ではここで、宙組娘役トップ実咲凜音様の退団公演である宝塚大劇場公演、宙組「王妃の館ーChâteau de la Reineー〜原作 浅田次郎「王妃の館」〜」の私が気になっていた桜井玲子さんが書かれた手紙の謎を解決するまでのお話をしましょう。
シャトー・ドゥ・ラ・レーヌの観光が終わった帰りの飛行機の中、私は隣の席に座っている桜井さんに話しかけた。
「桜井さん!」
桜井さん「未来様、どうしました?」
「私、言わなくてはいけない事があるんですけど、この前私に届けられたツアー客の招待状みたいな手紙、あなたが書いたんですか?」
桜井さん「え?あーあ。あの手紙ですね。私、あの手紙書いていないんですよ」
「え?書いてなかったんですか?私今までチコちゃんとシジミちゃんのお散歩夜に行く日課奪われたというとんでもない理由だけで、ツアー客に無理やり参加させられたのでてっきり桜井さんが書いたものかと思っちゃいました」
桜井さん「ごめんなさいね、あの時説明しておけば良かったですね。あれは、戸川君が書いたものでもないみたいよ。私が書いたと思い込んでいるあの手紙は偽物で、あなたのお父さんが書いたみたい。私の前の社長が勝手に彼に頼まれたみたいよ」
「げげっ!また私の大嫌いなお父さん斎藤直人が書いたですか⁉︎私、あのデブでクソ変態のせいで自由な暮らし、愛犬の散歩の日課をも奪われてしまったんですよ。そして犬アレルギーを桜井さんだと思ってたけど、あいつだったんやね!ムキーッ‼︎あの大泥棒怪物ー‼︎」
私は怒りを爆発し始めた。
桜井さん「未来様、すごい剣幕で怒ってますね」
「当たり前です!私を目の敵にした挙句、私もあのクソすぎる馬鹿変態男が私の隣に座って来て私が避けて嫌がっているのに私の隣に座ってしまったのです!私たち家族の憎い悪人のボス的タイプって事です!それで私は、私の大嫌いなお父さんを許さないって決めてますからね!あんなクソすぎる変態男絶対復讐してみたいですよ!復縁迫ってきても無駄だって思い知らせてやるんですから、今までの恨み晴らしてやりたいですわ!」
桜井さん「未来様、話を変えますが、この前は私に怒ってくれて本当は嬉しかったんです。理由も聞いてあげなくて忙しいだけでビンタしてしまいごめんなさいね。あなたの思ってた通り、聞いてあげられないだけで寂しくなってしまったのは当たり前ですよね?」
「ちょっとやめて下さいよ。私今あなたに怒ってないし。手紙に騙されたのがきっかけでティーンエイジャーとなった私も気付かなかったしその事を伝えるのが難しいと知っていたんです。私こそごめんなさい」
桜井さんと私は素直に謝り合い、握手し合った。そして私と桜井さんはとても仲良しな友達になった。北白川右京さんと下田夫妻の浩治さんとふさ子さん、岩波夫妻、近藤誠さんと黒岩源太郎事クレヨンさん、戸川光男さん、北白川さんといつも同行している編集者・早見さん、不動産屋王で金持ちラスヴェガスの支配人となる関西人の金沢さんと彼の恋人で元ホステスのミチルちゃん、丹野夫妻は私と桜井さんが仲良しになったのを見つめて「未来ちゃんいつの間に玲子さんと仲良くなった?」とコソコソ。
桜井さん「皆さん、コソコソ言い合いは良くないですよ!未来様も噂話とても嫌がってるんですからね」
光ツアー客と影ツアー客のみんなと戸川さんは「ごめんなさい」と反省する始末だ。だが私はみんなとも仲良しなので全然気にしなくなっていた。私はいつもスマホの壁紙にしているチコちゃんとシジミちゃんを見せてあげると、桜井さんはメロメロだ!
桜井さん「きゃー可愛すぎですわ。あなたの愛犬なんですか⁉︎」
「はい!チコちゃんは、毛皮が少ないこちらで、シジミちゃんはこの毛皮が多くて暖かそうなこの赤ちゃんです。きっと私が帰ってきたらとても大喜びでしょうね。でもあなたたち家族以外は怖がるし好きじゃないらしいから気をつけた方がいいですね。特にチコちゃんママはあなた方に怒って噛み付いてしまうんで!」
桜井さん「そうなんですか?まあ確かに、この子達は家族を守ってくれるなど頭がいいって聞きましたからね!」
「聞いているってどういう事ですか?」
桜井さん「なんか、保護犬のオーナーさんから電話が来ましたわ。どうやら未来様のお知り合いでそのご家族とも仲良しの人だったわ。あなたのお母さん恵理様は、妹さんと一緒に未来様がいなくなっている間、あの手紙を見つけて、愛犬のチコ様とシジミ様を神戸にある保護犬のアニマルセンターに連絡して預からせたみたい」
「そうですか!あー、良かった。てっきりあの男にもう捨てられたのかと」
私はほっとした。
金沢さん「良かったな未来ちゃん!」
ミチルちゃん「桜井玲子さんは未来ちゃんの大好きな愛犬たちを捨てるわけないじゃない!」
桜井さんは頷いて笑った。
早見さん「そうよ。ペット捨ててしまうのはペット嫌いな人か、ペット飼いに猛反対している大人だけですわ。ま、犬アレルギーな人も捨ててしまうらしいですから」
「ありがとうございます、皆さん。私の母は捨てるわけないですよね。私には分かりますからね」
みんなと話をしていると北白川右京さんが声をあげた。
北白川さん「来た・・・来た来た来た来た!」
「北白川さん、どうしたんですか?」
桜井さん「未来様、北白川様はいつもの物語の天使が降りて来たっていういつもの癖が出ましたわ!」
桜井さんは、北白川さんの声あげた理由を話してくれた。
北白川さん「君が書いたと見せかけたあの偽手紙には、勝手にツアー客に参加させた、未来ちゃんは愛犬チコちゃんとシジミちゃんを溺愛、お母さんはあの子たちを捨てないって事は、ペットを飼うのを猛反対した親が捨てようと企んでいるって事だ」
みんなは驚いた。
桜井さん「北白川様の言う通りかもしれませんわ。未来さん、あなたのお父様はペットを飼うのを反対したんだと思いますわ」
「桜井さん、分かったからもうあのバカ男の事口にしないでください。私、あの大バカ変態デブ男の名前を口にされるとイライラと吐き気がするんで」
ストレスが原因のお父さんの事を思い出すのをとてもうんざりしている私は、頭を抑えた。
桜井さん「あ・・・そうですね。ごめんなさい今は私が悪いですね」
桜井さんは私を慰めた。
「桜井さん。いきなりすみませんね」
私は少しずつ落ち着きを取り戻した。
その頃、私の大嫌いで意地悪な元父親直人は、私の愛犬らしき物を捨てようと準備をしていた。でも、これは私が溺愛している本物の愛犬のチコちゃんとシジミちゃんではなく偽物で、本物の双子の愛犬は捨てられないようにアニマルセンターに預けられているのだが、父はそれには気づいていない。
父「クククッ!俺がペット飼うのを猛反対したのに言う事聞いてくれないからだ。俺は動物が大嫌いだからな。その事を分かってくれずにあのツアー客の手紙を社長さんに頼んで桜井玲子が書いたのと見せかけて書いたんだ。動物が大好きな未来を追い出して二度と帰ってこないように、ペットを捨てたら、俺のストレス発散出来るんだ。きひひひ!」
お父さんは気持ち悪く笑いながら偽物だとは気づかない愛犬双子のおもちゃを捨てようとダンボール箱に『捨ててください、ペットを飼おうとしても金がかかるので殺しても構いません』とマジックペンで書いてペット飼い反主義者というとんでもない名前を書き始めた。
そこへ私が光影ツアー客たちと共に家に帰ってくる音が聞こえた。
その音が聞こえてきたのか父は慌てて逃げて行った。
父の姿が見えなくなると、私とツアー客たちが私の家に帰ってきた。
「ただいまー!帰りましたよ!誰かいませんか!」
私はチャイムを鳴らすが誰もいなかった。
「あれ?いませんね。あれは留守でしょうね。母と妹も無事ならいいんだけど」
北白川さん「おい未来ちゃん。そんな事よりこいつを見てくれ」
北白川さんの声に私は、彼にダンボール箱を指された。
「『捨ててください、ペットは金がかかるので殺しても構いません』?なんやこれ⁉︎それにペット飼い反主義者って人が書いたんか⁉︎全く何考えているんだか」
私は大急ぎでポストの中にあるあの手紙を見つめると、奥に折り込んでテープで貼っているのに気づいた。きっと私たち誰にも見られたくないために犯罪を犯しているのだ。
「皆さん、最後の所、テープで固定して貼っていますよ!」
金沢さん「ほんまか⁉︎」
私が頷いて決して剥がしてはいけないテープで固定した手紙の最後を剥がすと・・・。『俺と同じようにペットと別れて捨ててくれるといいな、斎藤直人』と書かれていた。
北白川さん「お父さん、未来ちゃんと妹とお母さんを罠に陥れ、チコちゃんとシジミちゃんを道連れにするつもりだったのか?そしてお金目当てに贅沢を避けるつもりだったんだな」
北白川さんがカンカンに怒り始めた。
「北白川さん・・・・・・どうしました?あなたが怒るなんて珍しいですね・・・・・・」
北白川さん「未来ちゃんが手紙に騙されていたせいでホームシックになって悲しい日々送っても楽しい観光旅行に変わってくれてせっかく帰って来たのにー‼︎」
「理由こっちかーい」
お笑い番組好きな私は北白川さんを突っ込んで爆笑するとみんなも大爆笑の渦に巻き込まれた。
桜井さん「未来様、北白川様の我が儘がなくなりましたね」
「そうですね。私のために怒ってくれてるし、案外優しい人だって知ってましたからね」
私は嬉しそうに笑った。
ミチルちゃん「未来ちゃん、北白川さんと仲良いんだね」
金沢さん「ほんまやで!兄ちゃんは未来ちゃんの良き理解者やもんな」
北白川さんは笑うし、私は金沢さんの言う通りだと気づいているのでとても嬉しそう。
北白川さん「このダンボールに入っているのは・・・犬のぬいぐるみか?」
「まあ、本当だ!これは私の愛犬の格好で作った偽物に違いありません!チコちゃんとシジミちゃんは預かっているはずだし、これらはチコちゃんとシジミちゃんじゃありませんね!」
クレヨンさん「未来ちゃん、一目で見ただけでただのぬいぐるみなだけで偽物だと見抜くなんてさすが名探偵だわ」
私はクレヨンさんを見て微笑みを見せると、近藤さんが私から偽の手紙を渡された。
近藤さん「くそーっ!玲子さんが書いたと見せかけて未来ちゃんのお父さんが書いて縁を切ったはずの元娘さんに迷惑かけて、ペットを飼わされるのが嫌なだけで、この子と同じく俺たちを騙すなんて卑怯だぞ‼︎この手紙もクソだな!」
近藤さんも私と同感のようにかなり怒った。
クレヨンさん「マコちゃんの言う通りね・・・あたしたちの大好きな友達未来ちゃんと共にこの子のお父さんをギッタンギッタンのバッコンバッコンに懲らしめて仕返しをしてやりたいわね〜!ムキ〜〜ッ‼︎」
派手な格好をいつもしていて、とても優しかったクレヨンさんは初めて怒りを大爆発だ!
北白川さん「そうだ、とても良い事考えたぞ」
「北白川さん?」
北白川さんがみんなにこしょこしょと話し始めた。
「それはとても良い考えです!私もあんなでぶっちょで巨大なクソすぎる変態怪物を地獄行きにするためだったら何でもしてやりますよ!」
私はパンチやキックの真似をした。北白川さんはみんなに作戦を考えたのだった。
一方、元父親が笑っていた。
父「クークッククク。双子の愛犬の入れたダンボール箱と手紙ちゃんと読んでるんだろうな。でも固定したところだけは読んではいけない、それが良いんだ。愛犬が生きていたら俺のストレス溜まってしまうだけだからな。ちなみに俺は動物アレルギー、イコール動物大嫌いなんだよ!カーカッカッカッカ」
父親の下品な笑い声が響いてきた。なんと無様な有様だ!
すると影から私に扮したミチルちゃんが現れた。
私に扮したミチルちゃん「あ!お父さん」
父「み、未来⁉︎」
私に扮したミチルちゃん「ふーん、お父さんって動物アレルギーで大の動物嫌いだったんやな!」
父「そうだぞ!って未来、その格好は⁉︎」
私に扮したミチルちゃん「これは、私の新服なんだ!私はいつも赤の他人のお父さんとは大違いでオシャレで美人だし。色白いんだからね」
父「未来は、こんな声してたか?いやいや、そんな事はない」
私に扮したミチルちゃん「あれぇ、お父さん、どうしたの?私いつもこんな声だけど?」
偽私のミチルちゃんが父を見て怪しい顔で睨みつけました。
父「何見てるんだよ?俺何か悪い事したか?」
私に扮したミチルちゃん「したじゃん!私の双子の愛犬チコちゃんとシジミちゃん捨てようとしたんでしょう?私見たからね」
父「うわー!」
父がミチルちゃんに睨みつかれ悲鳴を上げるとミチルちゃんが合図をして桜井さんたちがやってきた。
父「何だよお前たち!」
桜井「斎藤直人さん、よくも娘さんが絶縁したはずなのに縁を復活させ、愛犬を捨てようとしましたね‼︎」
父「な、なぜそんなことを知っている⁉︎」
桜井さん「私の先代の社長から聞いていましたよ!私、先代の社長に手紙の理由を聞いてもらいました!どうやら私が書いたと見せかけて手紙を書いたのはあなたなんだってね‼︎」
父「バ、バレてる・・・!」
北白川さん「何とんでもない理由だけで愛犬ちゃんたちを捨てようとしたんだよ⁉︎」
近藤さんから奪った手紙を見た父は絶句し始めた。
父「なぜ最後の手紙読んだんだ?下はテープで固定したはずなのに」
近藤さん「未来ちゃんは、中学校の頃から男の子にいじめられた経験があるというのが悩みでまたいじめられてしまうんじゃないかとコンプレックス抱き、結婚して子供産みたくないと自分で考えてたとたん勝手に偽の手紙に操られ、勝手に俺たち影ツアー客にさせられ、同じようにさせたくないためにホームシックを抱きながら泣いていたんだぞ」
父「結婚をせず、子供を産みたくないと考えてたなんて、そんなの俺は知らない」
金沢さん「やれやれ。未来ちゃんは、あんたの言いなりをやめてもらおうと考えているのにあんたが反省してくれていないのが目に見えるようやな。あの子はあんたが一番大嫌いでストレス溜まっとったんやし、立派な主婦、母親にはどうしてもなれない、車の運転も事故るだけだから取らなくてもいいって丹野ご夫婦からブツブツブツブツ言っているのを聞こえてたんやからな!」
丹野・夫「俺たち夫婦は、怪しい金目当ての金沢さん私物のブランド品売りさばいてしまう泥棒夫婦だったけど、未来ちゃんという優しい子の独り言『友達なんていらない、前みたいにいじめられるだけだ』など聞こえていたから、とても耳が良いんだ。俺たちの心を変わってくれたのは、いつも内気な性格のあの子のお陰なんだよ!」
丹野・妻「もちろんよ。私たちあんたのようなデブで私たちと大違いな悪魔男をとてもびっくりさせて、ドッキリもさせて、この世からいなくなってもらうためにミチルちゃんが未来ちゃんに変装してたのよ‼︎」
父「クソ!子供を産まない、母になれないなんて未来のわがままに決まってる!俺は娘を懲らしめたかっただけなのに!」
北白川さん「何言ってるんだアンタは?」
父「え?それは、未来が母さんと麻耶には言うこと聞けるのに、俺だけ言うこと聞いてくれないから!」
声「当たり前や!」
私の母と妹の麻耶がやってきた。
父「恵理、麻耶、どうしてここへ⁉︎未来は⁉︎」
麻耶「私の姉未来は、あんたの悪行を私たちに聞いてくれて、アニマルセンターでチコとシジミと犬友達と飼い主たちと囲まれて幸せに遊んびながら待機しているんや!あんたに二度と会わさず、復縁を迫らせないという未来の願いを叶えるためにな!」
父「何だと・・・!」
恵理「桜井玲子というその人から電話で聞いたで!行方不明だと思ったら、応募もしていないはずの手紙が届いてきて未来を無理やりシャトー・ドゥ・ラ・レーヌに行かされたことを!」
麻耶「そしてその理由は、あんたが桜井玲子さんが書いたと見せかけた偽物の手紙が証拠だって事をな!」
父「そ、そんなー!」
麻耶「子供を産まない、結婚しないと未来は自分自身で決心してただけです!専業主婦になれる資格もないし、運転免許も事故るだけだから取らなくてもいい、アルバイトや習い事、趣味や特技な事を頑張るのが未来のめっちゃいい所なんや!七夕にもいつもお星様にお願いしているし」
父は何も言わずに狼狽えました。
すると暗くなるとルイ十四世の亡霊とディアナさんの亡霊とプティ・ルイの亡霊が空から降ってきました。
北白川さん「来た・・・来た来た来たー!ルイ!ディアナ!プティ・ルイ!聞いておくれよ!僕らの友達の父親が・・・かくかくしかじか!」
ルイ十四世の亡霊「何⁉︎なるほど!分かったぞ友よ!おい貴様、余の友達三原未来の愛犬を捨てようとして懲らしめるとはどういう神経をしとるのだ⁉︎」
父「ヒィー申し訳ありません!俺は未来の事を、俺の娘じゃなくても娘である事を忘れてしまったんではないかと」
ディアナの亡霊「いいえ!あの子はあなたに自由な暮らしを奪われていたせいで忘れ去ろうとしたそうよ。それに彼女に謝ろうとしても遅すぎです!陛下の友達から聞きましたよ。チコちゃんとしじみちゃんという双子の愛犬姉妹を捨てようとし、無理やり私たちのシャトー・ドゥ・ラ・レーヌに足を踏み入れられたそうじゃない!」
父「そ、それは・・・」
アニマルセンターで私は犬たちと愛犬に囲まれながらある電話をしていました。
大騒ぎをしている途中、ある人物がやって来ました。そう!警察官とその知り合いの動物狩用の鉄砲を持つ狩人で、私は麻耶と母に頼まれて呼んでいたのです。「お巡りさん、狩人さん、しょうがないんですよ?あの問題児のようなデブ男が私にいやらしく付き纏ったり、私が自分で決めた事を邪魔しようとした悪魔ですわ!そうです!あの男は私の父親じゃありません!ただの変態な泥棒豚、いいえ・・・大泥棒な悪い怪物です!すぐに地獄に突き落としてください!」と。
こうして私の大嫌いな父親は警察のパトカーに連行され、娘による傷害罪、暴行罪、偽手紙罪など諸々な罪を犯しました。中々罪を認めない父に狩人が鉄砲で音を鳴らすと、父は倒れました。
警察「狩人、よくやった!刑務所に連れて行くぞ!」
狩人「はい!」
失神したままの父を刑務所に連れて行くと、父は永遠に目を覚さないで亡くなるのでした。
母と妹はアニマルセンターに桜井さんと戸川さんと光と影ツアー客たちを誘い連れて行きました。
アニマルセンターで遊んでいた私に母と妹と光と影ツアー客たちがやって来たのを見た私は、光ツアー客と影ツアーの客、桜井さんと戸川さんと再会しました。
「桜井さん!みなさん!よく来てくださいました!この間は助けてくださりありがとうございました」
金沢さん「ええねんええねん!」
桜井さん「困っていたり悲しんだり悩んだりなどを助けてやるのは私たちの勤めですからね」
「ところで、あの問題児のようなデブ男はどうなったんですか?」
戸川さん「未来さんのお父さんは、散々悪い事をした挙句、愛犬の事を思い出すとクシャミをしたり、娘に怒らせた夢見たみたいで、刑務所で眠っていたらすでに死んでいるらしいです」
「ざまあみろで、自業自得ですわ!やはりあの男には閻魔大王様に罰を与えてもらいたいですね!これで私の溜まっていたストレスもう完全に0ですよ!」
私は仲間と共に戦い父を打倒した復讐劇は無事に終わり、とても可愛い犬たちを愛でたり、飼い主たちと喋ったり、私の愛犬双子を噛まれないように離れて幸せな日々を取り戻したのでした!
完。
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