松田博士による報告書
松田実博士は1930年8月上旬32歳服毒自殺をした。
1928年頃から博士の支離滅裂な発言が目立ち始めた。時には窓硝子や実験用具を割っては戯言を発することもあった。
死後取り残された妻子は1945年9月時点において死亡が確認されている。
生き残った我々研究員は現在も博士の信念を背負い調査を続けている。
その際ふと博士の報告書を思い返し、妙な内容だった為ここに記載する。
以下その引用である。
私が「時間が存在がない」ことに証明して今からする。
宇宙開始時の爆発的膨張に全てから瞬間に定められているのです。
わたし達が一本の映画の一枚のフィルムの一本の映画上に例えば存在しその一枚のフィルムを「現在」だの「今」だのを今と呼んでいる。過去に記憶の中のに存在し未来は宇宙開発時の爆発的膨張に全てから定められているのだ。宇宙開発時の爆発的膨張に全てから定められているのだ。
「時間が存在がない」のは時計でそれを目視可能にさせたから人々はそれを目視可能になつて理解できなくなってしまう。
エントロピーの蓄積が過去を秩序あるものを無秩序へと変えている。エントロピーの蓄積が無秩序です。
卵は戻らない。
硝子は戻らない。
卵は落とす。
卵は割れる。
卵が秩序があるしかし割れることで無秩序な存在だ。硝子は同じく。
皆は私を言うことを戯言と馬鹿にし取り合わないのだ。エントロピーの蓄積が無秩序です。
これは駄目なことでは知ってしまった。今夜に殺される私にです。いやだ、こわい。エントロピーの蓄積が無秩序です。報告書見られた。私をころされる。たすけてください。部下にです。なんで。いやだ死ねない。こわい。けんきゆうつずけなければ。エントロピーの蓄積が無秩序です。
私は急いでこの報告書を処分しこの文書もいずれ処分するつもりである。