一度落ち着く為に、と、
ショウ、カイ、ノボリはショウの宿舎に来ていた。
カイが恐る恐る聞く。
『…ノボリさん、さっき言ってた「クダリ」って?』
「今から全てお話します」
ノボリは帽子を取り、言葉を零すように話し始めた。
「わたくしは…この時代より未来…
イッシュ地方ライモンシティバトルサブウェイ、
サブウェイマスターをしておりました」
『…ライモンシティ…サブ…なにそれ…?』
「簡単に言えば、バトル施設でございます」
『へぇ…未来って凄いなぁ』
ノボリは続ける。
「先程言った『クダリ』は…
わたくしの、双子の弟でございます」
「え!?本当に双子だったんですか!?」
「ええ」
「…わたくしのたった一人の、弟でございます」
『…そうだったんですね』
つう、と一筋の涙を流すノボリ。
すぐに拭い迷いのない目で前を向く。
「早く帰らなければ、
クダリをこれ以上一人には致しません!」
ノボリがゆっくり立ち上がる。
猫背だった背はのび、
いつもより身長が高く見える。
『あれノボリさん身長伸びて…?』
「サブウェイマスターとしての誇りですから。
このコートも取り替えねばですね」
安心したようなカイにノボリの口角も緩む。
だが、ノボリは少し暗い顔をする。
「それで…どうやって帰ればよいのでしょう
わたくし来た時のことは覚えておらず…」
『あ、たしかに…』
「大丈夫です!」
ショウが声を上げる。
『ショウさん?』
「わたしアルセウス居るので」
『ええ!?!?』
「なんと!?」
二人は驚き後ずさる。
「この前捕まえましたかな」
『えぇ…!?いいのそれ…』
「分身体なので多分大丈夫です」
「ブラボー!!
是非いっぴき道に挑戦していただきたいものです!」
心配するカイといつものように声を上げるノボリにショウはくすりと笑う。
「どうします?今すぐ帰りますか?」
ノボリは少し考えてから、
「…いえ、1日待ってくださいますか
少し整理をしたいのと、オオニューラやシンジュ団の皆様達にも挨拶をしてきます」
「分かりました!
あとでアルセウスいっぴき道お願いしますねー!」
ノボリは宿舎の外に出て大空を見上げる。
真っ白な雲が、あの双子の弟を思い出させる。
「あと少しだけ待っていてくださいまし、クダリ」
ノボリはそう呟いて、訓練所へと向かった。
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どうも主です
文字数が少なめになると始まる雑談コーナー
サブマスってビジュが本当に天才的だと思うんですよ
ロングコートと白手袋がホントに癖にダイレクトアタックしててですね
マジで好きです
あとアシンメトリーな双子っていうのも
ホントに好きすぎて…👍
双子キャラ大好きです
というかこれ終わったらどうしようか考えてないんですよね
新しいやつ書くか…?
まぁ、思いついたら書きます
コメント、いいね本当にモチベになってます!
これからも長い目で見てくださると嬉しいです
それではここらで
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