コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
??「あ、おはようございます」
tr「お!チーノー!おはよう!」
ci「シャオさんも、おはようございます」
sho「おう。おはよう」
彼はチーノ。
全身脱毛して肌がツルツルだったり、
お茶と言いながらめんつゆを出す詐欺師だ。
だが、彼はメンタルが弱弱である。
だけれど、俺とは結構話が合う、唯一の親友だ。
ci「あ、そういえば大先生が”フラれたー(泣)“って言ってましたけど…もしかしてまた侍らせてます?」
zm「もうあいつのことは気にせんでええよ…」
rbr「あいつはそーゆーやつやねん。」
みんなには失望されている大先生。
…乙としか言いようがない。
…………………………
そこからは普段通りに1日を過ごした。
そして帰り道のとき。
俺はチーノと2人で帰っていた。
ci「…最近どうです?」
sho「んー…最近はあんまかな…?」
ci「…なるほど。」
sho「…」
沈黙が続く。
1秒1秒が長く感じる。
そんな、気まずい雰囲気だった。
ci「…あ!そういえば!」
不意に、声を上げるチーノ。
ci「夏祭り、誰と行くんです?」
sho「…夏祭り。…考えてなかったな。」
約2週間後、夏祭りが開催される。
そのためか、クラスでも町中でもお祭りの話が必ず出てくる。
ci「…俺と__________」
zm「ちーっす!何話してんの?!」
チーノが喋ろうとした途端、後ろから重みが感じる。
声的にも、テンション的にも、それはゾムだった。
ci「あっ、夏祭りの話ですよ!ゾムさんも行くんすか?」
sho「…」
チーノはつっこんだりはせず、ただ話のスピードを合わせていた。
sho(…疲れないのかな。)
そんなことをふと思う。
zm「そーだ!いつメンで夏祭り行くか?!」
ci「…今ここに皆さんがいないので明日また話しましょ!」
zm「確かに。それもそやな!うん!じゃ、大先生達と帰るから!じゃな!」
ci「はーい!」
ゾムと離れてからも俺たちの雰囲気は変わらない。
気まずいままで、何も話さない。
sho「…。」
相手の顔をチラッと見る。
彼の顔は…
…よく、わからなかった。
真顔とも言いにくいし、笑顔とも言いにくい…
ビミョーな顔だった。
だからこそ思う。
何考えてんだろ。って。