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“注意事項”

・二次創作

・ろふまおメイン

・同じメンバーがもう1人ずついます

・戦闘します

・乗っ取ろうとしています



これらが大丈夫な方はどうぞ!!!



剣持視点


少し長くて白い廊下をくぐり抜けると、さっきの部屋よりもかなり広い場所に着いた。


中央には甲斐田君にもたれ掛かりながら寝ている不破くんとどうにかして起こそうとしている甲斐田くんの姿が見受けられた。


少し奥にはもう1人の不破くんと甲斐田くんが会話している。


右奥と左奥には机があり、その上には何かが乗っている。


多分…いや絶対に武器なのだろう。


「社長…あれ、って…」


「…戦いは避けられない様ですね。」


真ん中に連れてこられ、強引に座らせられる。


「もちさん!社長!」


「甲斐田くん、無事でしたか?」


「…まぁ。…あの、僕ッ」


そう言いかけるともう1人の甲斐田くんがわざとらしく遮ってきた。


『あ〜、全員集まったようですよ!アニキ』


『お、マジか。』


もう1人の甲斐田くんがオリジナルの甲斐田くんの口に手を当てた。


「っちょ、なんですか!?甲斐田くんに何するんですか!!」


『…いや、もちさんなら見たら分かるじゃないですか?』


「ッいやまぁ分かりますがそういう事では無くて!」


『…別に”ニセモノ”には何もしないですよ?』


至って普通な反応を見せてくる


ニセモノという言葉に何処か引っかかる。


「この甲斐田さんは貴方とは違って本物ですが!?」


『いやそう言う意味では無くて…』


偽物?どっちの意味でも取れる。1つは自分が本物だと言い張っている。もうひとつは…


『んぁ〜。そんなの後で説明すれば良くない?』


もう1人の不破君が割り込んでくる。僕らの話を無意味だと思ったのか、呆れた感じで。


『てかコイツ起こしたらどうなん?ずっと寝てるしさ。』


もう1人の不破くんの言う通りだ。先ずは不破くんを起こさなければ。


もう1人の僕と社長は少し遠い所で話をしていたが、話が終わったのかこっちに近付いてきた。


「不破さ〜ん。」


「不破く〜ん?」


「アニキ、!!」


とりあえず身体を体当たりで揺する。


「ん”ん…」


「あ。不破くん!」


その起こしている様子を見ていたもう1人の不破くんがこっちに寄ってきて、そして






不破くんの腹に蹴りを入れた。


僕含め一同は動揺した。


「ッぁ”う”ッ!?」


ろふまお衣装の不破くんはお腹を抑えて蹲っている不破くんのその様子を見てニコっと微笑み、一言言い放った。


『あ、起きましたよ!』


「ぃ”…った、」


『…ま、起きないヤツが悪いですもんね。』


自分の中で何故こんなにも起きないのかは疑問にはなっていたが、さっきの蹴りはかなり強かった。


「アニキ!!!!ちょっ、お前!アニキに謝ってくださいよ!!」


『…なんや。ニセモノのコブンの分際で俺に楯突く気か?』


「ッ…!」


冷静に、冷淡に。そして冷酷に。いつものおふざけのようなあの雰囲気は少なくとも感じないし、今の状況で感じさせる気もない。


甲斐田くんは何も言えずに引き下がるだけだった。


『…さて。会話はもう終わりにしましょう。』


そう言ってもう1人の社長が今の状況を終わらせに来た。


『ざっとこの場所についてお教えします。』


『ここは現実、と言えば現実なんですが、空想上の場所でもあるところなんです。』


『さっき蹴られて痛みを感じていたのは現実だと証明していると分かるはずです。』


『なら空想上の場所は何?となると思いますが、この場所は我々4人が生み出した存在しない空想上の場所になるんです。』


『当然我々がいなくなればこの場所は消えますし、戦った記憶も恐らく消えます。』


『なんせ我々自体元々は貴方達でしたし、我々の事は記憶の1部と思っておいてください。』


『とまぁ、こんな感じですね。』


淡々と並べられる言葉の序列が非日常で、だけどこうして起こっている事を喋っている。


非日常的な本当を我々の記憶の1部が語っている。


『…さて。少しは対抗したい筈ですよね?』


そうやってもう1人の僕が話を切り出し、こちらへ歩いてくる。


『本当は今すぐボコしたいんですけど、縄を解いてあげますよ。』


『ただ、解かれたからと言ってすぐ暴れないでくださいよ?』


そう言って腰にかけていたナイフを取り、縄へと当てていく。


『あー、やっぱ解いちゃうんや、』


残念そうにそう呟くもう1人の不破くん。


『僕だって解きたくないですよ…』


もう1人の僕はボソッと呟き、淡々と紐を切っていっていた。


メンバー全員の紐が解けたのを確認したもう1人の甲斐田くんは声をあげた。


『じゃ、皆武器持って〜〜』


右奥のテーブルの上にあるナイフを取った。


ナイフは人数分あった。


僕らはそれぞれ1本ずつ所持し、顔を向かい合わせた。


『武器持ったね〜?じゃ、開始〜』


もう1人の甲斐田くんはそう言いながら指パッチンをした。


指パッチンの音を聞いた瞬間、眩い光に包まれた。





________

次回→4/1(土)

もう1人の自分と戦う事になりました。"完結"

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