下着の話してます。下着を買います。
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「ちゅーや。下着を買いにいこう。」
太宰から突然言われた一言。意味がわからない。
「なんでだよ。」
「えー、だってちゅーやの下着ダサいんだもん。もっとふりふりのとかもっとかわいいのあるよ?」
あたしはこれがいいんだよ。これが1番動きやすい。
「あたしはいかない。」
「ふーん、?ま、問答無用で連れていくけどね~」
そう太宰がいうと突然ふわ、っと体が宙に浮くような感覚がした。
あ、太宰に捕まってるんだ。
そう確信したあたしはじたばたと暴れるがビクリともしない。
いつの間にかタクシーに放り込まれて、太宰がタクシー運転手に居場所を教え、がたがたと揺れながら走る。
嗚呼、もう諦めよう。そうなったあたしはぼーっと到着するまで待った。
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あたし達がきた下着屋はどうも高級感溢れる店内で、ちいさいちいさい女の子達がみたら顔を茹でたこのように真っ赤にして帰りそうなほどの下着の量。
パステルピンクの色。ワインレッドの色。さらには赤銅のような珍しい色もある。
あたしはついつい見とれてしまった。
「んじゃ、ちゅーやはそこでまってて、私がえらんでくるからね、あ、ちゃんと試着してね。」
そういいながら太宰は下着の中へと入っていった。
ひまだなぁ。
そう思いながらあたしはゆっくりと待った。
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数分後。
「ちゅーや、用意できたよ。」
そう太宰があたしを指でちょいちょいと引き寄せるように動かす。
あたし、犬じゃねぇよ。
合計4、5着ぐらいある。
ほぼ全てがピンクやワインレッド色だ。もっと地味なのはないのか。
「ほらちゅーや。着替えた着替えた。」
そういい太宰はあたしを試着室の中へ無理やり押し込んだ。
やるしか、ねぇよなぁ……
最初に手に取ったのはワインレッド色。
はっきりとしていてとても目立ちそうだ、だけどそれも魅力的になりそうな予感がする。
胸元にはちいさいリボンがあり、そこがすこし子供っぽさがでている。
着るかぁ……
シャツのボタンをひとつひとつぷち、ぷちと外し、ブラを露出させる。
ブラのホックを外し、ぽよ、と胸を出す。
……………やっぱり恥ずかしいな。
そうあたしが思いながらもいそいそとワインレッドのブラをつける。
目の前にある鏡をみる。
案外、似合うかもな。
その時試着室のカーテンがびしゃりとあいた。
「どう?ちゅーや。わ、いいね。似合うよ?」
そういいながらもにもにとあたしの胸を揉む、こいつ……
「まだあるじゃないか。遅いよちゅーや。はやくしなよ。」
そういって太宰はカーテンをびしゃりと閉めた。
これ、全部太宰にみせるのか…?
初めてこんなに書きました…(1200文字ぐらい)
後編もゆっくりあげるのでお待ちくださいね。
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