ドンッ!!
🐨「ぁ”ッ」
視界が一瞬にして、真っ暗になったと思えば
俺は、地面に倒れた。
下半身の感覚がない。
地雷を踏んでしまったのだ。
ホソガを放してしまい、ホソガも倒れた。
俺は、ほとんどないような体を引きずり、ホソガに近付いた。
🐨「ホソ、ガッ」
ホソガの瞳が俺をとらえる。
🦄「ナム、ジュナ…大、丈夫?…」
意識の遠いような声で聞かれた。
🐨「ははっ…大丈夫ッゲホッて、言いたい、けどッゴホッ…もう無理かもなッゲホッ」
喋るたびに、口から血が吹き出た。
🦄「ナムジュナ…死なない、で…」
泣きそうな顔で、頬に手を当てられた。
そのセリフは俺が言いたい。
まだ、俺よりホソガの方が…
🐨「大丈夫ッゲホッだ…ホソガッ、はッゴホッ…死なないッ!ゲホッゲホッ」
俺が片手で、ホソガの手を掴むと
🦄「ふふっ…何、言ってる、の?…
僕、も…ナムジュナ、と…一緒、に…行くよ…」
昔から変わらない、口がハートになる可愛い笑顔で俺に言ってきた。
🐨「ダメだッ!ゲホッ…ホソガはッ、ホソガだけはッ…」
俺が強く言うと
🦄「何それ…笑…自分は、どう、でも良い、の…?
いつ、も…ナムジュナ、は…周りの、人を、大切に、する…よね…
僕、は…ナムジュナ、に…いつも、助けてもらってたや…笑…」
泣き笑いの表情を見せた。
違う…
助けてもらってたのは俺の方だ。
🐨「ホソガッ…」
俺が、ホソガの隣に行くと。
🦄「ナムジュナ…今生、では…出来なかった、けどさ…また、出会えた、ら…
僕、と…」
ホソガが言い終える前に俺は答えた。
🐨「ああッ…結婚、しようなッ」
🦄「ふふっ…分かっちゃうん、だね…嬉、しいなぁ…
僕は、ナムジュナが…メンバー、が…
世界で一番、好き…」
繋いでいた手が、冷たくなってきた。
俺は、ホソガの手を強く握った。
🦄「ナムジュナ…空が…かすんで、ない、ね…
晴れてる、よ…未来、が…」
ホソガの、手を握る力が一瞬にして弱まった。
🐨「ホソガ?…ホソガッ!」
何度も呼びかけたが
返事が返ってくることも、瞼が開くこともなかった…
🐨「ホソガ…」
俺は、最後の力を振り絞って起き上がり
ホソガの唇に触れるだけのキスをした。
俺の意識も薄れていき、呼吸することもままならなくなった。
俺は、防弾少年団のメンバーが、家族が…armyが…
大好きだ…
生まれ変わっても、また出会いたいな…
あのアンコールの声と、沢山のペンライト、また見たい光景…
ああ…armyとメンバーと過ごした日々は…
何にも変えることのできない、大切な時間だ…
叶う事なら、命の灯火尽きるまで歌い続けたかったな…
ホソガ…今行くからな…
“ナムジュナ!”
「ホソガ」
笑顔で笑いながら手を差し伸べる君
離さないように、しっかりと握った。
コメント
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現在時刻4:34分 私は泣きました😭 ねぇ!!!あぁ、、けど、クサズ幸せそうだったな……来世か、?来世でハピエン?ってことなのか??