テラーノベル
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私の名前はチグ。見せかけチームのシューター使い
私がお面を付けるようになったのは小学4年生の時からだ
親の転勤で私は違う学校に転校することになった。親しい友達もいなかったから別によかった
でも転校先の学校の環境は最悪だった
クラス全員チャラチャラしてて女子はほぼぶりっ子とナルシスト
メイクとか私物の見せ合いをして大きな声で笑い合ってる
転校生の紹介のときクラスの奴らは私を見つめ
しばしの沈黙になったかとおもうとクスクスと小さな笑い声が耳をかする
休み時間になると私の机にみんなが群がってきた
何を言ってくるのやらと思っていると
は・・・・?突然のことばに私は数秒間フリーズした
なんでいきなりそんなことを
もぶ「せっかく転校生がくるって盛り上がってたのに来たと思ったら地味でつまらなくてブスでさ」
もぶみ「ウチらの盛り上がり返せや」
もぶこ「あたしのほうが100倍かわいいよねぇもぶたくん♡」
もぶた「当たり前じゃんwつーか比べたら可哀想だろ」
もぶか「でもクラスに一人くらいブスがいたらウチらがもっと可愛く見えるんじゃね?」
もぶみ「もぶか天才w?!」
無視すればいい何度も心に言い聞かせたけど鋭く尖った悪口はじわじわ私のメンタルをえぐってゆく
やがてその傷口から恥ずかしさ。悲しみ。苦しみ。弱音が湧いてきてどんどん苦しくなってゆく
駄目だここにいると駄目だ、こいつらといると・・・・・
そうして私はすぐさま教室を出た
オエ…
気分が悪い。トイレで吐いたあと私はしゃがみ込んでしまった前を向くと鏡に自分の顔が映っていた
クラスの奴らに言われたことが頭の中でエンドレス再生される。
もう自分の顔も見たくない
なんとか授業を切り抜け下校時になった
わたしはすぐさまに教室をでた。誰とも目を合わせないように、早く帰りたかった。
もぶ「みて、ブスが走ってるw」
もぶみ「やっと気づいて恥ずかしくなっちゃたんじゃないw?」
もぶこ「かわいそぉ♡w」
ジンジンジンジン痛くなる。ブスじゃねぇしブスじゃねぇし
転校してから一ヶ月
私の精神は限界を迎えていた
涙目になるとまたキモい。ブス。って言われてしまう。泣いたら負け泣いたら負けなんだ
それに…。いってやりたい。言い返してやりたいのに言おうとすると顔がひにくって次第に声もかすれてなくなる
顔を見られたくない。評価しないでほしいそんなことを思っていると
「今日の夜夏祭りがあるから友達といってきなさい」
仕事が忙しくて滅多に帰ってこない母が何を言い出すかと思うと
友達と夏祭り?
チグ「友達いねぇし」
母「なら今日作ればいいじゃない」
・・・・これ以上言っても売り言葉に買い言葉だ
結局私は祭りに行くことにした。お金もくれるし。あとは同級生の奴らに会わないようにすればいいだけだ
でも目的地に近づけば近づくほど私の息は荒くなって心臓がドキドキする。
変装でもしてくればよかった。冗談交じりにそんなことを言っていると、まつりの屋台が見えた
そこにはお面がたくさん売ってあった
チグ「これだ・・・」
心の声が漏れてしまうくらいに私はピンときた
お面をすれば顔は見えない
そしてすぐさま
チグ「上から3番目の一番上のやつください」
かっこよくも可愛くもなかったけどなんでか惹かれたこのお面
付けてみると安心した。ただのお面なのに
あともう一つ、勇気が湧いてきた
チグ「これなら・・」
次の日少し不安にはなったもののお面を付けて学校に行くことにした
チグ「そのために買ったんだしな」
ガララッ
いつもより堂々と中に入ると
クラスのみんなが私を見て笑ったもちろん馬鹿にするように
もぶ「wwついに頭おかしくなった?w」
もぶみ「ブスは何着てもブスだねww」
もぶか「つーかもっとぶすになってんじゃんw」
もぶこ「あたしが付けたらそのお面も可愛く見えるのにぃ♡」
チグ「いつもえ私にブスブスブスブス言うけどさ。自分の顔鏡でよく見てから言ったら?
その厚化粧。化粧してもその程度だったら素顔はもっと醜女ってことだよな」
もぶ「は?w何いきなり。ヤキモチ?ウチらの可愛さに嫉妬してんの強い言葉使ってるけど
ほんとは怯えてるんでしょ?だっさっ」
うん怯えてるよ。でも後悔は無ぇよ今までずっと思ってて言いたかったことが言えてるし
次第に目の周りが熱くなってきたけどどうせコイツラには見えてないし
チグ「ダサいのはお前らだろ私にブスって言って自称美女を保ってただけだろ?恥ずかしく思うわ。
嫉妬なんかするわけねぇじゃん。見ててクッソ痛いやつらに」
もぶこ「ひどいよぉ(泣)そんなに言わなくてもいいのにぃ(泣)あたしはブスじゃないもんー♡」
男子共「さいってーだなお前。もぶこちゃん俺等はもぶこちゃんの味方だから」
チグ「最低なのはどっちだよ。それにもぶこお前ウソ泣きだろ?男共もよくそんなキモいぶりっ子の味方つけんな」
もぶこ「ぅううーー。もうしらないぃ〜」どっか言った
もぶか「みんなもう行こ!こいつのことなんか気にしなくていいよ」
チグ「じゃぁもう悪口いうなよ?」
もぶか「ちっキッショタヒね・・・」
チグ「きしょくてごめんね〜あと私はタヒなねぇから〜」
うっひょ〜気分さいっこーーー!!!!!
・・・・心の傷は消えないけど上から塗りたくることはいくらでもできる。
だからきっと私なら大丈夫・・・・・
それから私は完全にお面を付けるようになった
・・・・・・・お面がないと発せないなんて・・・・
・・・・いや!お面を外す理由なんかねぇし。
トラウマは消えなくてもいつかきっと!
小学6年生になって
私は孤独に辛さを感じてきた
といってもお面を付けてる私なんかに誰も寄り付かないし
もうすぐ学校生活も終わるんだ・・・
卒業が近づいてきて私はあいつらと違う中学に行くため中学受験をすることにした
そして頑張って勉強したおかげで見事に中学受験を成功した
といっても新しい学校でもいじめはあった
お面を奪われたり
そのお面を外に投げてきたり
チグ「くそ・・・・中学での友達を期待した私が馬鹿だった・・」
茂みの中に投げられたお面を探していると、
ガサッ
チグ「?!」
突如目の前に人が現れた。
「お前もお面?」
顔を見られたのと、いきなりでびっくりしたのでとっても動揺していた私。
相手の言葉だけ頑張って聞き取り
その人の顔に二度見をしてしまった
チグ「お面?!」
ルカ「俺はルカ。いや〜まさかお面仲間がいるとはね〜」
自己紹介とともにルカはお面をあげて素顔を現した
ルカ「よければなんでお面してるか教えてよ。俺は人と目を合わせて喋れないからだけど」
チグ「あ・・・ああ」
ルカ「なるほどね・・・・でも普通にチグは可愛いと思うけど」
チグ「?!」
いきなり異性にそんなことを言われて私は顔が真っ赤になった。
てか友達できたじゃん!!!同時に好きなヒトも・・・
そうしてるうちにルカ。マイル。やよいの4人の友だちができた(ミセカケチームのメンバー全員揃った)
私の恋は失恋に終わったけど、実際告白はしてないけど
ルカはやよいが好きなんだろうな・・・すぐわかった。でもやよいもさいっこうの友達(リーダー)
ルカの恋も応援したいし・・・っ
私も幸せになれたよ!!
コメント
10件
うぎゃー!!まじで上手すぎ!! 勉強になりましたー(ノ*_ _)ノハハ― アイコン変わった?!(カワイイ!!!
ひよりの久しぶりの物語だー! 栄養補給ー!!
過去作るのうますぎん? 私もラバナーヌちゃんたちの過去を作品とかに書こうかな…?