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第9話:歩み寄りの不器用
庇ってもらった夜以来、宮舘の中で目黒に対する意識が明確に変わりつつあった。
三十五年間、恋愛など一度もしたことがなく、「ロイヤル」として生きてきた宮舘。
相手にどう歩み寄ればいいのか分からず、秘書に「二十代前半の男性が喜ぶもの」を密かにリサーチさせた。
結果、帰宅した目黒の前に差し出されたのは、高級和菓子ではなく、有名店のボリューミーな肉バーガーだった。
「……これ、なに?」
目黒が目を丸くする。
宮舘は少し照れくさそうに視線を泳がせた。
「……あなたが好きだと聞きまして。その、たまにはこういうものも良いかと」
クールで気品あふれる三十五歳のトップが、若者の好みに合わせようと不器用に買ってきてくれたハンバーガー。
目黒は一瞬呆けた顔をした後、ぷっと吹き出した。
「ふはっ……アンタ、本気で言ってる?」
初めて見せる、目黒の年相応で楽しそうな笑顔。
「……笑うことはないでしょう」と頬を染める宮舘に、
目黒はバーガーをガブリと噛みつきながら言った。
「ありがと。美味いよ、宮舘さん」
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#渡辺翔太
クリオネ?
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鐘(カネ)低浮上(?)
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コメント
1件
第9話「歩み寄りの不器用」読みました〜!😭💕 宮舘さんがまさかの肉バーガー!チョー不器用すぎて可愛すぎる〜!!「二十代前半の男性が喜ぶもの」をリサーチさせるのに高級和菓子じゃなくてハンバーガーってセンスがもう…!!笑 でも目黒くんの「ふはっ…アンタ、本気で言ってる?」って笑顔、今までで一番年相応でキラキラしてたよ…。「ありがと。美味いよ、宮舘さん」の一言に全部詰まってる気がする、この二人の距離が縮まった瞬間に胸きゅんが止まらなかった…⋆♡ 次回も楽しみにしてるね!🌸