前回のあらすじ
前回見てください!!!
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シピー「…ね、ねぇ、アルビーくん。彼は誰?」
ずっと背後で空中に浮きながらニヤニヤと笑ってこっちを見てくる
紫色の髪に薄い紫色が混じってる髪の毛が特徴的な男性。しっぽが生えてるようだけど…
アルビー「彼はチャシーだよ。体を自由に操れるうえに浮いたり透明になる事が出来るらしくてね…すごい人だよ」
シピー「そ、そうなんだね…」
ちら、と後ろを見る。
さっきまで浮いていたのに居ない。不思議に思って前を向くと正面にいた
シピー「ひゃあっ!?」
チャシー「…おやおや…面白いな。こんなに驚くとは笑」
驚いた衝撃に後ろに転けた私をニヤニヤと笑いながら見下す
…こ、こわい!月下ぁ…!
アルビー「…チャシー、やめなさい。」
チャシー「分かったよ」
姿が消えてくすくす、という笑え声がだけが残る。その笑い声が背後に回るのを感じた
アルビーくんに差し伸べられた手を受け取り、立ち上がる
アルビー「…申し訳ない…彼ほんとにいたずら好きなんだ。」
シピー「あはは……大丈夫だよ。」
アルビー「にしても、大丈夫なのかい?実験体が逃げたなんて」
シピー「キドリさんが今必死に探してるよ。重症じゃない研究員も外に出て探してるみたいだけど…」
…でも本当にどこへ行ったんだろう。そう遠くには行っていないと思うんだけどなぁ
それにNo.294が暴走しているかもしれない。早めに見つかるといいんだけど…
愛夢国に着いて森に行き、研究所へ着いた。
ワンダーランドから愛夢国はそう遠くないけど…転送魔法使いたかったけど、使ったらバレる可能性あるしなぁ……
チャシー「壊れているな」
シピー「…これでも直した方って、キドリさんが言ってたんだけどなあ」
直したのは中身だけだから、外見は壊れてるように見えて当然かもしれない。
重たい扉を開けて、中に入る
まだそこら中に瓦礫が落ちていて、壁や床に染み付いた血がこびり付いている
アルビー「これは…酷いな……」
アルビー「それで、ツルギは?」
シピー「あ、こっちだよ」
ツルギの部屋の前へと案内する
こんこん、とノックする。声が返ってきた
『…あの、大丈夫なので』
シピー「あ、えっと…ツルギ!アルビーくん連れてきたよ!」
『は?』
一瞬間が空く。低い声が部屋の中から聞こえる
ドタバタと音がして扉が開かれる。ボサボサした髪の毛、さっきまで泣いていたと思われる赤くなった目。
ツルギ「……お、おっ、おま!」
ツルギ「キショい!なんで居るの!?」
アルビー「シピーちゃんがお前が泣いているって」
ツルギ「はーーーーーーー??くそたればかアルビーシピー様をちゃん付けするな無礼だぞしねしね」
アルビー「なっ!?し、しねって…!いつまでも子供だな君は!」
ツルギ「子供じゃねーわ!しね!しね!しね!失せろ!しね!」
アルビー「そのしねをどうにかしろ!」
ツルギ「しね!!」
ツルギの部屋の前で口論し始める
アルビーくんがこんなに声を荒らげているのは初めて見たかもしれない…ツルギがこんなに暴言を吐いている姿見るのもはじめてかも
ツルギ「キモイ!キモイ!!キモイ!!!」
アルビー「ああそうかい!!君は俺よりもっと醜くて気持ち悪いがな!!」
ツルギ「あぁ〜!?!!!誰が醜いってだァァ!?!!」
アルビー「乱華ツルギ!!君だよ!君が醜いんだよ!!」
ツルギ「テメー自分の顔鏡で見たことねぇのかあ!?!あぁん!?!!」
チャシー「…こりゃあ面白いな。アリスが見たら大喜びだ」
シピー「あ、アリス?」
チャシー「ワンダーランドの国王だよ。面白いヤツと変なヤツが好きなんだ」
チャシー「にしても仲良しだなぁ…笑」
シピー「な、仲良し!?」
た、確かに喧嘩するほど仲がいいって聞くけど…これに関しては喧嘩するほど仲が悪いって感じが…
どうしよう……殴り合いに発展する前に止めた方がいいかな?
シピー「ふたりとも…」
ツルギ「すみませんシピー様さすがに今ここでこいつ殺すチャンス見逃せないんで止めないでくれますかねあざっす!!」
シピー「いいって言ってない……」
アルビー「ははは君が俺を殺せるとでも!?俺を隠し撮りしているつもりだったんだろうがバレバレなんだよ!!下手くそ!!」
ツルギ「テメー誰が下手くそじゃ!!死ね!!!」
アルビー「君に下手くそって言っているんだ!そんなことも理解出来ないのか!?!」
ツルギ「あああしねええ!!!!」
……
ツルギ…ゴメン…そんなにアルビーくんのことが嫌いだったとは…というか、アルビーくんが殺したいほど憎い相手だったなんて思ってなかったし……
チャシー「そういえば」
チャシー「キミ、能力者だろ。なんの能力なんだい?」
首を傾げて私の方を見る
シピー「あっえっと、私の能力は……そ、そもそもなんで知りたいのですか…」
チャシー「そう警戒するなよ…知りたいだけさ、なんなら俺の能力知ってみるかい?」
…考えていることが全く読めない。
ニヤニヤと笑って、不思議な行動ばかりをする
何を考えているか分からない相手には警戒しろって月下が言ってた…
シピー「…えっと、そ、それじゃあ……チャシーさんの能力は…なんなの?」
チャシー「秘密だにゃ笑」
…わ、私……これからかわれているの?
チャシー「キミの能力が俺は知りたいのさぁ~教えておくれよ」
ふわっと消して私の真後ろに現れる
…体を自由自在に操れる…
シピー「体を自由自在に操れる能力?」
チャシー「はずれ。」
チャシー「残念ながら不正解なので俺の能力はしれませ~ん。不正解者のキミの能力を教えてくれるよね?」
シピー「そ、そんな!?ずるいよ!?」
チャシー「え〜?ずるいも何も無いでしょ。」
チャシー「じゃあ俺がキミの能力当てちゃおっかな~」
腕を組んで目を伏せる
少し経つと、閃いたのかしっぽが動く
チャシー「歴史を記憶する能力とか…」
……え
チャシー「おやぁ?その反応はもしかして当たっているかな?」
シピー「えっ、あ…え!?」
この研究所以外の子は誰も知らない
なんでこんなピンポイントで当てれるの…?
チャシー「面白い子だなぁ…それじゃあもう用は済んだし、帰るとするかな」
そう言って近くにあった扉のドアノブに手をかける
シピー「そこは出口じゃ」
そう言いかけた瞬間扉を開ける
扉の向こうは外が繋がっていた。風が扉の向こうから来る
チャシー「それじゃあなアルビー」
アルビー「あ、ああ!また次会おう……!!」
扉の向こう側に広がる外の方に足を踏み入れ、パタンという音が鳴って扉が閉まる
突然の事で少し固まっていた
シピー「……え、え?!」
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わたメル「……あ」
鳥のさえずりで目が覚める
窓から景色を見たらもうすっかり朝だった。
隣にいたはずのくろわたは居ない。
もう起きたのかな?
そう思ってベッドから立ち上がって服に着替える
ガチャリ
わたメル「ファー↑よく寝た。」
セレネ「……あ、わたメル…」
わたメル「セレネちゃぁぁぁぁぁあん!!」
わたメル「おはよ♡」
セレネ「おはよう。もうすぐ朝食の時間だよ。起きるの遅い」
わたメル「ま、まじ?ごめん」
セレネ「早く行こう」
相変わらず騒がしくて、とても平和な食堂。
くろわたが既に居た。直ぐに駆け寄って隣に座る
わたメル「おはようおはよう」
くろわた「おはよう」
わたメル「ねね、今日アル探しに行くんだよね!」
くろわた「そうだ。邪眼神が言うには日鳥夜国という場所にいるらしいが」
わたメル「日鳥夜国やばいよ。」
くろわた「なにが?」
わたメル「個性豊かな人いっぱいだよ」
くろわた「具体的に」
わたメル「いや、ほんとどう言葉で表していいかわかんないくらい豊か」
くろわた「余計楽しみだな」
わたメル「ほんとに言ってる???」
数分経つと全員集まってちょうど7時の鐘がなる。あーデケーー!!デケー!デケーです!デッケェデッケェでっけぇわ!あなたが思うよりデッケェです!
かちゃかちゃと食器の鳴る音と、楽しげに会話する声が増えて、食堂がより一層騒がしくなる
わたメル「美味しい」
美味いけど、るめたのご飯も恋しくなってきた。るめたのあの味が食べたいよォ!!朝から肉とか出してくるるめたのご飯食べたいよお!!
くろわた「……」
隣の思考がうるさい気がする。気のせいだろうか
数分したらほとんどの子は食べ終わった。わたしとくろわたもね💕︎
さて、自分の部屋に一旦帰って…ん?なんだろ?
わたメル「?なにしてるの?」
菖蒲「モクアミさまのお部屋からこえが…」
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モクアミの部屋にて
モクアミ「……なに、なんだよ急にお前たち……」
スムニ「いやなよかんがする、いやなよかんがするのぉっ!!!」
スイホウ「どうにかしてくれ。」
モクアミ「…スムニ、いつもの勘違いだろ?落ち着けよ」
スムニ「かんちがいってなによ、わたしかんちがいなんかしないわよ!!!」
スイホウ「スムニ、お前はおかしい」
モクアミ「スムニが嫌な予感がすると言っても今まで起こらなかっただろう。」
スイホウ「具体的にどう嫌な予感がするんだ。私たちで解決する。」
スムニ「すいほう、うんめいかえれるんでしょう!?かえてよ!ねぇ!」
スイホウ「お前も知っているだろ」
スイホウ「誰かの運命を変えれば、定められた運命を辿るべきだった別の者の運命を変えてしまう事を」
スムニ「あのおきにいりのにんげんにはつかっているのに??わたしたちのことはみすてるの!?!」
一瞬間が空いて、嫌な空気が部屋を漂う
はぁ、とため息をついてスムニに向き合う
スイホウ「あの子は必要なんだ。」
スムニ「わたしたちより、あのにんげんがたいせつなわけ。?ふざけないでよっ!」
モクアミ「……」
もういい加減やめて欲しい
そんなくだらないことで争うのは
そんなことで争うお前たちも、ずっと見てるだけで何もしない俺も嫌いなんだ
モクアミ「…スムニ、ミスティックに会ってみろ」
モクアミ「……真剣に悩みを聞いてくれる」
スムニ「いや!いやよ!!どうして、そ、そんなにんげんしんようするのよ!」
モクアミ「……わかった、会う気がないなら会わせる。」
スムニ「は、はぁ?ふざけないで、あわない!あわないからぁ!!」
モクアミ「スイホウ、スムニを拘束してくれ」
スイホウ「わかった」
スムニ「は、やめて!やめて!!!」
そういえば今は何時だろうか
7時はとっくに過ぎているはず…
まあいい、今はとにかくスムニを…
そう思ってドアノブを手にかけて、扉を開け
…ようとしたら、スイホウに停められる
モクアミ「……?」
スイホウ「……」
スイホウ「子供がいる、外に」
モクアミ「なっ、?!」
スイホウ「興味が失せるまでここに居よう。それとも窓から出るか?」
モクアミ「…窓は無い。」
スイホウ「そうか」
スイホウ「……うるさい」
スムニ「ひゅぅ、、?!」
スイホウがスムニを睨むとさっきまで声が枯れるほど叫んでいたスムニの声が止まる
少し落ち着いたのか、ベッドに座って地面を見つめている
スイホウがモクアミの片翼に目線を向ける
スイホウ「羽は、大丈夫か」
モクアミ「痛みにはちょっと前に慣れた!」
スイホウ「なら良い。」
…スイホウの考えていることが最近よく分からなくなってきたな
一人の人間にあんな固執する理由がよく分からない
確かに、あいつは特別に見える。
…だけれど、そんな理由で人間の運命を変えるとは思わない
わたメル「静かになったね」
菖蒲「モクアミさま、大丈夫なんでしょうか?」
わたメル「んーさあ、わかんない。」
くろわた「わたメル?用意するぞ」
わたメル「あ、はーい」
くろわたに駆け寄って、横に並んで歩く
日鳥夜国までタクシーで行くらしい。お金やばい事になりそうな気がする
くろわたが金持ちでよかったわおほほほ
そのお金がどこから来てるかは分かりまてん
腎臓売ってる?
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ぱちぱちという火花が飛び散る音で目が覚める。
相変わらず空は暗くて、そこら中は血がとびちったり澱んでいる
どうやら近くの川でまだ生きてた魚を鶴雨が焼いてるみたいだった
『……おはよ…』
寝起きで回転があまり回らない頭を軽く叩いて、鶴雨の方に近づく
ああ、暖かい…私がいた世界は夏なのに、この場所は冬かっていうくらい寒いな
鶴雨「もうすぐで焼き終わるぞ」
『ありがと…』
そういえば昨日、妖怪とか怪異ぶっ倒した後、鶴雨と戦ったんだよなあ
お互い面白くなって森巻き込んで、挙句の果て木数本切っちゃった
鶴雨のあの顔……私は分かる。戦闘狂の顔してた
気が合うわ〜
ガサ、ガサガサ
『誰?誰かいる?』
近くの森からガサガサという草をかき分けてこちらに向かう音が聞こえる。
戦闘態勢に入って、両方とも武器を構える
鶴雨「……きっ、亀十…?」
亀十「あ゛ーもう!アンタやっと見つけた!何をしていたの!?この1年間!」
『いやだれ?』
鶴雨「…古い友人だ。1年前まで共に行動していたがはぐれてしまって…」
亀十「……あぁらあらあら!新しい仲間が居たようね鶴雨……私は一人だったというのに!いい度胸じゃない!薬キメられたい訳!?」
鶴雨「それは御免だ…というかはぐれたのはお前の方だろ!」
亀十「なに?!私のせいだと言いたい訳!?」
鶴雨「当たり前だろこの負け亀!」
亀十「はぁ〜!?ふざけないで短命!」
『いや……落ち着いて??』
2人の間に入って止めようとしたら女の方に軽く吹き飛ばされる
いやいや、痛い
何お前さん?やば、好き……強……戦いたい…
亀十「悪いけど、この短命鶴と今から殺し合うから!死にたくなければ離れててちょうだい!」
『いやいや鶴雨の主見つけないと』
亀十「主!?……あ、主…!私も、見つけないとだったんだわ!」
鶴雨「…尚更じゃれ合いなんてしてる暇なんかない」
亀十「……とっっても癪に障るけど、まあ、今回だけは手を貸してやってもいいのよ短命?」
鶴雨「負け亀の力なんて借りたら俺まで妖怪に負けてしまうだろ!兎如きに負けた弱虫め!」
亀十「あれは!あれは反則でしょうが!!」
『……うさぎに負けた亀?』
鶴雨「こいつは兎に負けたんだ!余裕な顔してたくせに負けてたよなぁ!!?」
亀十「うっさいわね!少し黙れないわけ!?そんなんだからアンタ主に駒として見られるのよ!」
鶴雨「俺はそれでも充分嬉しいが!?!」
亀十「あらあらじゃあご褒美のなでなでも貰わなくても平気なのねえ!!たまに甘えてくる主も見た事ないんでしょうあら可哀想に私は何度も甘えられてるわよぉぉぉ!?!」
鶴雨「ンだと貴様ァァァァ!!」
亀十「何よ私とやろっての?!!!!」
『……あ、妖怪』
鶴雨「右は任せろ左は頼むぞ」
亀十「分かったわ」
鶴雨「……あ、?居ない?」
『仲良しだね』
亀十「……」
鶴雨「……」
鶴雨「犬は食えるのだろうか?」
亀十「あの耳はオオカミよ。菌がないか心配だけど飢えはしのげそうね」
『ごっっめん!!ごめん!!』
なんとか和解?してくれたみたいで口論はしなくなった。
どうやら彼女は亀十という名前の人らしい。うさぎに負けたことまだ根に持ってる
あと、なんか……自作の薬持ち歩いてるとのこと…やばい方かやばくない方かはわかんない。試したことある鶴雨から聞いたけど、『トぶ。』それだけ言われた
何がトぶんだよ!!
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チャシー「アリス。」
静かで何も無い草原。風が吹いて、アリスの髪がなびく
ゆっくりとこちらに振り返って、ほほ笑みかける
アリス「あー、みつかっちゃった…」
チャシー「…なんでいつもここに居る?」
アリス「ん〜、なんでだろう!なんかね、気づいたらここに居るの」
えへっ、という笑いを零して子供らしい笑みを見せる
何も持っていない手ぶらの状態で城を出るのはやめて欲しい…
チャシー「帰ろう。」
アリス「うん、わかった!」
チャシーの方に駆け寄って隣に並ぶ
ぎゅっ、とアリスの手を掴むと優しく握り返してくる
アリス「ねえねえチャシー、今日ね、夜目が覚めたの」
チャシー「そうか」
アリス「チャシーはどこ行ってたの?」
チャシー「…トランプ兵の所だよ」
アリス「ビトくんとレイビちゃんが主属してる宗教のところ?いーな〜私も行ってみたい!」
チャシー「…」
城に着くまでアリスが一方的に話かけてくるから、その話に相槌を打つだけ
こう見ると本当に妹のような存在に見える。幼い姿で、子供みたいな笑顔
いつまでも変わりのない、アリスだ
この関係がもう途切れることなく続けば良いのに
チャシー「アリス、人探ししていただろう?」
アリス「うん!たしかね、ココロ様に、歴史を記憶する能力を持った人物を連れてきて欲しいって。どうしたの?」
チャシー「……見つけた」
アリス「えぇ!?!ほんと!?」
チャシー「本当」
アリス「さすがチャシーだねっ!!すごいすごい!🎶」
アリス「えっとじゃあ、明日くらいには神界に行かないと…」
アリス「…ありがとう、チャシー!」
腕を首に回して抱きついてくるアリスを、抱きしめ返す
耳元で喋るアリスの声がとても癒される。かわいい。
アリス「ご褒美あげようね!なにがいい?そういえばチャシーって何が好き?ケーキでも作ろうか?」
チャシー「…そうだなぁ」
…ケーキはあんま食いたくないな。甘いものはもうゴメンだ
なら何にしようか。体が小さくなる飲み物?それとも花共の歌でも聞きに行くか…
……
チャシー「…じゃあ甘えていい?」
我ながらに情けない事をよく言えたと思う
でも、甘えるだけならいいだろ。いつも他のやつに取られてんだし
アリス「いいよ!チャシーいつも我慢してるもんね!……思ってることはちゃんと言うんだよ?」
チャシー「わかっているよ。でもまあ……今はそんなことどうでもいいから。早く帰ろう」
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アル「いたい、いたいたい……なに、」
あまりの痛さで目が覚める。
…そういえば俺はネオンと寝ていたな…こいつ寝相悪すぎる。俺を下敷きにしていたぞ
ふと時計に目をやるともう7時を過ぎていた。やばい、こんなに眠ったのは久しぶりだ。
ネオン「ん”ぁ”〜‼️‼️‼️」
アル「うるさっ!」
青葉「…起きたのか」
アル「うわびっくりしたっ!」
青葉「ぁ……ゴメン……なさい……」
アル「謝ることじゃないよ。」
アル「朝食ってもしかしてここないのか?ないなら俺が作るぞ!」
青葉「朝食は9時から。それまでまだ時間はある」
アル「ああそう……」
あ、そういえば……
ラルクア様、朝食食えているだろうか
料理はからっきしだからなぁ……
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レナード「ワーーーラルクア様煙でとるーーーーー!!!」
ラルクア「あ、アル早く帰ってきてーーーーーー!!!!」
リリー「あの悪魔に縋るなんて、神もこの程度…」
こあ「その悪魔に負けた悪魔も、その程度」
リリー「今なんと?」
こあ「アルに負けたリリーちゃん!」
リリー「……死にたいのですね!!」
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1日投稿遅れて申し訳ありませんでした…!!
シピーちゃんにげて超逃げて
亀十、そんな物騒なもの持たないで……鶴雨は珍しく声を大きく出してますね
チャシーはなにもん?ですね。なにもん?なにもんなのー?!
ただアリスの事は本当に大好きな模様
影の最高神揃いましたね!おめでたい
アルビーとツルギも対面しちゃったようで……おめでとうまたあの頃に戻れるよツルギ!
新キャラざっと紹介
アリス ︎︎ ♀ 年齢不明 種族神
一言で言えば不思議の国に自ら迷い込んだアリス
亀十(きじゅう)︎︎ ♀ 年齢不明 種族にんげん?
一言で言えばやべー薬持ち歩いてるやべー奴
スムニ ︎︎ ♀ 年齢不明 種族神
一言で言えばバブちゃん🍼
それではまた👋
コメント
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スニム可愛いわね!!赤ちゃん!!ベイビー!!!!フォォォォオオォ!!(誰かに飛ばされる音)