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「…お母さん?おはよう。」
「おはよう。もう朝ごはん出来てるから顔洗ってリビングに来なさい、真白さんももう待ってるんだから。」
「はい。」
顔洗わなきゃ、でもリビング行きたくないよ、どうすればいいの璃梨…璃梨…璃梨、璃梨璃梨璃梨!
どうすれば璃梨と一緒になれるの…
「いただきます。」
「菜々葉、今日も璃梨ちゃんのところへ行くの?その前にちゃんと勉強していきなさい。」
「今日も行くよ、璃梨と一緒に勉強する約束してるの。」
「あらそうなの?集中して勉強しなさいね。」
「わかった。」
「そうだ菜々葉ちゃん、同僚からもらったお菓子あるんだけど持っていかないかい?」
「ありがとうございます真白さん。」
お菓子…変な物入ってないよね?途中で捨てよう。
「ご馳走様でした。」
「もういいの?菜々葉。」
「うん。美味しかった!部屋で勉強してから璃梨の家行くね。」
「わかったわ。」
早く戻ろう。9時くらいに行こうかな?
後2時間…早く会いたい
「菜々葉、少しいい?急だけどお母さん、真白さんと泊まりで出掛けることになったからご飯は外か家にあるもの食べておいて。」
「そうなんだ。楽しんできてね。」
「ありがとう、じゃあ行ってくるわね。」
「行ってらっしゃい!」
やった!お母さんと真白さんがいないなら、今から璃梨の家に行ける…でもまだ7時だ。せめて8時ぐらいに行かないと迷惑だよね…。璃梨璃梨璃梨璃梨…!会いたい…。
「やっと9時になった…。璃梨、今行くから。」
璃梨、璃梨、璃梨璃梨璃梨璃梨璃梨…!
「いらっしゃい菜々葉。」
「おじゃまします。」
「じゃあ私の部屋行こうか。」
「うん。」
璃梨の部屋はいつ来てもいい匂いがする。
この匂いが近くにあるとすごく落ち着く、
「菜々葉、なんかあったでしょ。」
「え?」
「図星だ。ほんと菜々葉はわかりやすいんだから。」
「…璃梨はすごいや。」
璃梨はあたしの事をわかりきってくれている。
今なら璃梨は受け入れてくれる…?
「ねぇ璃梨、今日璃梨が嫌じゃなかったらあたしの家でお泊まり会しない?」
「え、いいの?お母さんたちは?」
「今日泊まりでお出かけ行った。」
「そうなの?!じゃあお邪魔しようかな。」
「わかった。」
やった。今日は璃梨とずっと一緒にいられる。
今日こそ璃梨と…
「じゃあ今から行ってもいい?菜々葉の家。」
「…?!いいよ。」
「ありがとう。最近家が居心地悪くて。」
「…そうなの?じゃあ行こうか。」
「うん。」
璃梨を居心地悪くさせているもの…許せない…
「おじゃまします。」
「いらっしゃい。璃梨、リビングで勉強する?」
「いいの?じゃあそうしよ。」
あ、飲み物あったっけ。牛乳ならあるけど璃梨飲めるかな。
「璃梨ごめん、牛乳しかない。牛乳飲める?」
「飲めるよ。牛乳好き。」
「良かった。」
璃梨、牛乳好きなんだ、今度から来る時用意しておこう。
「あ、菜々葉、数学で分からないところあるんだけどいいかな。」
「うん。どこの問題?」
「√の計算なんだけど…」
「あぁ、璃梨苦手だもんね。」
「そうなんだよね…受験が心配になる。」
「璃梨なら大丈夫。」
「菜々葉に言われたら心強いや。」
可愛い好き大好き愛してるどうしてこんなに愛しいの…?あぁ、ずっと…永遠に一緒にいたい。
「…璃梨」
「どうしたの?」
「…好き。」
「…?!…私もだよ、菜々葉。」
「ずっと一緒…?」
「うん。ずーっと一緒だよ、菜々葉!」
やっと_
やっと璃梨を私のにできた。
本当は好きって言葉だけじゃ足りないくらい_