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:今回:
岩本:目黒、阿部、宮ちゃんかりるよ。
目黒:うわ、岩本くん。
急に背後に現れた照に驚いたのか、目黒は1歩後ずさった。阿部は肩をビクッと反応させ、照に向けて苦笑する。
阿部:いいけど、無言で気配なく後ろに立つのやめて。
岩本:ごめん。でもそうしないと、目黒が逃げるし。
なんて会話をする阿部達3人を俺は輪の外で苦笑しつつ眺めていた。すると照が…
岩本:じゃ、行くわ。
と俺の手を引いて歩き出す。目黒が「岩本くん!?手!」なんて注意するけど、照は「うるせぇあいつ…」とヘラヘラ笑ってた。
俺は振り回された後に照の隣に来た安心感か、肩の力を落とした。
岩本:てか、このショッピングモール広くね?多分俺5回迷子になってんだけど。
宮舘:確かに広いよね。
5回?なんて笑いそうになったところを何とかこらえ、照と同じように近くの店を見渡した。すると、照が「そこ行きたいかも。」と指さしたのは、本屋。
宮舘:へぇ。照にしては珍しい。いいよ、行こう。
岩本:「照にしては」は失礼じゃね?
けら、と笑う照に俺も笑みを返し、本屋へと足を踏み入れた。照は、「俺あっちいってる。なんかあったら来て。」と言って、別れた。
宮舘:なんかみんなみたいにベタベタしてなくていいかも。
思わず、そんな小言を漏らす。さっきまで傍からメンバーが離れず、ベタベタしすぎてたから、照くらいの気遣いは、普通に嬉しい。
すると、照が俺の名前を呼ぶ声が聞こえた。
岩本:宮ちゃん!ちょっとこっちきて!
少し笑い混じりの声に、俺は小走りで照の元へ向かう。
宮舘:どうしたの?
岩本:みてこれ。
そういって指さしたのは、康二の雑誌だった。
宮舘:うわ、康二。
岩本:康二が雑誌って珍しくない?買おこれ。
宮舘:じゃ俺も一冊。
そういってお互い雑誌を一冊ずつ抜き取り、顔を見合せて「後で康二に話そうな」と、笑いあった。
そんなこんなで時間はすぎ、照は佐久間と翔太へと連絡をとる。一緒に行動していない2人の名前を口にすれば、「じゃ、楽しんで」と、スマホを出したのだ。
数分後、その2人はやってきた。なんかもう、2人とも5歳児に見えるほど、駆け足で。
渡辺:りょーた!!!
佐久間:にゃは、ひかるぅ!
次回 渡辺 佐久間 × 宮舘