⚠️注意⚠️
ちょっとしたオリキャラ有り(人間じゃないです)
□□(□□)
↑ ↑
容姿 中身
スマイル視点
すげぇなぁ……
いいな……
俺には憧れの奴が居る
"きんとき"って奴なんだけどさ……
人付き合いも良い…
性格も…
コンプラだとか脳筋だとかのレッテルを貼られているが
本性は全然良い奴
幹部全員、いや、それどころか一般兵の体調管理や心のケアも一人で熟す
書類などの仕事もし、何なら他人の仕事までサラっと終わらせてしまう
少し痩せ気味だが……
戦場でも彼の優れた才能は発揮される
自分よりも大きなハルバードを器用にコントロールしたり、時には遠心力に身を任せ、辺りの敵を一瞬にして片付けてしまう
そして何より、敵であろうが味方であろうが、一人一人の戦士に手を合わせる
その時の彼の瞳の閉ざされた横顔には、何処か心を休ませるような温もりを感じる
彼のような優秀な人間なれたら…
なんて…何度思った事だろうか
狼様《またそやつ事か…》
sm《狼様…また盗み聞きですか…》
狼様《盗み聞きとは聞き捨てならんな…》
このお方は"狼様"狼の神に等しいお方だ
大昔…神の遣いは狼と言われていた
だが、昔の人間の考えで、
狐は穀物を襲う鼠を喰ってくれるので
神の遣いは"狼様"から"お狐様"になってしまったのだ稲荷は"狼様"では守れない
その"狼様"の朽ちた像を森で拾って再び呼び起こしたのが俺だ
狼様《はぁ…呆れた…だが…、》
sm《…なんすか……》
狼様《まだお前に恩返しをしてなかったな…》
狼様《これよりもお前からの恩の方が遥かに大きいが…》
sm《…??》
狼様《そのうちの一つとしよう…》
狼様《そのきんときのという者と1日だけ精神を交換してやろう》
sm《どういう…?》
狼様《まぁつまりは1日だけ入れ替わるという事だ》
人付き合いが良く、信頼されているきんとき
皆のケアが得意なきんとき
そんな彼の立場を実感出来れば…
元に戻った時…俺も何処か変われるかもしれない
なら…
1日だけなら……
sm《そんな事…出来るんですか…?》
狼様《余を誰だと思ってる》
狼様《これぐらい大した事無い》
狼様《ただ…お前が心配している事を詠むと》
狼様《怪我をさせたく無さそうだな》
狼様《仮に入れ替わった時に彼の体でお前が怪我をしたとしよう》
狼様《その場合、次の日に精神と共にそのダメージも着いてくる》
狼様《つまり彼の体に負った傷は次の日にはお前の体に移っている》
狼様《逆でもそれは言えるからな》
狼様《今日は早く寝ろ、彼に1日負担を与えぬようにな。明日の朝を楽しみにしておけ》
そう言い残し…狼様は像へ入って行った
きんときの…立場……
密かに憧れていた…きんときの立場……
1日体験と言ったところか…
[newpage]
〜翌日〜
目覚めた場所はきんときの部屋
インテリアより生活面において整備された
如何にも過ごしやすそうな部屋
聞こえてきたのは
sm(kn)「はあ”ぁ”ぁ”ああッ!??!!?」
まぁ…だろうな……
さて、演技力魅せるか…
ジャージに着替え、食堂に行くと…
sm(kn)「なにこれ!!?どうなってんの!??!」
めっちゃ困惑している俺が居た。
よし…
kn(sm)「…お前……きんとき…??」
sm(kn)「え…俺じゃん」
kn(sm)「俺だ」
……。
nk「えぇwっと…w」
nk「どういう状況…?」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
nk「つまり、」
nk「朝起きたらきんときとスマイルが入れ替わっていたと、?」
kn.sm「うん」
nk「何か心当たり無いの?」
kn.sm「無い」
嘘、ある。てか俺がやった
br「あはwきんときー?」
sm(kn)「ん?」
br「HAHAwwwスマイルがこっち見たwww」
sm(kn)「…www」
shk「きんとき、こっち見て」
sm(kn)「ん?」
shk「笑って〜?はいチーズ!」
横では咄嗟にピースを構えた俺
おい、
shk「すっげぇ笑顔のスマイル撮れたww」
kr「www、やばwww」
nk「次スマイルいこうぜw」
shk「スマイル〜、はいチーズ」
仕方ねぇからピースだけしてやる
nk「何このきんとき……w」
br「これ知らない顔だなぁw」
なんかきんときの名誉損害してる気がする…
kn(sm)「…」
sm(kn)「スマイル…なんか知ってる?」
やば
kn(sm)「知ってるわけねぇだろ」
sm(kn)「の割には随分と落ち着いてるね」
shk「いつもの事だろ」
nk「まぁとりあえず1日待ってみれば?」
nk「2人とも今日は休みでいいよ」
kn.sm「ん、」「はーい」
br「なんかw慣れないなぁ…w」
sm(kn)「じゃあ城下町のカフェでも行こうぜ」
sm(kn)「多分城内に居たら部下に勘違いされまくって大変だろうからさ」
kn(sm)「お…おぅ…」
割と冷静だな…
sm(kn)「何だろうね、これ」
狼様のお力です。
sm(kn)「なんか目の前に自分が居るの新鮮だなぁw」
sm(kn)「ってかお前の服重ッ……w」
sm(kn)「スーツってこんな重いの?」
kn(sm)「着慣れてないからそう感じるだけだろ」
sm(kn)「動きづらぁー」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
この非現実的な現象に不思議がるきんときと
城下町を降りて行く、
城下町と言うだけあって、かなり栄えている
sm(kn)「あ、此処此処!」
sm(kn)「此処のレモンパウンドケーキが美味しいんだよね」
kn(sm)「ほ〜?、初めて来たな……」
何となくきんときの立場をみてみたかっただけで
2人で出掛けるつもりなんて無かったが、
まぁ…
…これも悪く無いな……
??「居たぞッ!!」
[newpage]
??「居たぞッ!!」
kn.sm「……!?」
??「情報部の幹部だ!」
??「奴を殺せぇッ!!」
…敵襲ッ
sm(kn)『こちらきんときッ!敵襲!!城下町!』
nk『スマイルッ!?き、きんとき!???』
shk『今向かう!!それ迄耐えろ!!』
ズシャッ…!!
刹那、真横で聞こえた音…
右の横腹を抑えて崩れた俺の姿
その精神は、、
…きんとき
sm(kn)「ヴァッ……ッ!!」
kn(sm)「きッ…ときッ!!」
きんときに駆け寄り、
スーツの内生地と外生地の境のチャックから
投げナイフ、バタフライナイフと小型爆弾を、
内ポケットからピストルを取り出す、
PSMだ
きんときがこの服が重い重いと言っていたのは
これのせいだろう
敵は5人…
この慣れない体で耐えれるか、
弾は丁度五発、
追撃にも備えて全ては使わない
シャークんもじきに来るだろうから
取り敢えず長剣を持っている奴に
左手でバタフライナイフを刃を開きながら
右脚の腱を貫く
さぁ、わざわざ敵襲に重い長剣を選んだ彼
恐らく一番得意だから選んだんだろうけど、
動きが遅いよw
腱を射抜けらればもう立てまい
それはこちらも同じ、ジャージにスニーカーという
何とも射抜きやすい服装
先にこちらがこの手法を使った以上、
相手も同じ事を狙って来るだろう
さて、次は……
…あの茂みに隠れてる二人
彼奴らツイスト・タガーだ……
厄介だな……
ここは使うか、
PSMピストル、
貫通能力に優れた、トルストイ記念トゥーラ設計局が1969年に設計し、法執行機関と軍の自衛用拳銃として、ソ連により発注された物だ
2人ぐらい、余裕
それも相手はしゃがみ込んで茂みに隠れている
そう簡単には反射的に躱す事は出来ないだろう
相手の遠距離攻撃を躱しつつ、
茂みに向けて一発放つ
ドサッ
と何かが倒れた音が2回、
殺った…。
shk「き、スマイル!!」
shk「後は引き受けた、きんとき連れてけ!」
kn(sm)「了解、」
kn(sm)「きんとき、大丈夫か…移動するぞ……」
sm(kn)「すま…ッる…ごめ…ん」
kn(sm)「……。」
痛い、その言葉…
痛い、痛い、痛い、痛い、……
無心できんときを抱えて走っているうちに
気付いたら医務室。
kn(sm)「きりやん!?!!、」
kr「きんとき!スマイルすぐそこ寝かせて!!」
kn(sm)「逆だけど了解…!」
きりやんが医療道具を揃えている間に、
血塗れの俺の姿のきんときを寝かせる
まだ意識はあるが、痛々しい右腹に刺さったままのナイフが目に止まる
俺の姿をしたきんときも薄らと目を開き、
何処か分からないところに焦点を置いている
kn.sm( 俺、の……せいだ……、)
??「……。」
[newpage]
あれから処置が終わり、
再び目が覚めたきんときに呼ばれた
呼ばれるのは…分かっていた
しーん…と静まり返った医務室
医務室では静かにとは言われているが…
ここまで静かなのに目の前に人が居ると
気まづいの言葉そのものだ
しかもあいつら直ぐそこに居るのに…
こういう時だけ変な気遣いしやがって……
sm(kn)「ごめん……スマイル……」
kn(sm)「え…いや……」
sm(kn)「お前の体に…傷負わせちゃって…」
kn(sm)「いや…元々俺も狙われやすい立場だったし…」
kn(sm)「何もきんときが謝らなくたって…」
br「そーだそーだ!」
あぁ……安心するぅ……Broooock
本当にお前は空気の和ませ得意だな
sm(kn)「だって…ッ」
sm(kn)「いつこれが戻るかは知らないけど、戻った時痛くなるのはスマイルだよ?」
kn(sm)「……。」
明日……
kn(sm)「明日……」
明日、戻る……
kn(sm)「明日、戻る…」
sm(kn)「へ…?スマイル……これ…知ってんの?」
コクリと頷く…
kn(sm)「はい…??」
nk「え?どゆことどゆこと??」
br「え?黒幕……スマさん??」
sm(kn)「いや、!でも!俺がスマイルの体に怪我を負わせた事には変わりないし!!」
kn(sm)「いや、逆だ。」
sm(kn)「え??」
kn(sm)「契約を交わす時、頼んだんだ」
kn(sm)「もしも俺がきんときの体で怪我したら、きんときの体に怪我が残るのは嫌だっつって」
kn(sm)「精神が戻る時、怪我も付いてくるように……」
kn(sm)「ッ……頼んだんだ……ごめん」
kn(sm)「俺が怪我しなきゃきんときの体に1日でも怪我が残らないよう……注意をはらっていたのだが」
kn(sm)「逆の事が……起こったんだ…」
kn(sm)「ッ……ごめ…ん……」
sm(kn)「…良かった……、」
返って来たのは
予想外の言葉
kn(sm)「…は?え??……怒んない…の…?」
sm(kn)「スマイルの体に、怪我が残らなくて、良かった!」
kn(sm)「そういうところに…」
憧れたんだよ……
すると、
もや、っとオーラが出てきた
kn(sm)「え…狼様?」
狼様《何が良からぬ事が起こると思っていたが》
狼様《予感が的中したようだな?》
狼様《仕方が無い》
狼様《余の責任でもあるからな》
そう言い、狼様は怪我人のきんときの上に乗った
nk「いやいやいや!!どこ乗ってんの!?」
shk「お前誰だよ!」
お構い無し、と言ったような澄まし顔で
治癒の呪文を唱える狼様
sm(kn)「あ…え…治っ……た…???」
br「えーーー!?凄〜〜」
kr「じゃ無くて、!何者ですか!??!」
狼様《スマイル、今ので今度はお主に貸しが出来たからな、》
kn(sm)「はい……?」
狼様《お主らの呪文も解いて、この経由を一部始終話すとするか…》
kn(sm)「え゚ッ……¿」
狼様《まぁ、所謂恥晒しといったところかの》
……。
ゑ、
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
狼様《と言ったところだな》
狼様《つまりはスマイルはお主に大きな憧れを持っていたわけだ》
kn「へぇ…w」
nk「なんか、スマイルの癖に」
br「可愛いとこあんじゃんw」
kr「それは知らなかったなぁ?w」
shk「…w」
あ”〜〜もうッ!!
sm「最ッ悪……//」
sm「晒すなんて聞いてませんが??」
狼様《そりゃ言ってないのだから当たり前だろう》
sm「くそ……」
狼様《ふん、w》
sm《これでまた貸し出しましたからねッ!?》
狼様《何をいっておる、彼の治療をしてやっただろう》
狼様《今のところお相子だ》
sm《……。》
sm《……像はずしますよ…?》
狼様《それは困るッ!》
END
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
最初は逆にするつもりだったんですけど
ペンギン様は変だな…ってなってこうなりました。
この作品はいかがでしたか?
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コメント
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pixivの方でも( •´∀•` )ニタニタしながら読ませてもらいました...((