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入学式は滞りなく進んだ。
のだが。
その中でも一際目を引いていた人たちがいた。
そう。こういうのの定番だよね。生徒会の皆さん。
わかるー、わかるよ。生徒会ってさ、なんかカッコいいし憧れちゃうよね。
一年生は皆、新三年生に憧れを抱いていた。
めちゃくちゃクール系美人な先輩。
爽やかイケメンな先輩。
きゅるきゅるかわいい系先輩。
など、それはもう豊富豊富。
でも私は。
新二年生の生徒会の先輩たちの方が目に入った。
1人は土井先輩というらしい。
がっちりした鍛えてそうな体に男らしい顔つき。
もう1人は佐原先輩というみたい。
セクシーな低音ボイスで耳が孕みそうだった。
でも。私が気になったのはその2人の表情だった。
土井先輩は嘘が苦手なのか困ったように笑い。
佐原先輩は貼り付けたような完璧な笑顔が印象的だった。
まぁでも…
「私には関係ないことだしな〜」
なんて。
蒼「?」
聞かれているとも知らずに。