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いやぁぁぁ....好き(反応見事に遅れる人
あ~...リスカか(結構前カッターと包帯あるっけとか思ってた人)
「再生身体」 📢、🌸、🍍
※自傷有
📢 … 「」
🌸 … 『』
🍍 … 〔〕
現在 屋上にて
〔は… お前、… なにやって、… 〕
「なに、って…見たらわかんじゃん」
〔おい、らん!!!〕
〔どういうことだよ!!!!〕
『……』
遡ること 2週間前
ーなつ視点ー
『いるまぁ~!!!』
「んだよ、朝からうるせぇな…w」
「あ、なつおは」
〔うぃ~…、〕
『なっちゃんなんかテンション低い…?』
〔いやさ、今日テストだべ?〕
「…そういえば1限からあったな」
『えぇ!?』
『俺なんっっもしてないんだけど!?』
〔…歴史…か地理のどっちか〕
『英語じゃないならいっかぁ~、…』
「お前勉強しろよ、…」
『いるまは昔からそうじゃん!!!!』
『勉強しろ、勉強しろ~、って…』
〔昔…?〕
〔って事は幼馴染なん?〕
「ぁ~、… そう」
『小学校くらいから同じ!!!!』
〔へぇ~…〕
今思えばらんはいるまに付き人のように一緒にいた。
そしたら秘密なんて1個や2個…何個だって知っているはず…
ってことに気づけてたら…なぁ、…
……いるまを愛すことができただろうに。…
ーLAN視点ー
幼馴染ないるまとは毎日連絡はとるし、毎日一緒に帰ってる。…
時々見せる表情も…行動も。
ぜ~んぶ、俺だけが見てればいいのに。
俺以外、見なくていいのに。
それでも高校生活は始まっちゃって…
でもいるまとは同じクラスになれて、
幸せなことだけ……なはずだった。
邪魔が入る。
そんなの中学校でもあったし、慣れてた。
いるまに近づかないで、そうはっきり言って離れさせてた。
でもそうするうちにいるまはこう言った。
「…高校生になったら…らんと…俺と…友達で絶対生活彩おうな、」 って、
そんなこと言われたら…邪魔を駆除できないじゃん。
「ぁ~…やっぱなつと俺とらんで最強じゃね?w」
なんて言っちゃってさ、 …
俺とは居たくないの?
ある日、なつが学校を珍しく休んだ。
熱…らしい。
「らん、今日…話したいことある…時間ある?」
『…うん、』
いるまが俺だけを呼び出す理由は1つ…
身体的に…苦しい時…
たまに心理的に影響を受けてる時…だけ。
嫌なことに、2つとも当てはまった。
『いじっ、め…?』
「…されてて、」
『…誰なの』
「…ごめっ、…」
『俺こそ圧っぽくなっちゃってごめん、…』
『それで~、クラスメイト?』
「…そう、」
今までは全く虐められることなんてなかったし
いるまは完璧なのに。
…絶対に許さない
そんな心で燃えてたはずなのに相談に乗ることしか出来なかった。
「…見てよ」
ザクッ、…と自分の腕をカッターで当たり前のように慣れた手つきで動かしていた。
グニョン…っと肉々しい音をたてながら腕の傷が治っていく。
『…いる、ま?』
「ほら、これでらんに心配かけることはないやろ?」
怖ばった笑顔でそう言ってくる幼馴染は 試してみる、?と腕を差し出してきた。
…再生する。
また肉々しい音をたてて。
「…他の人に言っても言わなくても…いいよ」
俺だけが知っている嬉しい、
…独占欲が働いた。
「…らんは信じてるから。」