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これで俺は「犯罪者」だ。
友》わかーい!
窓の外を見ていると友達に名前を呼ばれた
ため息を付き席を立ち上がる
若》ん?何?
友》今日、転校生来るんだぜ!
若》あれ?そうだっけ?
友》なんでそんなにテンション低いんだよ!w
若》ふーん、転校生か…
話をしているとチャイムがなってしまった
友》やべ!席着こうぜ!
席に着き、また窓の外を見ていると先生が入ってきた。
藤》はーい!今日は転校生が来てくれました!
入ってきていいよー!
みんなワクワクしているのか教室内はうるさくなる
若》うるさ…
少しイライラしていると転校生が入ってきた。
それも可愛い子だ。
藤》じゃあ自己紹介して?
大》はい。今日、〇〇高校から転校してきました。大森元貴です。よろしくお願いします。
藤》仲良くしてあげてね〜!なら、若井の隣の 席に座ってね!
大》はい。
俺は、え? と少し思ったが何も言えずこっちに向かってくる彼に緊張していた。
大》よろしく。
会釈をして席に座る”大森”
藤》ほら、授業するよー!
静かになった教室は先生が黒板に書く音が響き渡る。
俺は隣の席の子をチラチラ見た。
横から見るととても可愛く肌白い。
男の子というよりは、中性的な感じだ。
大》ん?何?
目が合う。俺は咄嗟に反対を向き何事も無かったのように…
若》なんも無い
と一言。
休み時間になると大森の席は女子や男子に囲まれている。
質問したり、好きなタイプなど話している。
大森は答えたり答えなかったり…
体育の時間
先》ペア組め〜!
みんな一斉に動き出す。
俺もペアを組もうとしたが大森から話しかけてきた。
大》ペア…なってくれない?
若》うん。いいよ。
大》ありがとう。
そして、ペアとダンスをする。
俺は少し抵抗だった。なぜ、男同士で手を繋ぎ一緒に踊らないといけないのか疑問だ。
だが、大森は何ともなさそうに踊っている。
俺はそれに見とれていると大森の足を踏んでしまった。
大》いった!
若》あ、ごめん!
大森は痛そうにしていた。
「大丈夫」と笑ってくれるが保健室に連れていくことにした。
保健室〜
若》失礼します。
保》どうしたの?
若》あー、えっと、
大》大丈夫だって…
足は完全に腫れている。
保》あらあら!大変!
大》あ、
足を触る先生とそれを見ている大森
保》若井くん。もう戻りなさい。
若》あ、はい。
俺は教室に戻った。
気づいたら大森は早退していた。
その日の夜
「クラスのグループにメンバーが追加されました。」という通知。
誰だ。 と思い開くと大森がグループに入っていた。
もう誰かとLI〇E交換したんだ… と思いその日は寝た。
次の日
朝学校に行くと大森は来ていなかった。
学校が始まる5分前にもいない。
1日大森はいなかった。
その日の夜
俺は大森をグループから追加し個人でメッセージを送った。
「今日、学校来なかったけど大丈夫?」と。
その次の日の朝
不意に目が覚めスマホを開く。
既読はついてない。溜息をつき学校に向かう。
教室に着くと大森は座っていた。
自分の席に行くと、
大》おはよう。
と言ってきた。
俺は驚いたが
若》おはよ。
と返した。
すると、大森の友達らしき人が
「元貴ー!!」と呼んだ。
大森はその子のところに行った。
下の名前で呼び合う仲なのか… と思った。
それから、なかなか帰ってこなかった。
一限、二限が終わり、あと五分もしないうちに三限が始まる。
そこで帰ってきた。
だけど、朝とは違っていた。
耳や頬は真っ赤で息が完全に荒く少し涙目だ。
俺は、「大丈夫?」と声をかけると、
大》だ、大丈夫
と睨みつけられた。