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コメント
4件
あの!リクエストいいですか!?rbkgで毒がみたいです!!
リクエスト答えてくれてありがとうございます😭 めっちゃ良きでした❣️
⚠
・rukg
・捏造過多
・流血表現あり
リクエストありがとうございます!
前回の話のrukgバージョンです!
追記
なぜかセンシティブがかかってますが、要素ないです🙇💦
🥷🔫視点
しくった、やらかした。途中までは本当にうまくいっていたのだ。1人での任務だったが敵はちゃんと倒せていたし、攻撃もできる限り避けかすり傷しか作っていない。ぐんぐん心拍数を上げることができ、攻撃も見てかわすことができた。調子がとても良かったのだ、途中までは。
敵も残り少しとなったところでガクッと力が抜け、地面に膝をついてしまった。そこからは最悪だ。なぜか呼吸が荒くなり視界も不安定に、度々襲ってくる吐き気とめまいに苦しみ続けた。
「毒を仕込んでたんかあいつら……」
挙句の果てには口から血を吐いてしまう始末。そう苦しんでいる間にも敵は数を増やしていった。このままやと押されて負けてしまう。そう感じ急いで本部へと連絡をとろうとする、がそのデバイスすらも弾かれ遠くに飛んでいってしまう。時間が経つに連れ毒が全身に回ってきたのか立つことすらままならなくなる。吐血と後からできた傷からの出血でだんだん血が失われていくのを感じる。
死ぬかも
そう直感で感じた。まだうごかなきゃなのに、敵を倒さなくてはいけないのに、市民を守らなくてはいけないのに…。考えを巡らすが毒が回り、満身創痍のカゲツに残された体力は少なく、意識はだんだんと薄れていった。
👻🔪視点
なにもない夕方、意味もなくDyticaの拠点でダラダラと過ごしていた。珍しく任務がなかった。カゲツが行ってくれたらしい。そんなことをボーっと考えあくびをして、もう一眠りするかと考えていたときだった。
ガチャ
「ただいまーー!!まじで疲れたーー!!って小柳いんじゃん、珍し」
「俺のことをなんだと思ってんだお前は」
「自称一匹狼」
「おい」
ライが帰ってきた。大学に行っていたらしく、教授がうざかっただの講義が難しくてわからないだの聞かされた。
「てかカゲツは?今日一緒にゲームやろって言ってたから早めに帰ってきたんだけど」
「まだ、任務行ってんだろあいつ」
「でも簡単って行ってたし、流石に遅すぎない?カゲツでもこんなかかんないでしょ」
確かにそうだ。さっきからの違和感はそれかと気づく。迎えに行ったほうがいいかななんて伊波が言い出したときにピピピっとデバイスの音が鳴り響く。
『D地区東にて叢雲カゲツが意識不明、敵は数を増やし街に侵攻中。至急Dyticaは現場に向かえ』
そう書かれた黒と黄色の画面が光出す。意識不明?カゲツが??頭が混乱してきた。
「ちょっ意識不明ってどういうこと??」
「わかんねぇ、急ぐぞ!!」
そう言って急いでデバイスに照らし出された場所へと向かう。頼む、無事であってくれ…!
場所に着くとそこは無惨な状態と化していた。目の前には血を口や頭、足など身体中からダラダラと流しながら、今にも倒れそうにフラフラと銃を地面に立て支えにして立っているカゲツがいた。
「ッカゲツッッ!!!」
急いで駆け寄ると丁度カゲツが倒れた。危機一髪のところで支えることができたが体は重傷を通り越しても尚痛めつけられたかのように致命傷だらけで今にも死にそうなほどの虫の息だった。
「ッッカゲツ!!大丈夫かッッ!!?、!?」
「…ろ、お、……?」
目が見えていないのか、傷だらけの手でこちらの存在を確かめるかのように手を動かして俺の頰に触れる。触れた部分からドクドクと感じる脈の音が終わりを知らせる警報のように大きく脳に鳴り響く。
ハンマーを担いだ伊波と合流した星導たちの姿が見えた。
「なにボサッとしてんだ小柳ッ!!!はやくカゲツをなんとかしろ!!!そのままだと本当に死んじまうぞ!!!!」
「ここは俺たちに任せて小柳くんはカゲツを!!!」
2人に戦場を託し、俺はカゲツを抱きかかえて敵のいないところへ走った。その最中にもカゲツは何度か血を吐いて苦しそうにヒューヒューと肺を鳴らしていた。
おそらくカゲツには毒が回っている。そのせいか先ほどから血の止まりが遅い。走る前に急いで応急処置を施したのにだ。このままじゃ本当に命が危ない。解毒剤を飲ましても、敵の調合のせいなのかまったく効き目がないようにみえる。
最悪の未来が容易に想像できてしまうほど事態は悪化し、全身から冷や汗が噴き出る、手が震える、息が詰まる。その間にも刻一刻と時間は過ぎてゆきカゲツもだんだんと息が細くなってきている。一方で出血は増すばかりで一向に良くなる気配はない。
どうしたらいい、頭でカゲツを助ける方法を考え続けた。
このまま病院に走るか?いや間にあわない、その間にカゲツは息絶えてしまう。なら敵から解毒剤を奪う?あるかも分からないものを探したって時間の無駄だ。あれはどうだいやだめだ、ならこれならいやそれも無理だろ。
そんなことをぐるぐると考えていると頭の中に1つの案が浮かぶ。
(カゲツに俺の血を飲ませよう)
白狼である自分の血を飲ませれば、回復力も体力も上がり今すぐに全快とまではいかずとも血を止め病院につくまでの時間は耐えれるはずだ。
成功する確証はないがしないよりかはマシだと思いカゲツに言う。
「今から俺の血をお前に飲ませる。そうすればお前は助かるけど人じゃいられなくなる。いいか?カゲツ」
声が出ないのか返事はない。しかし小さくか弱く頷くのを小柳は見逃さなかった。
そうして指をガリっと噛み出した血をカゲツの口元へと運ぶ。うまく飲み込むことができないのか中々入らない。時間がないのだから手段は選べないか、と思い俺は自分の口に血を運び、カゲツに口付けをする。唾液と血を混ぜ喉の奥に飲ませるとゴクと飲み込む音がする。あとは血が回るのを待つだけだ。
待っている暇はないので、うまくカゲツに白狼の血が混ざると信じて病院へ抱えながら走る。途中から解毒剤が効き始めたのかだんだん息が落ち着いてきた。しかし受けた傷が大きいのか出血は止まらずドクドクと血が溢れ出る。
「ハッ、ハッかげつッ!!もう着くからな!!」
病院に着くとすぐにカゲツは集中治療室という場所に連れて行かれ俺は待合室の椅子に腰をかけ、冷や汗の滲む自身の手を握っていた。
どれくらいたっただろうか、途方もなく長い時間がたったということしかわからない。そんなとき扉が開き医者らしき人がこちらに向かってくる。
「ッッは!!カゲツは!!、大丈夫なのか?!」
「大丈夫ですよ、叢雲カゲツさんは無事です。今は少し寝ていますが、じきに起きるでしょう。」
血が混ざった影響で、起きた時に混乱してしまうかもということでカゲツのいる寝室に向かうように言われた。そうして伝えられた病室へと足を向かわせる。
病室につきカゲツと2人っきりになると、ドッと安心が押し寄せてきた。一時は死にかけていたのに今ではスゥスゥと音をたてながら眠っている。
「もうちょい早くに助けられたらよかったな、ごめんな、痛かったろ」
ただ体には至る所に巻かれた包帯がみえ、痛々しく思える。白狼の血に適応できなかったらどうなっていたのかと思うと少し怖くなる。今ここに眠っているカゲツがふとした瞬間にいなくなってしまうのではないかと不安になる。そんなとこを俺が思っているとは露知らずカゲツは眠っている。その頬に手を伸ばすと温もりを感じる。
「カゲツ、…早く起きろよ、言わなきゃいけねぇことごいっぱいあんだよ……まじで、…」
「……それって僕にとって嬉しいことなん…、?……こやなぎ、…」
「ッッは!!?!カゲツ!?!お前いつからッッ」
「小柳が入ってきたところから……」
「めちゃくちゃ序盤じゃねぇか!?!」
そう言うとカゲツはまだ上手く声が出ないのか、ケラケラと小さな声で笑った。普段の調子で安心した。
「はぁ〜〜………まじで心配したんだぞ…、」
「うん、ごめんほんまに」
「無事ならいいけど……」
「ありがとう、おおかみ…」
「てか、さっき言ってた伝えなあかんことってなんなん??いい話なんそれって」
思い出したかのようにカゲツは聞いてきた。伝えなくてはいけないと分かっていても、万が一にもカゲツに拒絶されたらと思うと上手く言葉にできない。カゲツの頰に触れている手がぎゅっとこわばる。
そのことを察したのかカゲツは俺の手を優しく握ってくれた。力が出ないのかほぼ触れているだけのようだが。カゲツの脈がトクトクと俺の体に伝わってくる。
「ぼく、何言われてもろうのこと嫌ったりせんよ。だから教えてほしい」
そう安心させるかのように言ってきた。カゲツは俺のことを嫌ったりしない、そう思い伝えようと体に入っていた力をぬき、カゲツの手を優しく握り返す。
「驚かずに聞いてほしい」
「うん、僕もう心の準備できとるよ、大丈夫」
「カゲツは敵と戦ってる最中に毒を食らって致命傷だった、そこまでは覚えてるな?」
「いちおう…結構曖昧やけど、まあ……」
「で、その後だ。毒に血を固まりにくくさせてる成分が入ってたぽい」
「はぇ…それで止血しても止まらんかったんや」
「そういうことだ、でカゲツが落ちた後に俺と星導と伊波が合流した。そこで俺はカゲツの救護としてお前を敵に見つからないところに運んだ。」
「そうやったんや、ありがとうな」
「気にすんな。その後どんだけ応急処置をしてもお前の血は止まんねぇし、怪我はひどいしでなんかもうやばかった。だから、俺はお前に白狼の血、つまり俺の血を飲ませて回復力を上げた。」
「ふーん…そうなんや」
「意外と驚かねぇのな、もっと怒るかと思ったわ」
「なんでやねん、ロウは僕のこと助けようとしてくれたんやろ」
「そういうもんなのか…?でその影響がいろいろ出てて、一番大きいのは寿命な。白狼はもとから長寿だからその血が混ざったお前もある程度は寿命がのびてると思う。」
「へー…まぁ別にええか。寿命のびたらもっとゲームできるし」
「だから軽すぎない??しかもゲームかよ。もうちょい焦ろよ」
「別に…てか報告書とか書かんでいいん?さっきからめっちゃデバイス鳴ってんで」
「まじじゃねぇか、じゃ行くわ伊波にしばかれる」
「ん、またな」
そう言って病室をでる。俺だけ意識してるみたいで自己嫌悪に陥る。あのとき結構ガッツリキスしたのにな。あいつ覚えてねぇのかよ。なんかモヤモヤすんな…。
🥷🔫視点
小柳が伊波に呼び出され、部屋から出ていく。再び1人っきりになっま病室は少し広く、静かに感じられた。
小柳の話を聞くに僕にはどうやら小柳の血が混ざっているらしい。なんてそんなこと聞く前から知っている。
「…だって僕……記憶あるんやもん…、」
死にかけて視界が霞んでいく中で小柳が必死に問いかけてきた。正直に言うと声はほとんど聞こえてなかったのでなんと言っているかはわからなかった。でも小柳が必死になって自分を助けようとしていることだけはわかった。だから、力を振り絞り頷いたのだ。そしてその後の……あれも……。
「ちゅーしてくれたことも覚えてんのに…//」
もちろんあれは下心など一切なく、僕を助けるためやったって、わかってる。わかっとるけど!!!もうちょい意識してくれたって良いやろ……ほんまに…///自分だけが意識しているようで少し恥ずかしくなる。
「寿命だって、小柳と長く一緒にいれるんやったらなんだっていいもん……//」
そんな小さな呟きは静かな病室に溶けて消えていった。
この後2人がなんやかんやあって誤解がとけ、付き合い始めたり、始めなかったり……
ここまで読んでくださりありがとうございました🙂↕️!話の基礎は前回と一緒で、少しずつ変えていけたらな〜と思っていたのでそうなってたら嬉しいです😞
ネタ尽きてきているので、いつまでもリクエスト募集してます!!ぜひ🤲