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#ゆ め し ょ ~ せ つ
主
357
8/|/aB(旧アイビー)
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掃除屋談話室にて
「ほい、スラッシュ」
「だあああ!!また負けた!!!」
「イカサマしてかを疑うレベルで強いなラム」
「はは…ヒュゴォッッッ!!!!???」
「あ、肋骨に響いた」
「ウグゥ…」
大人組はポーカー、子ども組は皆で仲良くお絵描きをしていた。
「ラムの怪我の具合はどうなんだ?」
「リペルも復活してきたみたいで徐々に良くなってるらしい。本来は全治半年はおかしくないのにこの調子でいけば1ヶ月もあれば治ると。はい、またスラッシュ」
「ぎゃあああ!!」
「むしり取られるぞエンジン」
「もう1回…あともう1回だ…!!」
腕が使えないラムレザルの代わりでポーカーをするザンカは少し嬉しそうな顔をしていた。
「ん?おやおや、微笑ましい光景だね」
「あ!掃除屋の頭さんこんちわーす!」
「コルバスだ」
「イオタも来ていたんだね。」
「ねえさまのお見舞だよ」
子ども組の描いた絵を微笑ましそうに見るコルバス。
「レムちゃんこれ何?」
「ふっふっふ…よくぞ聞いてくれました!!これは、歴代のまじない屋の壁画に僕の絵を描き足すための準備さ!!」
レムリンの住むキャンバスタウンでは、代々まじない屋が思想思念を込めた巨大な絵を描く習わしが残っている。そうやって歴史を刻んできたいい文化だとコルバスは言う。
「これはすんごい大仕事になるぞぉ!でも、1人で描くには大変なんだよねぇあの場所…」
「インクも買い足すのを忘れるなよ。わしも手伝うが人員・資材の調達はお前が手配するんだぞ」
「これがクリエイターのサガ…」
項垂れるレムリンを見たラムレザルはモールス信号を使ってコルバスにとある提案をした。
「(!いいねラム…)さて、君たちに任務を与える。」
「「?」」
「キャンバスタウンまで遠足に行きなさい」
コルバスの提案にルドは意味が分からんという顔をした。
「遠足ってことは歩きっすかボス…」
「安心してくれこの子供達5人だけだ。」
「は!?」
この提案に声を上げたのはセミュであった。
つい最近、襲撃に遭い最高戦力の1人がこの有様だ。不用心にも程がある。
「ラムもやらせてみればいいと言ってるし、何より最年長のルドが全員を守ってくれる。そうだろう?」
「!」
「遠足とは成長するための修行と同意語なのだ」
「(ぜってぇウソだ…)」
「ゆっくり遠足してくるがいい」
というのが2時間前である。
「ディアディア、このチャーム見て可愛いでしょ?」
「ンム」
「僕が掃除屋の身体能力に勝てるわけないって!」
「そうかなぁ」
キャッキャウフフしてる4人を横目にルドはやる気に燃えていた。
「どっからでもかかってこいや敵いぃ!!」
「この街良いインク売ってんだよね」
コメント
1件
わあ、今回もにぎやかでいいですね!ポーカーでボロボロのスラッシュと、ラムの怪我が思ったより順調でほっとしました。そして何より、ラムがモールス信号でひそかにコルバスに提案するところ…あのチームワークの描き方、じんわりきました。コルバスの「遠足は成長するための修行」という言葉、ルドが本気で守る気まんまんなのも微笑ましい。レムリンの壁画の話も文化の厚みを感じて好きです。子どもだけで遠足、どんな冒険が待ってるんだろう…続きがすごく気になります!