“注意事項”
・二次創作
・ろふまおメイン
・同じメンバーがもう1人ずついます
・戦闘します
・乗っ取ろうとしています
これらが大丈夫な方はどうぞ!!!
加賀美視点
「、ッぅん…?」
全身に痛みを感じる。硬い床で寝ていたからかもしれない。
眩い光に負けずと目を開くと白い部屋にいた。天井には均等に電球が着けられていて、パッと見暗い所はない。
そんな風に動けないなりに部屋を見渡して分析をしていた。
ふと誰かに話しかけられた。
『…おや。やっと起きましたか。』
「…え????もう1人の…」
目の前の光景に目を疑ってしまう。
『そうなんです!ワタクシはもう1人の”ワタクシ”なんですよ』
「…仰っている意味が理解できません…もう1人の”ワタクシ”…?どういう事なんですか…」
逆光で姿形は見えにくいが、声や体格的にはもう1人の”ワタクシ”と言わざるを得なかった。
『…貴方って理解力が無いんですか?』
突如として煽られた。
「ッは、?」
『もう1人の”ワタクシ”と言ったらもう1人の”ワタクシ”なんですよ…』
だからそれが分からない…話が非現実的過ぎる。
『貴方が”ワタクシ”なら頭を使ってみましょうよ?』
人差し指で自分の頭を指さしてそう言ってくる。そして、自分が絶対と言う程言わない言葉を並べてきている。
「っちょ、その〜…何が何だか分かりませんが、例え私のクローンや分身だとしてもその言い草は有り得ませんよ!?」
『…は〜ぁ…時期に”ワタクシ”が”加賀美ハヤト”になるんですけど…この衣装、身体が借り物だとしても、貴方がいなくなればワタクシが本物になるんですよ。』
「ッ!例えですね、貴方が私を倒して本物を名乗ったとしても本当の本物には負けますからね!?」
少しキッとなり大人気ない早口でそう言う。オリジナリティとしても本物には到底敵わないと私は思っている。
『…ふふ、ッ…w有り得ないwワタクシが貴方に負けるなんて有り得ないんですよ??』
私の言葉を踏みにじってくるように嘲笑い、そして余裕を見せてくる。
『例え貴方が本物だとしても____』
…嘘でしょう?そんな、じゃあ私はあのクローン如きに負けてしまったら…
「…ッなら私!!お前を絶対にぶっ潰して差し上げますから!!!」
そんなのは嫌過ぎる。
『…ふ、ふふ。』
「偽物が本物に勝てると思わないでくださいよ!!」
簡単に、自分が積み上げてきたものを壊されたくもない。
『…えぇ、じゃあ本気で来てくださいよ?』
「勿論ですよ。私は貴方に絶対に負けませんから!!」
そうやって私はもう1人の”ワタクシ”に睨みを効かせてやった。
そんな事をしているうちにどっからか言い争いをしている声が聞こえる。
「ッ…貴方に僕が負ける訳が無いんです!!」
『うるさいです!!少しは黙っててくださいよ。』
「ッぐゥッ!?」
『おやおや、剣持さんじゃないですか。』
『ッ社長!!もうそろそろやらせてくださいよ!』
“ワタクシ”が私の元から離れたお陰で姿が明らかになった。ろふまお衣装の剣持さんがロープを手に持ち、縄で縛られているもう1人の剣持さんを連れている事が分かった。
さっきお腹を殴られていたのか、膝から崩れ落ちて蹲っている。
『ふふ、っ。我慢です。合図が出るまで駄目ですよ?』
『ところで、剣持さんはどうしてここに?』
『1回広間に行ったんですけど社長が中々来なかったので様子見に来たんです。』
『あら、それは申し訳ないです。今から準備するので先に行っててください。』
そう言って”ワタクシ”はコチラへと向かってきてロープを掴む。
『ほら、立ってください。』
反抗してやろうかと考えたが今の状況じゃ到底勝てない。今は大人しく従った。
「っ社長、…」
「剣持さん…」
剣持さんと一緒に広い部屋へと連れてかれていった。
次回→3/29(水)
コメント
1件
最高でした! 続き待ってます‼︎