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俺には大好きな人がいる。
「元貴」
そう、天使みたいなこの人。
本当に可愛いの。
優しいし。誰よりも人に気を遣っちゃうし。
「ここ、これはどう?」
涼ちゃんが真剣にキーボードと楽譜を見ながら俺に聞く。
若井は今日個人の収録でいない。
「そうだね。もうちょいこうしてほしい。」
仕事に関しては一切甘やかさない。
誰に対しても。たとて恋人の涼ちゃんでさえ。
ダメだったらダメ。
いいじゃん!って思ったらそれいいと思う、と伝える。
それが俺。2人もわかってる。
厳しい時も多々ある。むしろ全曲厳しくしてると思う。
でもそれくらいの覚悟で曲を作ってる事は理解してくれてるから2人とも「分かった。」と言ってくれる。
真剣な涼ちゃんもプライベートな涼ちゃんも全部大好き。
若井も、まぁ好き。メンバーとしてだけど。
「ね、涼ちゃん」
今日の仕事が終わり、各自片付けに入ってる。
丁寧に配線をまとめてる涼ちゃんに俺も色々片しながら声をかけた。
「何ー?」
手元で配線をまとめながら顔をこっちに向ける。可愛い。本当に。
「今日、俺ん家来て。」
意味は分かるよね。
「お邪魔します」
2人で俺ん家来るのは久しぶり。
前までは3人で行き来したりどっちかが作業しに来たり。
3人で家に泊まったり。
忙しくなって来た今、あまりプライベートの時間が取れない。
だから今日がチャンスと思って涼ちゃんを誘った。
明日も2人とも運良く朝早くはない。
これはもう誘うしかないでしょ。
「どぞ〜。」
涼ちゃんはきちんと靴を揃えて部屋に上がる。
礼儀も正しいし。
「もぉ〜書類散らかってるじゃん綺麗にしたのに!」
いつでも確認出来るようにその辺に置いちゃうのが俺の癖でもある。
だってまた出してってやるのめんどくさいんだもの。
だから家来るといつも綺麗にしてくれる。
お母さんみたい。
でも、今日はいいよ。書類は適当にまとめとくから。
「ね、涼ちゃんいいからお風呂入ろ。一緒に。」
なんで部屋にあげたか分かってるんでしょ?
そう言うとちょっと恥ずかしそうに
「う、うん。」と返事をされる。
可愛い。今すぐにでもしたい。