あ、涼ちゃんのお弁当だ!
ぱくっ…もぐもぐもぐ。
「ああ!それ僕のお弁当じゃん!」
「もぐもぐもぐ。」
「ねえ〜!食べないでお願い!」
「もぐもぐもぐ。」
「若井ー、コレ誰のー?」
「ん?涼ちゃんのじゃない?」
「涼ちゃんのか!食べちゃお。」
ぱくっ…もぐもぐもぐ。
「ちょっと〜!それ僕のお菓子なんだけど! 」
「うん!知ってるよ!…もぐもぐ。」
「な!ん!で!知ってるなら食べないでよ〜!」
「やだ!…もぐもぐもぐ。」
あ!野菜スティックだ!
これは涼ちゃんのだな!
ぱくっ…ポリポリポリポリポリ…
「わあー!ちょっとぉ!元貴ー!」
「ん?なーに?」
「僕の野菜スティック!キュウリだけ食べたの元貴でしょ!」
「うん!美味しかったよ!」
「美味しかったじゃないのよ!なんでいつもキュウリだけ食べちゃうのさー!」
「あ!元貴!ストップ!!!」
「バレた!」
「バレたじゃないよ!それ僕の!」
「うん、知ってるよ?」
「知ってるよじゃないのよ!てかなんでいつも僕のやつばっかり食べるの?!」
「えー?だって好きな人のやつって美味しそうなんだもんっ。」
「なにそれ!…て…え?!好きな人…って?!」
「ふふっ、知らなーい!」
「え、元貴?!ちょ、ちょっと待ってよ〜!」
-fin-
コメント
4件
かわちい…尊い…🤦♀️💓
きゃわわ♡