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※ご本人様達とは一切関係のないお話です。


※個人的な妄想と希望から来たお話です。


※センシティブ判定あり (心を傷つける表現)


※全2話予定(2話はおせっせ判定あり)


※赤城ウェンの中にもう1人の人格


⚠️リアルにじさんじにはない設定ですので、ご了承いただいた上でお読みください。








『変身デバイス』


開発・研究陣達はまだまだこれも改良の余地ありと言う



デバイスの使用で身体へのダメージまたは適応異常が万に1度起こるのだ。



その『特例』の1人が”赤城ウェン”


体力テストS +


身体異常・内臓異常なし


定期検査でも異常はみられていない


武器・装備異常なし


特に無理のない身体に見合った戦闘スタイル


『普段』デバイスを使用するにあたり異常なし



しかし一定数のストレス度を超えると、体温や心拍数があがりアドレナリン分泌増加。身体能力・威力が人一倍に増大する。



その代わり、戦闘が終わり気が抜けた瞬間、それらの上昇した数値は全て急激に低下。血中酸素濃度が急激に下がり、いわゆる『冬眠』と同様の症状となる。



同任務にあたっていたヒーローにより身柄回収。






何も出来なくなる


動くこと


食べること


飲むこと


話すことも


目を開け指先を動かすことさえ難くて


気分までもすごく落ち込む


実を言うと戦闘中、意識はあるときとないときがある


気がついた時には全部終わってて


リトが泣きそうな顔でぼくを見るんだ


ほんとに情けない…






マナ『ウェン!』

テツ『ウェンくん!』


研究科により検査を行われた後、異常はなく診察を終え処置室で寝かされるウェン。


リト『大丈夫、怪我はかすり傷ぐらいだよ。』


同じ任務についていたリトが状況説明を行い、ウェンの症状説明を受けるところだった。


テツ『そっか…』ホッと肩を撫で下ろす


マナ『…また、あれか』


Dr.『緊急性のある症状はありません。今現在消費したエネルギーを蓄え直す為の睡眠期間と思われます。身体・内臓共に問題はありませんし、デバイスの故障もないとのことでした。…となると、宇佐美のおっしゃったコトが何か関係する可能性があるかもしれません。』


イッテツ『…何があったの、リトくん』


リト『……』


マナ『リト?』


Dr.『お2人にはお話していたほうが良いかと..』


リト『….こんなことが起き始めて、回数重ねるウチに、ウェンの様子がおかしくてさ…。眼の色も違うように感じたよ。前の任務のハイになってる時、敵倒しながら笑ってた。倒すのが楽しくてしゃーない..みたいな。』


リトはウェンの手を握る


リト『今回に至っては目つきも言動もまるで別人だったよ。けど、意識なくなる瞬間いつものウェンで、ごめんって泣くんだ。多分ウェンの中に何かがいるんじゃないかって…』


すると、微かにウェンの指先が動いた気がした


リト『え…ウェン..?』


マナ『どないしたん?』


ウェン?『〜 〜 〜 』


ウェンの口が微かに動く


テツ『リトくん、ウェンくん何か喋って…』


リトは『どうした?』とウェンに耳を近づけると


ウェン?『おまえらが弱いからコイツが傷つくんだ…』


僅かに開く目はいつもの青い色ではなく、金色に光っていた


ウェン?『お前らが弱いから、コイツは全部守ろうとして弱くなる。全部お前らのせいだ…』


テツ『ッッ…..ウェン….くん?』


マナ『テツ?ちがうよ?きっと』


マナはテツの泣きそうになりながら震える手をそっと握る


リト『おまえ…だれだ?』


優しくウェンの中にいるソレに問う


ウェン?『うるさいッッ』


そう言うと涙を流しまた意識を失う



リトはウェンの手を握って額に当て、大きなため息をつく


手を握っていると僅かに流れ込んできた記憶と感情


“それ”はウェンの身体を乗っ取ろうなんてものではなく、ただ純粋にウェンを守る盾・鎧として生まれたのだと知る。


ただ、あの戦闘中に見せたあの楽しそうな表情はなんだったのだろうか。


そこだけがどうしても引っかかる…



知りたい



知らないといけない



ウェン…..



教えてよ



ウェンのことも



“おまえ”のことも



オレ、強くなるからさ….





【リトウェン】君の世界で生きれたなら

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コメント

2

ユーザー

rtwnだ!続き楽しみです!

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