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2話です
しゃべることないんでどぞっ!!
わんく
桃side
…、そういえば、名前聞いてなかった。優しくて、綺麗な人だったなあ。希望に満ち溢れてて、太陽みたいに明るくて、俺とは正反対…って感じがした。そんな会話無かったのに。だけどちょっと初々しいとこもあんだよな。
自然と笑みがこぼれる。
……さっきのを、彼がどう思ってるかは知らない。死ななくてよかった、とか、やっと死ねると思ったのに、とか。だから、さっきの行動はきっと自己満に過ぎない。だけど、良かった。
だって、また会える。
会いたくて会いたくて仕方がない。こんなのって、初めてだ。この感情はきっと綺麗なものじゃない。黒くて、どろっとしてて、それでいて苦いような。それでも大切にしたいと思えた。
仕事も終わり、帰路に着く。疲れた。俺は、夜が嫌いだ。暗くて、気持ちまでも暗くなってしまう。でも、俺は夜が好きだ。だって、それが過ぎて、朝が来れば、きっとまた彼に会える。久しぶりに、ちょっと豪華なご飯を作って。ゆっくり湯船に浸かって。暖かい布団で眠る。
久しぶりに生きている心地がした。
おやすみ、明日。
「痛いよぉっ。やめてよぉっ。」
「助けてぇっ」
「この子だけでも助けてくれ!」
「いたいよ、おかあさん…、」
「撃たないで…」
「やめてっ!!あ、…」
「「「お前のせいで」」」
眩しい。もう朝か。……お腹が空いた。なにか食べよう。
冷蔵庫や棚を探し、あったのはトーストとイチゴジャム。気分的にも丁度…。
トーストにジャムを塗る…、。
真っ赤な、いちごジャム、血塗れのなにか、が…、
ッ、いやだ。 五月蝿い、五月蝿い。黙れ…、ッ
黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れぇッ、
息をきらす俺を見て、何かが“いう”。
「大丈夫、ですか?」
はっと、我に返る。昨日の彼だ。
よかった、と言わんばかりに微笑む彼。いつの間にか見えなくなっていた。
席に着き、トーストをかじる。うん。旨い。少し冷えたけど。
今日も会えるかな、。
でもきっと、彼は知らないから。
黒side
家を出る。昨日とおんなじ時間。
黒「いってきます」
駅に着く。
桃「あ、の」
桃さんだ。今日は先に桃さんの方が着いとったらしい。
名前を聞かれた。え、伝えとらんかったっけ。
…、そういや伝えとらんかったわ…、。
黒「黒、といいます!仲良うしてな!」
ついでに、連絡先も交換した。生きとったらええこと
あるんやな。…、こんなええ人と出会えるなんて。
このまま、時が止まればいいのに_
彼が触れる度にどきっとして。彼を“みる”度に胸がきゅっとして。あれ、この感情って…、?
多分、駄目や。持ってちゃあかん感情。
だって彼は…
こんなにも優しい。
短っ。まぁ長々やると多分疲れて続かなくなるんで許してくだせえ。
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