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マジで最高すぎます!!これからもリクエストさせてください🙇♀️
続きありがとうございます めちゃくちゃ最高です 普段しないから相当寂しかったのところがものすごく好きです(*´ω`*)
寝室のドアを閉め、ベッドに倒れ込む。
N「……」
目を閉じれば、さっきの哲汰の顔が浮かんでくる。
N「……はぁ」
めんどくせぇな、俺。
……嬉しかった。
誰よりも喜んでくれて、褒めてくれて。
でも……いま隣にいる“俺”を見て欲しかった。
だって今日、帰ってきてから全然目合ってない。
N「……だっさ、俺」
――コンコン
T「なおくん?入るよ」
N「……」
返事しないでいると、ドアがゆっくり開いて、哲汰がそっと顔を出す。
T「……ほんとに、なにかしたんなら謝りたい。ちゃんと話してくれないと俺わかんないよ」
N「話すことなんかないって」
目を逸らしたまま答えると、哲汰そっとベッドの端に腰かけた。
T「なおや、どうしたの」
ゆっくりと、優しく哲汰の手が俺の頭に触れる。
視線を少し哲汰へ向ければ、眉が垂れ下がっている。
……はぁ、俺なんて顔させてんだろ。
N「……ごめん」
T「ん?」
N「……ごめん。別に、哲汰が悪いわけじゃない」
T「……」
N「写真集、喜んでくれて、ほんとに嬉しかった。
いっぱい褒めてくれて、ちゃんと見てくれて」
T「うん」
N「……でも、ずっとそればっか見てるから」
T「うん……え?」
N「あぁもう!だから!勝手にイライラしてただけ!……帰ってきてから、ずっと写真集ばっか見てるし、全然こっち見ねぇし、」
T「ん? 俺が見てたの、なおくんだけど」
N「っわかってるよ!ただ……」
T「ふふっ」
N「何笑ってんだよ」
T「なおくん、自分に嫉妬してたの?笑」
N「……っ、」
さっきとはうってかわって、ニヤニヤしてる哲汰の顔。
……こうなるから嫌だったんだよ。
N「……うざい、」
顔が熱い。
N「……もういい、寝るから。おやすみ」
T「待って待って、ごめんごめん、からかいすぎた!怒んなって!」
N「怒ってねぇし」
T「拗ねてる?」
N「拗ねてねぇって!」
T「でも、嫉妬してたのはほんとなんでしょ?」
N「……っ、してたよ悪いかよ」
布団を頭までかぶって隠れる。
T「なおくーん」
軽く布団を持ち上げられ、顔をのぞき込まれる。
N「……やめろよ、」
T「なおや、ごめんね」
N「……」
T「すっぽかしてごめん」
N「…んとだよ。久しぶりに時間できたのに」
T「ん、ごめんね」
俺は哲汰のお腹に顔を埋め、背中に手を回した。
N「……俺の事見てよ、」
T「っ、、」
……普段なら絶対こんな事しないのに。
あぁ、俺相当寂しかったんだわ。
いつもウザイくらいくっついてくるこいつが、俺を見てくれなかったから。
T「…流石に可愛すぎるんだけど」
N「うるせぇ」
そう言いながらも、腕を緩めることは出来なくて。
T「なおくん、こっち向いて」
その言葉に顔を上げると、哲汰の唇が俺のそれに重なった。
N「っ……」
T「そんな顔しないでよ、止めらんなくなる」
N「……別にいいじゃん、止めなくて」