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11月24日、今日は8年前の俺にとっては最高の日。

今の俺にとっては、最悪の日。









今日も、重い体を起こして、スーツを着て、カバンを持って会社に行く。

でも、君が居ないとこんなにも、寂しい。悲しい。


そして、会社に行って仕事を済ませて、昼ご飯を食べて、花屋に言ってドライフラワーを買う。


金木犀の。


儚い。

少し触れただけで、落ちる。


そして、ある場所に向かっている途中。手をつなぎあったカップルを見た。


🎸「…」


俺も、星奈と。いや、考えないで。苦しくなる。また、再生される。


血だらけの星奈が。


やめて。やめて。もういっそのこと、死にたい。でも、星奈は残せない。


自分で自分を落ち着かせながら、。


着いた。君が今いる場所に。


『百合野総合病院』


君はね、知らないんだろうけど。

心電図を鳴らして、酸素マスクを付けて、栄養点滴をして、寝ているのを。

何も知らなさそうな、その横顔で。

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