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遥

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5 - 第5話

2025年02月19日

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入学式が終了し、全員で再び1-Bの教室へ戻ることに。



蒼「なぁはるちゃん。さっきの関係ないしな〜って独り言、あれなんやったん?」




席につきながら蒼が話しかけてくる。




「あ〜…いや、うーん」



なんて説明しよう。

こういうのって言語化が難しい。



蒼「んーまぁ言いたくないなら言わんでもいいけどちょい気になったな〜」



なんて話してると。



雪「なに2人仲良さそうに話してんの〜」



2人の席のそばまで来て、 むすっとわざとらしくほっぺを膨らませた雪斗くん。


えーハムスターみたい、かわいい。わざとと分かってても。



雪「え、ハムスター…」



「え、ハムスター!?声出てたってマジ?」



雪「出てたよもー」



またしてもほっぺを膨らませる雪くん。




わざとか?



私を悩殺しに来てるのか?





蒼「雪には教えないよ〜、席後ろの特権♪」



雪「ずるーーー仲間はずれ反対!」



あー。騒がしっ。


ほらもー、イケメン2人が騒いでるから女子が見ちゃってんじゃん。



2人とも中性的な顔立ちではある。

でも雪くんはかわいい系、蒼くんは美人系。


あー羨ましいなぁ。



「いいなぁ」



蒼・雪「なにが?」



「内緒」




マスク越しに人差し指を口に当ててみる。



それを見た顔の整った双子は、同じ表情で項垂れた。






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