TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
シェアするシェアする
報告する

樹「え、英語って〇〇先生なの!?」


「うん、そうだよ」


樹「やったー!俺英語苦手なんだ!」


「自慢することじゃありませんっ」



先生だってそんなことを言いながらも



クスッと笑った



樹は先生が笑ったのを嬉しそうに見ている



チャイムが鳴り



先生は教卓の前に立つ



「はい、みんな座ってー」



そう呼びかけてから



日直が号令をして



先生は教科書を手に取った



教科書に書かれている英文を読みながら



スラスラと黒板に板書していく



数週間前までは大学生で新任の先生の割には



説明が的確だった



英語の文を読む滑らかな声や



チョークを握る細くて白い腕



全てが美しかった



樹「、くと、、北斗、!」


北斗「んぇ、あ、ありがと、」



そんな彼女の細かいところまでに見惚れていたら



前から配られていたプリントに気づかなかった



〇〇「教科書の問題を演習してもらいます。時間は10分で、」



みんなが「はぁい」と脱力した返事をし



それに合わせて俺も視線を下げた



ここで初めて俺はノートを取らず



教科書すら開いていなかったことに気づいた



もちろん問題を見たって一個もわからない



話聞いとけばよかったな、なんて思いながら



前のページを確認したりしながら



なんとか問題をひとつでも多く解けるようにした



全部正解したら褒められるのかな



なんて妄想をして

僕が青春を捧げたのは“担任の先生”でした

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

70

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚