jmside
また、
額に誰かの手が当てられたのを感じて、
意識がふっと浮上した
鈍い頭痛と寒気が酷くて、目を開けられない。
身動ぎしたから、起きたことに気づいたんだろう。
🐰「起こしちゃった、、?
ごめんね、目瞑ってていいからね。
昨日身体冷やしすぎたみたいで、
凄い熱が出てる、、辛いよね、、?」
言われた通り目を閉じたまま、かけられたグクの言葉に、こく、と小さく頷く。
いつもより息苦しい気がしたし、なにより寒くて仕方なかった。
🐣「さむい、、、」
🐰「そんな、どうしよう、、、もうそんなに布団もなくて、、
まってね、なにか温かいものもってくる」
そう言って、立ち去ろうとする彼に向かって慌てて手を伸ばした
🐣「やだ、、いかない、、で、、泣」
声を絞り出して、囁くように言うと、
🐰「ジミニヒョン、、」
グクが戸惑ったような声を出して、でもそれでも、僕の手を握ってくれる
そう話す間も、吐き気と震えが悪化していた
外に触れているところは燃えるように熱いのに、
体の中が凍りついて、虚しく孤独を感じる。
この孤独感はきっと熱のせいだけじゃない。
🐣「ゲホッ、、ゲホッ、、、ハァ、、」
酷く咳き込んだ瞬間、
🐣「あっ、、」
目の前に温かい身体が入り込んできて、優しく抱きしめられた。
辛いしか考えられなかった頭が安堵に溢れる
🐰「だいじょうぶ、だいじょうぶだよ、、
しんどいね、、」
🐣「あ、、、、それ、、、きもちい、、、」
グクの手が、少し冷たくて、
それが僕の頬に触れている
そこから熱が吸い取られてるように、一瞬体の気だるさが薄くなった。
🐰「あぁ、僕の手冷たい?ㅎㅎ
さっきまで料理してたから手洗ったばっかりなのㅎ」
僕がして欲しいこと全部分かってるみたいに、
1番熱が篭っている首にその手を移動させて冷やしてくれる。
🐰「ここ、気持ちいいでしょ?」
🐣「うん、、」
🐰「よかった、ㅎ」
🐰「一緒に住んでた時、こんな風に熱になることなんかなかったよね、
ヒョンを看病するなんてはじめてだ、、」
🐣「2人とも、、若かったから、、、ㅎ」
そう答えると、グクは僕を抱いたまま、静かに、でも楽しそうに笑う
その笑い声が好きだなぁ、なんて思ってしまう
🐰「若かったってㅋㅋ
まだヒョンだって30にもなってないよㅋㅋ」
🐣「ふふっ もうほとんど30だよㅎ
笑ってて、、グクの笑い声好き、、楽になる、、」
思わずこぼれた本心だった。
🐰「そういう勘違いすること言わないの、」
また困ったように少し笑って、
僕をたしなめるグク。
体はしんどいけれど、幸せで、
僕は微笑み、彼の胸にこつんと頭を当てて、眠りにつこうとした。
🐰「ゆっくり休んで欲しかったのに、、熱出しちゃうなんて、、
変わってあげたい、、、全部貰ってあげたい、、ごめんね、、」
そう言って、頭を撫でてくれる。
優しすぎる、、と思いながら、その手の感触に集中する。
この子が好きだと思った。
この子が、
この温もりが、
まだ大事だと思った。
🐣「すきだよ、、、、」
jkside
傷ついているヒョンは
すごく儚くて、
壊れちゃいそうで、
そして、
ずるい。
僕が好きだと呟いて、寝入ってしまったヒョン。
僕は彼の隣に添い寝したまま、
彼の寝顔を見つめて泣きそうになっていた。
昨日、車からヒョンをここまで運ぶのだけでも
そのぐったりした彼の身体が、自分に全て預けられてると考えるだけで、
この人にもう一度振り向いて欲しくてたまらなくなった。
今まさに、自分の腕の中で寝ているのに
どうして僕ではない人に、彼は愛を誓ってるのか分からなくて、
本当は昨日からずっと辛かった。
でも、彼を守る立場は誰にも譲りたくなかったから、あのまま寒空に放っておくなんてことはできなかった。
挙句の果てに、笑い声が好きだと言われ、
最後には自分を好きだと言ってくる。
自分が何をしているのか、
彼と自分はどんな関係なのか
よく分からなくなる。
安心したように眠る彼の頬にそっと触れた。
🐰「ヒョン、、、?
あなたは誰と一緒に居たい、、?、、泣」
コメント
12件
🐰くんの気持ちを思うと(っω‐`。) 切ない…切なすぎる… 主様が描く物語は本当にどれもそれぞれの想いが一つ一つ丁寧に書かれていて読んでいて胸がキュンとしたり苦しくなったりと自分もその人の立場になってしまっています!! 本当に素晴らしいです!! 今後の展開…🐰くん🐻くん🐣ちゃんそれぞれがどう動いていくのか楽しみです🥰
🐰ーー.˚‧º·(ฅдฅ。)‧º·˚..˚‧º·(ฅдฅ。)‧º·˚.辛いよねぇ(o̴̶̷᷄ o̴̶̷̥᷅゛)今は2人きりだから、🐣抱きしめてあげてー(>人<;)
ジミンはどうするの? テヒョンとおるか、グクとおるか? でもちくわはグクがいいと思う グクなら幸せにしてくれると思うよ ちくわ一瞬ジミンになりたかったw 主さん最高です!こうゆう物語好きです