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前回の続き … ꔛ( ジヨン ちょいクズかも … ?? )
ジヨンさんが自分の部屋へと
戻った時、 またもや2人きりだ ~、
スンリ 「 テソンヒョン… 」
隣の部屋に聞こえないように
わざと声を潜めて目をつぶってキスを
求めるように口をテソンヒョンの元に近づけた
テソン 「 … 馬鹿 、」
テソンは少し困ったような顔をしながらも
スンリの可愛い甘えも無視する訳にも行かず、
ゆっくりと優しく唇を重ねた
チュッ _
俺達はまだ手を繋ぐかハグ、キスをした事し
か 無かった。
しかもキスは深い方もしたことが無い。
本当に大切にされているのはわかるけど
やっぱり、好きな人には抱かれたい。
我慢だ … 俺 ~ 、
数ヶ月前に手を出されなさすぎて
自分で 「 え×ちしたいです… 」 なんて
頬を熱くさせながら頼んだのに。
テソンヒョンは少し我慢するように目をつぶって
キスをするだけだった。
… それでもいいんだ。
身体だけの関係じゃないってことだもん。
俺は自分を言い聞かせるように
そっと胸を撫で下ろして口付けされた唇を
思い出してそっと口角を上げた
テソン 「 … なにその顔 、 」
テソンヒョンはまだ恥ずかしそうに
熱くなる頬に手を添えていたが俺は気にせず
鼻歌を歌いながらキャリーケースの中身を
確認した。
「 ジヨン ~ !! テソン ~ !! スンリく~ん !!
ご飯できたわよ ~ !! 」
そんな2人の甘いひとときをしていたら
もう時刻は 20:00 を過ぎようとしていた。
テソンヒョンのお母さんに名前を呼ばれて
心臓が跳ねるように緊張したけど。
テソン 「 行こっか 。 」
スンリ 「 はい !! 」
俺達はテソンヒョンの部屋を出て
下のリビングへと向かった。
そこにはもう
テソンヒョンのお母さんもジヨンさんも座っていた
母 「 今日はキムチチゲだよ ~
スンリくん、 苦手じゃない ? 」
スンリ 「 キムチチゲ大好きです !! 」
そういえば、テソンヒョンが言ってた気がする
テソンヒョンのお母さんは 「 キムチチゲ 」を作るのが上手なんだ、って 。
張り切ってくれたのかな。
俺はテソンヒョンの隣へとついて行って
ジヨンさんとは向かい合わせになるように
なった。
「 いただきます !! 」
スンリ 「 わ、 美味しい !! 」
母 「 あら?? ほんと~、よかったわ !! 」
テソン 「 … ふふ、
熱いからゆっくり食べろよ 、笑 」
スンリ 「 … 分かってるよ~、」 ⸝⸝
うぅ、恥ずかしい。
ご飯にが美味しすぎてガメツイとか
絶対思われたやつだよ。
… ん ??
ジヨンさんが、こっち見てる ??
ジヨン 「 … ニコッ 」
あわわ、 笑顔で返してくれた。
なんて返せばいいんだろう。
スンリ 「 … ニ 、 ニコ ~ ッ 」
うぅ、絶対変な顔してる。
目合ったら恥ずかしいしご飯に集中しよ。
隣には愛しのテソンヒョンも居るし、 ~ !!
テソン 「 美味しいだろ ?? 」
スンリ 「 はい !! とっても 」
母 「 いっぱい食べてね~、 」
なんか実家の味って感じする。
俺も今度帰る時にテソンヒョン連れていこうかな。
妹のハンナにも会わせてやりたいな、
_ ツン
スンリ 「 … ?? 」
ふと、向かいの席から足をつんとされる
感覚がして思わず顔を上げた。
ジヨン 「 おいしい ?? 」
口パクで口角を上げながら俺を見てる
俺が満面の笑みで頷くと
満足したように箸を進めた。
… なんだったんだろ??
「 ご馳走様でした !! 」
腹が満たされて
満足のように俺は少しテソンヒョンに近づいた。
ほんの少しだけ…
母 「 仲良いのね~、
片付けちゃうわね 」
優しく微笑んでテーブルのお皿を
片付ける姿を見て俺はすぐさま立ち上がった
スンリ 「 俺も手伝いますよ!! 」
母 「 あらあら、いいのよ ~ 。
うちの息子はなにもしないのに !! もう 」
テソンヒョンのお母さんはテソンの額を コツンッ と
突いた
テソン 「 いたッ 、 わかったよ ~、 」
渋々立ち上がるテソンヒョンに
俺は少し寂しさを感じて目を伏せながら
後を着いていこうとした。
_ ガシッ
スンリ 「 わッ、!? 」
後ろから急に腕を掴まれて
思わず振り向くとジヨンさんが俺の手を
掴んでいた
ジヨン 「 … お腹いっぱいでしょ ??
ここは母さんとテソンに任せて休みなよ 」
テソンもその様子に気づいたのか
にっこりと笑って応えた
テソン 「 そうだよ !! スンリヤ 、
僕お皿洗いしとくし、ちょっと待ってて !! 」
優しいのは有難いけど。
ジヨンさんと2人きりは気まづいよ。
しんと静まりかえるリビングに
俺とジヨンさんの2人だけ。
ジヨンさんは何故か俺の方を向いて
にっこりと笑っている。
最初の方は微笑み返したけど
あとから気付かないふりして俯いた。
ジヨン 「 テソンとは昔から仲良いの ?? 」
スンリ 「 へ、ッ !? あぁ、 えっと … 」
話しかけられると思ってなかった。
戸惑いすぎて頭真っ白だ
ジヨン 「 … ふふ、落ち着いて 」
ゆっくりと俺の手に自分の手を重ねてくる。
俺はその瞬間に ゾワッ と急激の鳥肌に襲われて思わず手を勢いよく引っ込めた
ジヨン 「 … ぁ、 ごめん。 」
ジヨンは驚いて
少し悲しそうに目を伏せた
スンリ 「 あ、 いや … 俺こそ 、
す、すみません !! 」
なにしてんだ。俺。
ただ手を重ねられただけなのに。
なんでこんなに反応してんだ、 !?
普通に手を重ねるくらいあるだろ。
… でもなんか、触り方がいやらしかった。
いや、忘れよう。
_
「 疲れたぁ ~、 … 」
お皿の片付けを終えたテソンヒョンが
倒れ込むように俺の肩に顔を埋めた
スンリ 「 テソンヒョン 、!!
お疲れ様 ~ 、 重たいよ ~ 。 」
… ふふ、可愛い。
ジヨン 「 ほら、 テソン 。
スンリくんが困ってるだろ 。 」
テソン 「 ちぇ ~、 ッ 。 」
離れていくテソンヒョンの温まりに
またもや寂しさを感じた。
… 離れたくなかったな~。
母 「 ほら、 お風呂入っちゃいなさいよ !!
スンリくん一番風呂どうかしら?? 」
スンリ 「 え、 !?
いや、申し訳ないですよ !!
俺なんて最後で大丈夫です !! 」
外から来た人を一番になんて
どんだけ優しいんだろう。
テソン 「 ふふ、 全然いいよ !!
ね、ジヨンヒョン !! 」
ジヨン 「 ああ。 その後、
テソンも入ればいい。
俺は最後でいいよ 」
テソン 「 ほんと !?
じゃあ、スンリヤ 。
お風呂の1番風呂を差し上げます !! 」
スンリ 「 … えぇ、~ 。
ありがとうございます 。」
なんか申し訳ないなぁ …
_ チャポン
スンリ 「 … あったかい、 」
湯船に肩まで浸かって
しんみりとなる。
先程の手が重なった手を見ると
何故か…鳥肌が止まらなくて申し訳ないけど
俺は汚れを落とすようにいっぱい洗った。
怖かった。
正直、あのいやらしい触り方をされて。
テソンヒョンにもされたことが無かったから。
忘れようと思っても
脳が過敏に覚えてしまっていて
ため息を着くように肩を丸くした。
スンリ 「 そろそろ、 出るか … 」
長居する訳にも行かずに
俺はすぐさま脱衣所へと向かった。
身体を拭いて
今日のために買った新品のパジャマを
袖に通す。
スンリ 「 ふふ、 新しく買ってよかった 」
鏡を見ると
まだ濡れた髪の毛に頬が少しピンク色に
染まっていて自分でもわかるくらい
愛らしさを感じた。
… 俺って可愛い。
にんまりと笑って
肩にタオルを通して脱衣所を出た。
_ ガチャッ
スンリ 「 … ッ 、 」
そこにはジヨンさんがいた。
ジヨン 「 あ、出た ??
意外と早いんだね 」
… 俺が脱いだものが入った籠を漁ってる??
いやいやいやそんなはずない。
ただ洗濯物担当なだけだよね。
うん、そうだよね。
スンリ 「 … は、はい。 」
自分でも分かるくらい声が震えてた
何でだろう。
俺、この人苦手かもしれない。
身体がジヨンさんを受け付けてない気がする。
俺は立ち去るように
テソンヒョンのいるリビングへと向かった。
後ろを振り向いたら駄目な気がして。
テソン 「 あ、 スンリヤ ~ 、
出た ?? 」
スンリ 「 … うん、 」
安心する。
その俺を名前を呼んでくれる
イントネーション。
テソン 「 まだ髪の毛濡れてるね 、
ふふ、そんなに急いで僕に
会いたかったの ?? 」
… それもそうだけど。
やっぱりさっきの光景が忘れられない。
俺は嘘をつくように頷いた
スンリ 「 … うん、 」
テソン 「 じゃあ僕、お風呂入ってくるね !!
スンリは僕の部屋で自由にしてていいよ 」
スンリ 「 はい 。」
_ テソンの部屋
さっきの光景が脳裏に響くように
鮮明に繰り返される。
・手と手が重なったとき。
・腕を掴まれたとき。
・かごを漁ってたとき。
全部 、 全部 怖いくらいに覚えてる。
_ コンコン
スンリ 「 は、はい !! 」
テソンヒョンかな、 ??
でもテソンヒョンはお風呂だし。
_ ガチャッ
ジヨン 「 … やっほ 。 」
スンリ 「 … ジヨン、さん 」
怖い 怖い 怖い 怖い 怖い 怖い 怖い
スンリ 「 ど、どうかしましたか 。」
震える。 声が。
やだ。もうやだ。 テソンヒョン 。早く 。
ジヨン 「 いや ~、 ??
そのパジャマ可愛いね 。 どこで買ったの?? 」
そのつま先から頭のてっぺんまで
見られる感覚に鳥肌が止まらなかった
スンリ 「 … あは 、は は 」
やばい。声が。出ない。
ジヨン 「 … どうしたの ??
もしかしてだけどさ、 俺が 、怖い ?? 」
スンリ 「 ッ … ちが、 !! 」
_ ガチャンッ ( 鍵が閉まる
スンリ 「 … へ、 ?? 」
ジヨン 「 … スンリくん、って 。
怖い時に声が出ないんだね 。」
1歩、1歩 近づいてくる。
やだ、やだ、やだ 、 やだ !!
_ ドンッ ( 壁に追い込まれる
スンリ 「 ッ 、 … !! 」
ジヨン 「 かわいいな 、 … 」
低く囁くように耳打ちされる。
身体が跳ねるように反応した
ジヨン 「 … くくッ、笑
意外と敏感なんだね、 」
その反応にジヨンは面白がるように
顔を近づけた
スンリ 「 … ッ 、や、!! 」
俺が涙目になって目を瞑る。
_ コンコン
「 スンリヤ ~ ??
鍵閉めてないで開けてよ ~ !! 」
テソンヒョンだ!!
俺はジヨンさんの体を押しのけるように
扉の方へと走った
_ ガシッ
スンリ 「 ッひ、 !? 」
俺が振り返ると
もうそこにジヨンさんの顔がいた。
_ チュッ
スンリ 「 んッ、む !? 」
唇が重ねられて
無理矢理唇を押し付けられる。
俺はそれにギュッと強く目をつぶった
しかしそれだけでは終わらなかった。
ジヨンさんは 「 開けろ 」と言わんばかりに
舌で俺の唇をなぞるように滑らせる。
スンリ 「 … んぐッ 、 」
俺はそれだけは駄目だと
思って頑なに口を開けないように力入れた
目が涙で溜まっていくのを感じて
泣かないように。 泣かないように。
って我慢した。
ジヨン 「 … んー、 」
ジヨンは睨むように口を開けないスンリを
見つめて 掴んでいた手を離して腰に手を
回して抱き寄せた
_ グイッ
片方の手で顎を掴んで
唇を開かせつつ、腰の方の手を服の中に
忍び込ませると案の定簡単に驚いて
体を反応させて口を開いた
スンリ 「 ふぁッ、 !? 」
_ コンコン
「 スンリ ~ !? 寝てるの !?
もう、 起きてよ !! 」
扉の向こうには
恋人であるテソンヒョンが待ってるのに。
目の前には恋人の兄であるジヨンさん。
… こんなの見られたらやばい。
なんで、もう、やだ。
精神が不安定になりながら
急いで口を閉じようとしても遅かった。
俺が口を開いた隙にジヨンさんは口付けを
深めて逃げる俺の舌を捕まえて絡ませる
_ ぐちゅッ 、
唾液の絡む音だけが
部屋に響く。
スンリ 「 ッ ん ~ 、 … 、やッ ぁ、 」
抵抗しようと
胸を叩いてもびくともしないジヨンさんの
執着に俺は涙が溢れる。
初めての感覚に
頭が回ってもう力が入らない。
_ ずちゅ ッ 、
口の中から聞こえる水のいやらしい音と
ジヨンがスンリを見るいやらしいその目に
スンリは腰が抜けそうになってよろけた
_ がしッ、
その度に
ジヨンは自分の方へとスンリを寄せて
腰を掴む。
スンリ 「 ん ぐ ッ … 、」
その度に感じてしまう自分にも
苛立ちが隠せない。
歯列が撫でられて舌を絡め取られる。
… 受け入れるしか無かった。
テソンヒョンに 「 仲良くして欲しいんだ 」って
言われて素直に嬉しかったから。
なのに。
なんで、 なにしてんだろ。俺。
テソンヒョンの兄だからって
力一杯に抵抗できないって、
… 言い訳じゃん。ただの。
怖い 。
手が震えて、もう声も、頭も
キャパオーバーで限界だった。
_ プハッ
その時やっとといった形で
唇が離された。
まだ服の中に忍び込んでる手が
ゆっくりと俺の腰の辺りで動かされる
スンリ 「 … ぁッ 、 」
素直に身体が反応する。
知らない、テソンヒョン以外の男に
俺は反応して、求めて、なにしてるんだろ。
涙目になる俺の涙を人差し指を
拭いて抱き寄せた
_ ギュッ
ジヨン 「 大丈夫 。
テソンには言わないから 。 」
この人俺とテソンヒョンの関係に
気づいてる 、 ??
それと同時に
自然と安心してしまった俺。
最低だ。
彼氏の兄とそういう関係を持ってしまった。
_ 続く
コメント
5件
新しい扉開きました…❤︎ 続き楽しみです‼️🫶🏻💗
寝とりジヨン、、新しい扉ひらきそうです、続きが気になりすぎて、夜も眠れません、 悪ジヨンやっぱりさいこうです
ちょっと悪いジヨンも大好きです😭😭 続き待ってます🥹🥹