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ライバー同士の血縁関係があります
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『カゲツ君に酷い事しちゃったな…』
ポツリとこぼす
リト「しょうがないよ。俺も結も知らなかったんだしさ」
リト君は私の頭を撫でながら言った
『…………うん』
少し浮かない顔を浮かべながら力無く言う
リト「カゲツはさ，もう前を向いてるからそんなに落ち込まなくても大丈夫だと思うぞ」
撫でるのを辞めてぎゅ，とリト君は私の手を握った
リト君のインナーの胸元にすっぽりと居たキリンちゃん（名前教えてもらった）も慰めるように私の肩に乗り移り頬をすりすりとしてくる
リト「ほら，家に着いたぞ」
気が付けば家に着いていた
『ありがとう，リト君』
キリンちゃんもありがとね，とリト君に受け渡す
『あと，今日のお昼の仕返し』
リト「んっ！？」
私はリト君の片腕をグッと引っ張ってキスをした
『またね，“リト”』
私はだんだん恥ずかしくなって家に逃げ帰る
美咲「おかえり〜」
敦「テツから送られた動画見たよ〜！」
四葉「めちゃくちゃ男前だったよ！」
芥川「ミニスカ…………」
太宰「彼ら中々面白かったねェ
なんかピンク髪の子凄い遠い目してたの気になったけど」
中也「俺はもう男の生足を見たくない……」
なんかダメージ行ってる人いない？
ていうかテツにぃ動画回してたんだ
あと多分おさにぃが言ってるのはウェン君だね
確かに他の皆は笑ってたのにウェン君だけ遠い目してたな…
ルカ「良かったね，結！」
アルバーン「うんうん！ おめでとう！」
『ありがとう，お兄ちゃん達』
そういえば，と頭にある事が過った
なんで小柳さんはアイを育てているんだろう
なんでアイはセラフさんの事を兄貴なんて呼んだんだろう
ウィッグ，異兄妹，赤髪赤目，100年以上生きている…………孤児！！
ｶﾁｯ，と頭の中でパズルが完成した様な，そんな感覚がする
もしかしたら，アイとセラフさんは血の繋がった兄妹で，みさねぇとは異兄妹なのかもしれない
もしかしたら，小柳さんの孫かもしれない
100年以上生きてるんだし，女性とそういう行為しててもおかしくない
そして1人の女性は息子を授かってしまった
その息子が，3人の父親なんじゃないのか？
もし私のこの考えが合ってるのなら，なんて悲しいんだろう
兄（セラフさん）の目は自分（アイ）じゃなくて，妹（みさねぇ）に向いている
引き取ってくれた人（おかあさん）でさえ，自分を見てくれなくてホスト（ふわっち）に貢いでいる
自分は妹達の世話をして，誰も自分の事を世話してくれる人はいない
無意識に唇を噛み締める
ルカ「結？どうしたの？」
ルカにぃが心配そうに私を見て言った
『……何にもないよ，心配しないで』
安心させる様に，私はいつも通りに笑って自分の部屋に向かった
今日は，もう…何も考えずに寝たい
ボス，と寝巻きに着替えずにベッドに入って今日は眠った
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