
「…俺は離れないよ」
『ほんとか?』
「ああ、絶対に。まああっちの方に情報が共有されてなかったのはちょっとショックだったけどな笑」
『共有、出来たら良いんだけどな…』
「ま、あっちの方には俺が説明しとくよ」
『すまない…』
「てか、恋人ってことちゃんと知ってもらわなきゃな」
スリ
『んっ//』
「番にもなったし」
『ほんとに…なったんだな…』
「あれ、もしかして嫌だったか?」
『ちがっ、ただ、その、嬉しくて』
「よかった。俺も伏黒と番えて嬉しい」
『ほぼ初対面なのに番になるなんてな。考えもしなかった』
「それはやっぱ運命だからだよ」
『お前好きだな、それ』
「当たり前だろ〜?だってそうじゃなきゃ絶対俺は伏黒と番ってないよ」
俺は一生Ωとは番えないって思ってたし…
『…なら運命じゃないと困るな』
は?なにその顔…キレそう…
てか運命じゃないと困るって俺の事めっちゃ好きって言ってるもんじゃん…
「…はぁ」
『ん?どうした?』
「伏黒ってさ、俺の事煽るの上手いよね」
『は!?いや、煽ってねぇだろ…』
チュッ
「今はこれで我慢しといてやるよ」
『〜〜〜〜っっ//』
「朝飯食おうぜ。伏黒が起きる前に作ったんだ」
『あ、ありがとう…』
ギシッ
『よいしょ…と』
ドサッ
『…え?』
「大丈夫!?」
『え、あ、うん。大丈夫…なんだけど…立てねぇ…』
「え…?あ…昨日、の、?」
『たぶ、ん?』
「ごめん!!」
『いや、別に痛くは無いから…』
「でも立てないってことは歩けねぇんよな?」
『まあ、そうなるな』
「うーん……あ!」
『?』
「ちょっと失礼」
『なにして…ってうわっ!何すんだよ!』
「なにってお姫様抱っこだけど」
『やめろ!降ろせ!』
2回目なんだけどなぁ…
「はいはい、リビングまで連れていきますね。お姫様」
『俺は姫じゃねぇ!』
「あははははっ」
『笑い事じゃねぇんだよ!』
「ま、今日は俺に身を任せて下さいな」
『……チッ』
やっぱ照れ顔かわいいな…
じぃーっ
「あのぉ…伏黒さん?」
『うん?なんだよ?』
「そんなに見られると恥ずかしいんですが…」
『ああ、すまん』
「てかなんでそんな幸せそうな顔なん?襲うよ?」
『襲うなよ…』
「まあ襲うは冗談だけど」
『ん〜…』
「??」
『いや、お前と番になれて良かったなと思ってな』
「俺も、伏黒と番になれて良かった!」
『こら、恵仁(けいと)!濡れたまま行くな!』
トテテテテテ
《パァパ!》
「うおっ!こら、けーとぉ。お母さんの言うことちゃんと聞かないとダメだろ〜?」
『はぁ、はぁ、』
「タオル貸して」
『ん』
「悪い子には髪の毛ぐちゃぐちゃの刑にしてやる!」
《キャー》
『ふぅ…』
『(悠仁が育児も手伝ってくれるから案外子育ても大変じゃないな…)』
「恵、恵仁寝たよ」
『あ、ありがと』
チュッ
「あ、そだ」
『ん?』
「懐かしい写真出てきたんだよな」
『どれ?』
「ほい」
『?って、俺かよ…てかこれ…』
「いつの写真だっけ?でも恵めっちゃいい顔してる」
『当たり前だろ』
「?」
『好きな奴と番になれた時の、世界一幸せなやつの顔だからな』
「ああ、あの時の!」
『色々あったけど、お前と番になれて良かった!』
チュッ
「俺も!」
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可愛いっ…