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総司side
前川邸のすぐ近く迄来た僕達は、悠仁君達が何処にいるのか周りを一瞥した。すると、何処からか話し声が聞こえ、僕達は静かにした。その声は、聞き覚えのある声だった。
虎杖「釘崎、お前本気かよ?💦」
伏黒「それに、土方さんに見られたら厳しい事情聴取をされるし、怒ると怖い人なんだぞ。本当に知らねえぞ。💦」
野薔薇「何よアンタ達、男なのにビビってんの?男は度胸が大事でしょ。ほんっとだらしないわね。💢」
伏黒「そういうことじゃねえし、ビビってもねえよ。それに、ここでビビってたら俺達はここから離れてるだろ。💢」
虎杖「確かにな、なんで俺こんなにビビっちまってるんだろう…。💦」
伏黒「お前は何で釘崎に同情してるんだよ。💢俺の味方の筈なのに何でそっち側にいってんだよ。💢」
話を聞くと、どうやら悠仁君達はまだ前川邸の中に入っていないらしく、さっきからずっと入ろうか入らまいかと揉めていたらしかった。入る気満々の野薔薇ちゃんは、男の子である悠仁君と恵君をぐいぐい引っ張るような台詞を言っていた。だけど、二人はさっき土方さんの言っていた忠告を無視することは出来なかった為、野薔薇ちゃんを引き止めようとしていた。だけど、野薔薇ちゃんは怖がっても居ない二人を強引に連れ出そうとした。
野薔薇「ほら早く行くわよ。こんなことしてると、あの強面野郎が来るじゃない。」
土方(小声)(あ?💢)
虎杖「釘崎、その言い方は良くねえだろ。💦」
伏黒「そうだぞ、相手は鬼のように厳しい人だし、あの人に聞かれたりしたら釘崎が痛い目を見るだろ。」
五条・風香(小声)(そうだよ野薔薇!・そうよ野薔薇ちゃん!)
野薔薇「別にいいでしょ。今、この場所にあの馬鹿教師も居ないし、あの何を考えてるのか分からない沖田総司って人は何をするのか本当によく分からないし、ここに居ないから大丈夫でしょ。」
五条(小声)(ちょっと野薔薇!?僕に対してまた酷いこと言ってきてない!?💦)
総司(小声)(ちょっと野薔薇ちゃん?今、僕に対して失礼なこと言った?あの子は後で、僕が厳しくお仕置しないといけないね。💢)
僕達が陰から悠仁君達の話を聞いていると、特に野薔薇ちゃんから陰口を叩かれているのに僕達はイライラした。そして、悠仁君達はとうとう前川邸に入ることにした。
野薔薇「早く行くわよ。」
虎杖・伏黒「おい釘崎!・おい待てよ!」
悠仁君達が前川邸に入ろうとしたその時、陰から出てきたあの人が悠仁君達を引き止めた。
土方「おいてめぇら、こんな所に勝手に入って何やってんだ?💢」
虎杖「げっ!💦」
野薔薇「嘘!?もう気付かれたの!?💦」
伏黒「言わんこっちゃねぇ。💦」
野薔薇「いや、私は未だ諦めるわけにはいかないわよ。💦」
伏黒「お前は未だ諦めねぇのかよ。見つかったのなら普通は素直に従うだろ…。💦」
土方さんの怒声に気付いた悠仁君達は吃驚して、諦めたような顔をしたが野薔薇ちゃんは土方さんが般若のように怒るのを彼女は知らなかった。土方さんは、三人にさっきの会話を聞いていたことを話した。それを聞いた三人は、目を見開いた。
野薔薇「そ、そんな話も聞かれてたの!?それに陰口迄も聞かれてたなんて。私は別に悪口なんて言ってないわよ。💦」
五条・総司・風香「いや、ちゃんと言ってたのを僕・私達は聞いてたよ。」
虎杖「五条先生、総司、それに風香も!?💦」
伏黒「アンタ達、ずっといたんですね。さっきからの妙な違和感は感じてたのはこれだったんですね。」
野薔薇「な、何よアンタ達迄いたの!?そ、その証拠はあるの!?💦」
伏黒「急に子供みてぇな事を言うんじゃねえよ。証拠なら俺と虎杖が一緒にいたからちゃんと聞いてるし。💦」
虎杖「ま、まあな。💦」
土方「んで、俺達の悪口を言ったのと前川邸に入ろうと言って実行した奴は一体誰なんだ?💢」
土方さんの証言を聞いた三人は、ぎょっとしていた。野薔薇ちゃんはどうしようと考えた後、しれっと人のせいにし始めた。
野薔薇「私じゃないわよ!虎杖が入ろうって実行したのよ!💦」
虎杖「なんで俺のせいにするの!?💦」
総司「嘘つき。さっき君が実行してたでしょ。」
野薔薇「うぐっ…。💦」
僕の発言で鋭い事を言われてしまった野薔薇ちゃんは何も言い返せなくなり、土方さんをこれ以上怒らせてしまうといけないと察したのか素直に証言をした。
野薔薇「は、入ろうと言ったのは私よ。本当に申し訳ないと自分でも思っているわ…。💦」
土方「そうか、お前が素直に俺に言ったのは立派だな。それに、許すのは今回だけだ。次にまたやったのなら、厳しい事情聴取があるから気を付けろ。💢」
野薔薇「うげぇ…。💦」
土方さんからそう言われた野薔薇ちゃんは、まるで嫌いな食べ物が出てきたような反応をした。そんな子供みたいな顔することあるんだね。w
僕はそう思い乍、彼女に何のお仕置しようか考えていた。そして、僕は悟君と風香ちゃんに聞きたいことがあることも考えていた。