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家の玄関前。
俺はそこでずっと立ち止まっている。
疲労感のせいだろうか。
歩くのが嫌になってしまう。
この一歩を踏み出すのには、相当な勇気が必要だ。
手を伸ばし、扉をあける。
sho「…ただいま」
______ただいま、地獄の場所。
…………………………
次の日になって。
rbr「シャオロン!おは…って、足怪我したん?」
sho「おはよー。いやー…ちょっと転んでさ!」
俺は足に怪我を作って登校していた。
昨日は家の中で転けてしまい擦れて少々やけどになってしまったが大丈夫だろう。
そう思い俺は絆創膏も無しできたので
少し傷が目立っているようだ。
rbr「気をつけぇや?」
sho「おう!ありがとな!あ、そういえば夏祭りの話みんなでしよーや。」
昨日の帰りに夏祭りのことを話していたことをふと思い出す。
今、いつメンは全員登校しているので、
4つの机をくっつけ、周りに椅子を用意して座った。
zm「えー…ごほん!まず、夏祭りに行くメンバーを決めようと思います!」
rbr「はーい」
tn「はいはい」
ci「…」
sho「うい」
まず、俺らのルールとしては言い出しっぺが司会をすることになっている。
zm「俺的には全員で回りたいです!異議がある人は手をあーげろ!」
手を挙げた人は、0人だった。
チーノは、ただ笑顔でいた。
zm「異議なし!じゃあ集合場所とか色々決めるかー!」
tn「絶対チーノ遅れんようにな?w」
ut「…」
rbr「ほんまやでー!」
ci「wwwwwはーい」
sho「…」
よくわからない。よくわからないけれど…
何かがおかしい。
彼の笑顔はこうだったのか、思い出せない。
頭の中のモヤモヤが晴れない。
彼の目は弧を描くような目だったのか。
もっと穏やかな目だったような…。
彼の口はあんなに大きく開いていたのか。
もっと横に広がったような…
なんというか…
もっと______________
rbr「じゃあこれで決定やな!」
ロボロの大きな声でハッと我にかえる。
話を聞いていなかったが、大きな紙にメモをしていたので安堵した。
…………………………
1日が終わった。
もう今は家の玄関の前まで帰ってきている。
一分一秒でもあの空間にはいたくない。
だけど…”地獄”の場所には帰らなくてはならない。
sho「…ただいま。」
_______ただいま、地獄の場所。