どよんだ空が広がる横浜
雨の音が簡素なビルの中に響く
僕達は、屋上に登り、いつもの街を見渡す
国木田 「誰か見えるか?」
谷崎 「いや、、だれも、、」
国木田 「このままだと、動けなくなるぞ、」
国木田さんは、現状を把握するようにこちらを見る
足や腕からは血が流れていて、他の人に見られれば、僕達は必ず通報させるだろう
谷崎 「、では、与謝野さんを探さなきゃですね」
国木田 「そうだな。敦 見つけられないか?」
壁に寄りかかっている僕の方を見て、国木田さんがそう聞く
きっと、虎の目で見つけられないかと思ったのだろう
僕は、国木田さんの方に行こうと、足に力を 入れる
その瞬間ズキッ という痛みが足に広がる
足を見ると、血色が悪く、血の後がスー とついている
、だが、僕は悟られないように、ゆっくりと壁を使いながら立つと手すりに体重をかけ、街を見渡した
目に集中させると、ポートマフィアの本拠地の少し離れたところに与謝野さんと、乱歩さんと社長がいるのを見つけた
敦 「国木田さん!!あそこに与謝野さん達が!!」
国木田 「本当か!?」
敦 「はい、あそこに!!」
僕は、見つけた方向を指さしながら説明する
、、、あれ? ポートマフィアに囲まれている?
与謝野さんと乱歩さんを守るように、社長がポートマフィアに剣をむけている
僕が、指摘すると、国木田さんは、焦りはしないが、急ぐぞとだけ言って、扉の方向に向かおうとする
それを僕は止めて、僕の異能で、行った方が早いと言った
国木田さんと、谷崎さんは、ダメだと譲らなかったが、このくらいなら大丈夫です!早く与謝野さんに治して貰った方がいいです!
と、説得し、足をトラ化させた、
国木田 「敦!お前は、異能力を使う事を禁止されているだろ!」
敦 「この状況では、僕より合流する方が優先順位が高いです!」
谷崎 「でも、」
敦 「お願いします!」
国木田 「、、、、、、わかった、、」
谷崎 「国木田さん!?」
国木田 「今は、小僧の言う通り、合流して怪我を治すのが先だ」
敦 「ホッ、、」
国木田 「だが、この戦いが終わったら、異能を使うのは一切禁止する」
敦 「え、、はい、わかりました、、」
僕は、了承を得て、2人を抱えると、ビルの 屋上から他のビルへと、飛び移る
トラ化させた足だと痛みを感じないようだ
横から、谷崎さんの悲鳴が聞こえるが、無視をして走り続ける
国木田さんは、眼鏡を押さえるだけだ、
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与謝野さん達の姿が近ずいてきた
与謝野さん達も僕たちに気づいたようでだ
乱歩さんが、こちら側に指を指しながら、何かを言っている
敦 「乱歩サーーーん!!」
僕が、笑顔で呼びかけると、バン という銃声が、後ろから聞こえた
だが、その音は僕たちを狙っている訳では無い、
谷崎さんを見ると、手でグッドサインを出している
僕は、ハッとして周りを見ると、緑色の雪が僕たち周辺を覆っている
これは、谷崎さんの細雪だ、、
僕は、安堵し、前を向く
そうだ、、今は探偵社がいるんだ!
僕は、合流する事だけに集中し、ビルを軽々と飛ぶ
与謝野さん達のいるところは少し開けており、ズサァーと、滑り込んで着地する
僕は、2人をゆっくりと下ろし、座り込む
与謝野 「さっきのは、谷崎の異能力かい?」
谷崎 「はい」
与謝野 「よくやったじゃないか!」
与謝野さんは、僕たちの方に近ずき、谷崎さんの背中をバンバンと叩く
痛そうだ、
国木田 「あの、与謝野さん」
与謝野 「あーはいはい、、今、回復させる」
与謝野さんは、僕達の方に一際大きな斧を持って近ずいてくる
これは、諦めて、受けいれるしかない、、
僕達は、そっと目を閉じた
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全回復した僕は、与謝野さんの説教を受けていた
与謝野 「敦!あれほど、異能を使うなと言ったのに」
敦 「す、すいません!!」
与謝野 「で、どのくらいの時間使ったんだい?」
敦 「数十分でしょうか?」
与謝野 「数十分って、あんた!!」
敦 「すいません!」
僕は、怒号が飛ぶ前にすかさず謝る
それを見かねた国木田さんが、僕を庇おうとするが、与謝野さんに、「なんだい?」と言われると、直ぐに引っ込んでしまう
敦 「国木田さん!!」
与謝野 「まだ、話は終わってないよ」
僕は、絶望の縁に立たされた
僕は甘んじて、説教を受け入れる
だが、この説教が始まる前に、ひとつ、聞かなきゃいけないことがあった、
敦 「えっと、あの、与謝野さん、、」
与謝野 「今度はなんだい?」
敦 「僕の寿命は、後、どのくらいなんでしょうか、、」
その言葉を聞いた瞬間、空気が変わる
少しの間、沈黙が続いた
敦 「えっと、与謝野さん?」
与謝野 「、、、これは、あくまでも、予測だ、必ずこのとおりと言う訳では無い、それでもいいかい?」
敦 「はい」
与謝野 「⋯⋯⋯敦、あんたの寿命は、、もう、 1週間もないよ」
敦 「え、」
与謝野 「だから、これはあくまでも、予測だ。だから、、、」
思っていた異常より短く、僕は、驚きの顔を隠せない、、
谷崎さんが、僕を安心させようと、優しい言葉をかけるが、返事をすることができない
僕が、放心状態でいると、銃声が聞こえた
その音は僕を現実へと引き戻させる
ここは戦場だ、
今、気にしてる場合じゃない、、
敦 「僕は大丈夫です! なので、次の命令をくだざい!」
谷崎 「ホント?」
敦 「はい!今、考えても、どうしようもないですから」
僕は作り笑顔で言う
早く、終わらせよう、
そして、皆で探偵社に帰って、お茶漬けでも食べて、僕は生涯を終えるんだ
僕は心の中で強く願った
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残り、、〇日
コメント
7件
〇日ぃいいい!!!死ぬなぁあ!!嫌だよおおお!!
ぃいい"やぁあ"あ"ッッ‼︎ アツピィイイイ"ッッッッッ!!!!!!!!!!泣