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敦斗「・・・あ~あ。」

町の公園のベンチにて、深いため息をつく敦斗。

彼は兄である春斗と喧嘩をしてしまったのである。

妬鬼「、なに、お前なんかあったんかよ?」

それを見ていた妬鬼が話しかける。

敦斗「っはぁ?だれ、、?不審者・・・??」

妬鬼「・・・こんな餓鬼が不審者だと思うかよ」

敦斗「んまあ、確かに、」

納得する敦斗。

妬鬼「んで?誰と喧嘩したのさ?」

敦斗「っ、なんで初対面のやつにそんなこと言わなきゃいけないのさ、っ!」

少し声を荒げる。

妬鬼「話したくねぇならいいけどよ」

むすり、と頬を膨らませて言う。

敦斗「‥俺、双子なんだけどさ、弟なわけ。」

妬鬼「・・・!」

敦斗「今日、一緒に虫取りに行くって約束してたのに、あいつ友達と遊びに行くって言われたんだよ」

「弟なんだから、兄の言うことに従えよって言われてまじむかついてさ。」

「そんなん関係ねえじゃんって思ってさ。んで喧嘩したの。」

妬鬼「‥俺もさ、姉ちゃんいるんだけどさ、双子なんだよ。」

一緒、、とでも言いたげな雰囲気をまとわせ少しうれしそうな顔をする。

妬鬼「うちの姉ちゃん、何でも抱え込んで俺の我儘聞いてくれるんだけどよ、」

「何言ってもあんまり怒らねえから心配なんだよ、嫌われてんじゃねえかって、」

敦斗「‥いいなあ。」

妬鬼「だから、何でもいいあえて、遊ぶ約束してくれるお前の兄ちゃん優しいと思うぜ?」

「あんまりよくわかんねえけど」

そういって不器用な笑みを浮かべる妬鬼

敦斗「‥!お前の姉ちゃんもさ、嫌いな奴の我儘、あんまり聞かねえと思うからさ、、」

「嫌われてなんかねえと思うけど・・・?」

妬鬼「、そーだな、あんがと。」

敦斗「ん。‥俺、帰るわ。」

妬鬼「おー、仲直りしろよー!」

敦斗「わかってるよ、、ッ!!笑」



そうして、夜の公園は静かになった。

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