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久しぶりすぎて死ぬ😇
「待って!置いていかないでよ!」
必死に訴えている声を聞きながら地面に倒れる
俺の体を揺らしながら大きな涙を流して叫ぶ騎士のような格好をした赤髪の男の人に酷く罪悪感と悲しい気持ちが襲ってきて、まだ何か言いたかったのに俺の意識はそこでプツンと途絶えた。
桃「…なんだったけ?」
ダブルベットの上で先程まで見ていた夢の内容を思い出そうとするが何も出てこない。
意識が覚醒してもう朝かと起き上がった時、ふと自分が涙を流していることに気づいた。
なんの夢を見ていたんだろうか。
涙を流すくらいだから相当悲しい夢でも見たんだろう。
悲しい夢を見た時は大体覚えているはずなのだが今回の夢は何度も思い出そうとしても何も出てこない。
桃「でも、なんか…寂しいな…」
東京に上京してもう何年もたっていて、大学の友達にも恵まれているのに何が寂しいのだろうか?
桃「ヤバっ、今日一限からだった!!」
「あの教授遅刻絶対許さないマンだから遅刻はできないってのに…!」
すぐ側にあったパンを口の中に放り込んで俺は急いで家を出た。
赤「…ないくん……?」