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けちゃside
け『お休み…ですか?』
モブ先生『風邪ひいたんですって』
昨日の出来事があった次の日
会うのが気まずいななんて思いながら、学校へ行くとまぜたくんの姿がどこにもなかった
少し気になり、まぜたくんのクラスの担任の先生に話を聞くと風邪をひいて休みだった
け(…よかった)
顔を合わせなくて済むことにほっとしてしまう
それから、まぜたくんがいないいつも通りの1日が始まった
20時
け『んん゛っ、はぁ…』
いつも通りの授業が終わり、生徒が帰ったあとで昨日のことを忘れたい一心で仕事を片付けていた
ある程度、片付きグッと背伸びをする
ふと、外を見ると空が暗くなっていた
周りを見るといつの間にか他の先生は帰っていたようで、僕とあき先生しか残っていなかった
け『あき先生』
あき『んー?』
け『僕、帰りますね。戸締りお願いします』
あき『了解ー!…あ、けちゃ先生まって!!…時間、あるよね?今から少し付き合ってもらえます?』
け『…え?』
あき先生に引き止められ、連れてこられたのは個室がある居酒屋だった
戸惑っているとあき先生が口を開いた
あき『好きな物頼んでいいよ!今日は俺が奢るから!』
け『えっと、ありがとうございます…?』
そう言うと、あき先生はニコッと笑う
料理が来るまで、しばらく無言が続く
なにか話そうかと思っていると、あき先生が口を開いた
あき『…ね、けちゃ先生。なにか悩み事があるでしょ?』
け『え…』
あき『気のせいだったらごめんねなんだけど、今日1日、なんかけちゃ先生おかしくて』
あき先生にはなんでもお見通しのようだ
け『…あははっ笑』
あき『えっ、なになに!?』
け『いーえ、あき先生には隠し事は出来ないなって笑』
そう言って、僕は昨日のことをあき先生に話した
まぜたくんのこと、学校中の噂のこと
そして、僕自身のこと
あき先生は笑わずに僕の話を聞いてくれる
け『…僕はどうすればいいんでしょうか?』
あき『俺は━━━━━━━━━━━━━━』