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【オールライダー計画 創世・神の力】
第十四話【過去】
オナキン達がオールライダー計画に飲まれ闘いに身を投じてから5日。
今、世界は混乱している。
ある日、突然朝が来なくなった。
太陽の光を謎の惑星が遮っているのだ。
そしてそれは専門機関ですら何なのかわかっていない。
世界は全体的に気温が10℃は下がっている。
場所によってはその気温は-になっているほど
少なくとも街に人気はない。
当然だ。
全ての生活を破壊したASD計画に似たような事態だ
世界はそれを恐れて息を潜めている。
オナキンや他のメンバーの状況を整理しよう
オナキンと設Xキンはオックスキンとなりゼウスキンと行動を共にしている。
そしてゼウスキンとオックスキンが戦闘になる少し前、その場に居合わせた中田は兄である田中の元へ向かっていた。
ロケットキンは東京全体を上空から偵察。
石Xキンは1人で世田谷方面へ向かっていたが現在は回って渋谷の方を目指している。
エビキンとクレームキンは敵を探しながら中田の通ろうとしている道を歩いている。
カニキンと18キンは一度反社キン達と合流したがすぐにその場を後にし現在は寒ア会との戦闘をしている美兎キンの援護に行っていた。
隣ヤン、反社キンは田中と共にいた。
少し時を遡り、隣ヤンが田中のドームシールドへと閉じ込められた時。
この時シールドの外ではグロキンが反社キンと戦っていた。
田中「田中トマホーク!!」
隣ヤン「ふぅうんっ!!!!」
ガキィインッ…!!!
隣ヤン「ちっ…」
田中「隣の部屋のヤンキー…あなたはどっちですか…?」
隣ヤン「なにがだ…!!」
田中「私と同じ死者ですか?」
隣ヤン「…そうだ」
田中「なぜ死んだのですか?」
隣ヤン「中田との相打ちだ」
田中「そうですか…弟と…」
隣ヤン「なんだよ」
田中「いえ…私は彼のことを知らない…私は己が破滅願望を叶えるため、あらゆる政策を打ち出してきました…彼はその邪魔者となる者の排除をしてくれていました…ですが…なぜ彼が私に協力していたのかわからないのです」
隣ヤン「随分と仲が悪いんだな」
田中「弟は…最期…何か言っていましたか?」
隣ヤン「……!!」
#ヒカキン
グロキン
366
中田『兄者…私は……ただ…!!』
隣ヤンの脳裏に中田の最後の言葉がよぎる
隣ヤン「あぁ…お前のことを口にしていたよ…だが何を言おうとしたかはわからない…」
田中は孤独だった
生まれ持って頭脳が秀でていた彼は誰とも打ち解けられず20年が過ぎた。
弟の中田とも大した会話をしなかった。
だが、田中の後方にはいつも中田がいた。
田中は弟が何を考え自分に手を貸すのかわからなかった。
田中は自分の中にいつまでも孤独を抱えていた。
そして生まれた破滅願望
全てを壊し破滅する。
それが田中の願いだった。
田中「…今、目的が変わりました…私は生前…いえ今…弟のことを知りません…私は弟を知りたい…もしかしたら…私は孤独だと思っていただけなのかもしれません」
パキ…
ドームシールドに亀裂が走る。
田中の能力は解除に条件付けをすることで不可壊が成立する物。
つまり、その条件が今達成された。
そして今に戻りピースキンとラブキン
キレ「………」
キレキンはピースキンとラブキンが戦っているのを後方から隠れて見ていた。
その目的は怒りを蓄積し、能力を最大限発揮すること
キレ「あいつが…反社キンを…!!」
ピキッ…!!
キレキンに確かなる怒りが宿る
ピース「合体した…?!」
ラブ「そうか…!!PCFはオールライダーにコピーされてたんだ!」
「くくくっ…よく分かってるじゃないかヘイトキン…!!」
ピース「今のあいつは…」
ラブ「オックスキンみたいなものか…!!」
?「今の俺は…ふふっそうだなグリョキンとでも名乗っておくか…」
ピース「矮小な奴!!!」
ラブ「ラブショット!!!」
ピース「ピース攘夷!!!」
グリョ「オーバーフィジカルッ!!!」
ドォンッ!
ピース「やっぱ使えるか!!!」
グリョ「今のオーバーフィジカルは発動時点で4倍の身体能力を獲得できる…そして30秒ごとにその力が2乗されていく…!!!」
ブゥウゥンッ!!!!
どこからだしたのだろうか
グリョキンの手にはチェンソーが握られていた
グリョ「殺してやるぞ…!!!」
ピース「ピース…!ソォード!!!!」
ズァッ
ピースキンの手にエネルギーの剣が形成される。
グリョキンがチェーンソーをふかし走り出す
ガキィインッ…!!!
ピース「ぐっ…!!!」
グリョ「ははははっ!!すげぇな…!!力が湧いてくるぞ!!鎖国キン!!!!」
ピース「ピースキンだっつってんだろ!!!!!」
ピースキンが強引にチェーンソーを押し放そうとする。
しかしグリョキンの腕はびくともしない
グリョ「死ね!」
ザシュゥッ!!!!
ピース「ぐふっ…!!!(深い!!)」
ラブ「てめぇえ!!!!」
ガキィンッ
ラブキンのナイフとグリョキンのチェーンソーが再び交わる。
しかし力の差は歴然。
グリョ「学習しねぇな!!お前ら!」
ギュィイィイイインッ!!!!
不気味な音を立て、チェーンソーが駆動する
ガキッ!!
ラブ「…っ!!!!」
そしてグリョキンはナイフごとラブキンを切り裂こうとする。
グリョキンがそれのみに意識付けたとき、
キレ「おぉおらぁ!!!!!!」
ドガッ!!!!
グリョ「ぐっ…!?」
キレ「らぁっ!!!!」
ズガッ!!!
キレキンの拳がグリョキンの横腹へと突き刺さるそしてすぐさま蹴りを入れ距離を作る
ラブ「やっときたか!」
キレ「わりぃな!!でも今の俺は怒ってるぜ…!!!ピースキン、平気か?」
ピース「なんとかな…ごぶっ…!!」
キレ「…あまり良くはなさそうだな」
パキンっ…!!
ラブキンのナイフが折れた。
チェーンソーでのダメージで限界を迎えたのだろう
グリョ「こそこそ…見てやがったのか…!!!」
ダッ!
キレ「うるせぇえ!!!!!!」
ドガッ!!!
グリョ「ぐっ…!!!」
キレキンの能力、怒髪投影は怒りで発動し、脳内で描いた動きを自然に再現させる。
キレキンはそれでチェーンソーを躱し、グリョキンの顔に一撃を加える
しかしダメージは薄い。
合体による上昇効果がどれほどのものか未知数。
だが、ピースキンたちはグリョキンと僅かだが渡り合えている。
………
🦀「過去に縛られんなアズキン!!!!」
カニキンはアイスキンになった彼に叫ぶ
アイス「忌まわしい過去はあるがもう私には未来などないのだ!!!」
アズキンを敵とはいえ殺し、最期を看取ったカニキンの言葉は重い
アイス「フリーズアイス!」
シャァアアッ!!
アイスキンの手から冷風が吹き荒れる。
その風は結晶が混ざり、極低温。
触れれば凍り、結晶により切り裂かれる
🦀「ホット蟹鋏!」
ドジュゥッ!!
美兎「月風!!!」
ズァァ!!!!!!
18「俺が触れて体温を上昇させるっ…!!隙を作ってくれ!」
美、🦀「了解…!」
美兎「はっ…!!月麗…龍閃突…!!!」
ドゥンッ!!
龍のようにしなやかで素早い突きを繰り出す
アイス「空間冷絶」
パキパキ…
美兎「っ!!!(空気を……固めた…!?)」
アイスキンがまたその力を発揮した。
空間の一部を凍らせ、美兎キンの刀を固定し止めた
美兎「(だがまだ…!!)」
カチャッ…ドドォンッ!!!
アイス「っ……!!!アイスアーマー…!!」
カァンッ!!!
アイス「ぐ…はぁ…!!」
🦀「くっ…!!ホット!!!蟹鋏ッッ!!!」
ザンッ!!!
アイス「ゴハァッ……!!!」
トッ…
美兎キンは刀を無力化された瞬間、銃を取り出し発砲する。
アイスキンはそれに反応し咄嗟に額を氷の鎧で覆うが銃弾の衝撃で激しく仰け反った。
そして、カニキンの熱の斬撃、最後は…18キンが彼の腹へと手を置いた。
18「ぐっ…(手が…凍る!!だが!!)」
18「0.0.0.0.0……18!!!!」
アイス「ぐっ…!!?熱……い!!!(力が…溶け…る)」
フッ……
アイスキンを覆っていた能力が消える。
そして合体も…
アズ「はぁ…はぁ……!!」
🦀「もうやめろ…」
アズ「やめれるか…!この生き方で死んだ以上…未来をみる生き方なんてできるものか…!!」
🦀「俺は…お前が死ぬのが見てて辛かった……ただの悪いやつなら抵抗はないんだがな…でもお前らは…違うだろ…!!」
アズ「……」
🦀「せっかくまた未来へと進める命を得たんだ…そんな勿体無いことするなよ…」
アズ「…だが…私は皆にどう言う顔をして会えば…」
🦀「それは知らん…ただ……今度は後悔のない死に方をしてほしい」
アズ「後悔…か」
🦀「少なくとも…俺はお前を許す………もうASD軍としてのお前は死んだだろ…だったら…もう縛られることはないだろ?」
アズ「…………」
アズキンは沈黙する。
死人である自分に未来へと進む生き方が許されるのか。
それがわからない
彼はどうすればいいかわからない。
🦀「……まぁ…考えとけ」
カニキンはなんともいえないような表情を見せ、踵を返す。
美兎「…」
18キンと美兎キンもカニキンの後に続く。
アズ「………」
アズキンはその場にへたり込んだまま何も言わずにカニキン達の背中を見送った。
バニラ「…いいんじゃないか?会長」
アズ「…バニラキン……」
ミント「俺たちは確かに過ちに死んだ…だが…今こうやって意思を持ってここにいる…少なくともこれは生きてるってことじゃないか?」
アズ「…………」
バニラ「生きてるんってことはやり直せるってことやろ?」
アズ「………どうだかな…」
コメント
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グロキンさん、第十四話読みました。世界が暗転する中で、それぞれのキャラが「過去」とどう向き合うかが印象的でしたね。田中が弟の最期の言葉を知りたくて目的を変える場面、隣ヤンが中田の思いを胸に秘めていること、アズキンが「未来へ進む生き方」を許されるのか悩むところ——みんなそれぞれに重い荷物を背負ってるのが伝わってきました。カニキンの「今度は後悔のない死に方をしてほしい」という言葉が、とても胸に響きました。次も楽しみにしてますね。